木星 2021/07/30
高い所の雲がありましたが南東の空に木星が光っていたので22時から観測開始。まだベランダに吹き込む南風が強くフードを付けると800×600のROI範囲内を木星が大きく揺れて時々飛び出すくらい揺れました。
タイトルは7/30ですが撮影は29日夜半前です。
7月29日22時12分~18分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、3000フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
まだ高度は25度くらいしかありませんでしたが大赤斑が中央を過ぎたばかりで我慢できずに撮影しました。
低い高度の割には昨日より気流は少し改善したようで大赤斑の芯が写っています。
例のコブはどうなったのかよく分かりませんが大赤斑お北側に盛り上がっている縞は以前より太く感じます。
大赤斑を回って右に延びていた縞は薄くなって途切れたようです。
北半球中緯度の2列の暗斑列の北群はミミズ縞の真ん中くらいまで進みました。ミミズ縞が薄くなったような気がしますが気流のせいかもしれません。
7月29日23時39分~43分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×5、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
8回の撮影でDe-rotationしようとしましたが後半3枚は雲がかかってキャンセルし5回で行っています。それでも高度が10度上がって35度くらいになり写りが少し良くなっています。
大赤斑は欠け際まで進みました。 五つ子白斑の3つが見え始めています。
赤道北の濃いエビ茶縞の北にある2つの斑点は同じ緯度にある斑点の中で最も色の濃いものです。
日付が30日に変わる前に急に曇られました。レーダーを見ると東京埼玉県境付近に南北の雨雲列が東進中で、それに向かって南から流れ込む気流で発生したようです。急に雨雲が湧く恐れがあったのでベランダから撤収しました。
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