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2021年6月13日 (日)

木星 2021/06/13

2:20目覚めました。
外を見ると木星が見えていたので慌ててベランダ天文台をオープン。濃い目の薄雲が一面に広がっていてファインダーで覗いた木星は光が滲んでいました。
撮影体制に入るころには雲が濃くなってしまいまともに写らない状態でした。雲の状態は1時間近く待っても変わらないので二度寝に入る前に試しに直焦点で写してみようと思いバローレンズとADCを外しピントを再調整して撮影に入りました。
Jup_20210613_0347
6月13
日03時47分 D=127mm、F=1500mm、直焦点、Neptune-C II
SharpCap 4.0、20ms、Gain=190、2000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

何枚か撮影していると次第に木星が明るくなってきているのに気づきました。
直焦点撮影のちっこい木星ですが木星面を見慣れてきたのでどこがどうなっているのかがおおよそ分かります。
カリストの影が右に、カリスト本体が左の縁に白い点で見えています。大赤斑も良い位置まで回ってきました。

急いで拡大率を上げますがいつもの焦点距離では露出不足なのでパワーメイトで拡大率を押さえました。
Jup_20210613_0356
6月13日03時56分 D=127mm、F=1500mm、2.5×パワーメイト
、Neptune-C II
SharpCap 4.0、20ms、Gain=260、3000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

再び雲により木星が暗くなり始めていましたが何とか間に合いました。恒星が見えないのでピントは大体の見た目で合わせています。

カリストの影が木星面から離れようとしています。カリスト本体はまだ白い点として見えています。
大赤斑の周囲をぐるっと巻き込まれるような形状だった右からの濃い縞は大赤斑の右上で途切れているように見えます。大赤斑の周囲には茶色い縞の残骸がまだ取り巻いているようです。それにしても大赤斑がこちらを向くときは条件の悪ことが多いですな。

雲が薄れたのは15分間くらいでした。二度寝に入らなくてよかった。

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