この先一週間は厳しい
6月4日から今日までの期間の木星の見栄え結果を「週間予報支援図(FXXN519)」にまとめてみました。
季節は夏に近づき、「良く見えた」の条件は春よりも厳しくしています。
6月8日から梅雨入り前の最後のまともな移動性高気圧に覆われて安定した気流で5夜連続して観測できました。
その後は太平洋高気圧は南に退き、それにつれて梅雨前線も南下したものの、その隙を埋めるように寒気を伴った低気圧の通過が繰り返されて高度が下がり晴れても気流は今一つでした。
寒気があると日中に発生した雲が夜半頃まで残ることが多く。10日に新月となって今夜半過ぎに満月となりますが月に望遠鏡を向けるチャンスは一度もありませんでした。
この先の等高度線の変化を見ると26日から3日間高度が上がって晴れれば期待が持てそうですが、これは東経135度での変化なので関西以西は良さげです。
関東はこの時、北上する台風と梅雨前線の影響を受けそうで晴れ間は期待薄です。台風が大きく東にそれることを期待。
台風が抜けた後の月末以降の高度変化も期待できそうですが太平洋高気圧が強まって梅雨前線が北上してくるので本格的な梅雨空が多くなりそうです。
上空の寒気が来ても春とは違って等高度線は開いていてそこそこ模様も見えます。ちょっとした前線の動きで雲が切れるタイミングを逃さないことで深夜にふと目を覚ます訓練が欠かせません。
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