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2021年7月19日 (月)

木星 2021/07/19

前夜の電視観望から引き続き木星観測になだれ込みました。
深夜時間帯になるにつれ南風は収まりました。やっぱり真夏は深夜から明け方のほうが熱気が消えて下層の対流活動が収まって気流が安定するようです。

Jup_20210719_0017
7月19日00時14分~20分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

昨日観測を打ち切ったあたりからの再開となりました。見どころの無いエリアです。


Jup_20210719_0128
7月19日01時25分~31分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

このあたりから急に沸いた雲に邪魔されながらの撮影です。雲は北から流れてきて湧いたり消えたりして木星を時々隠します。昨日は南から流れてきていましたから太平洋高気圧の一部が関東の西に移動したということでしょうか。

大赤斑前方の縞が揃うあたりです。南半球の濃い縞はコロコロ感がなくなってきました。
その上の縞は左に行くにつれてささくれだったような形に変化しています。


Jup_20210719_0226
7月19日02時22分~29分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

眠いし雲が広がり観測打ち切りと思ったところで急に切れ目ができて木星が見え始めました。
大赤斑が昇ってきています。17日の1枚目とほぼ同じ位置です。

ささくれだったような形の縞は大赤斑に向かい渦の塊のように変わりました。大赤斑が影響を与えているようです。
あと1時間頑張れば大赤斑がしっかり見えてくるのですが再び雲が広がり終了。
安定した気流のもとで3晩かけて木星全体を撮影することができました。

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