木星と土星 2021/06/22
1:20今日もふと目が覚めたので外を見ると昨日のように高度の高い雲が白く流れていますが木星が見えていました。
ベランダに望遠鏡を出すと、雲の流れてくる西南西の丘陵の上に沈もうとしている熟れ切ったビワのように黄色い月がクッキリと見えていました。これから月の方角にある晴天域が広がってくることが期待できました。
6月22日01時46分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II
SharpCap 4.0、15ms、Gain=210、3500フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
今日最初のショットです。予想外に気流は良く最初からそれなりに写ったのでご機嫌でした。
南半球の5つ子白斑の後ろ3つが見えています。最後尾の白斑の上に少し淡い大きめの白斑がいます。
大赤斑の後ろに続くコロコロ状のグレーの縞はこのあたりでは茶色身を帯びて合体し始めています。左に行くほど幅は狭くなっていきます。
6月22日03時36分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II
SharpCap 4.0、15ms、Gain=220、3500フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
今日最後のショットです。薄雲がかかるようになり、合間を見ての撮影となりました。
上の写真から2時間ほど経過し木星は70度以上自転して左端に見えていた模様が右端に移動しています。 エウロパが木星の後ろから姿を現しました。
大赤斑の前に見られる4本の縞が間隔をそろえて整列し始めました。大赤斑が姿を現すまであと1時間と少しかかります。
この後はさらに雲の量が増えたのでこれで終了し素早く二度寝に入りました。
今日は雲に邪魔されなかったので途中で望遠鏡を土星に向けて撮ってみました。
6月22日02時18分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II
SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
土星もだいぶ明るくなって良く写るようになりました。
輪の下に南半球がはみ出してきて土星ぽくなっています。傾けた方が土星はかっこいいような気がします。
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