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2021年7月16日 (金)

メニスカスレンズ清掃

今日の未明の木星撮影中30分以上雲の切れ目待ちからやっと薄雲がかかっていない空域に出たのですがモニター上の木星が薄暗くgainを上げないとはっきり見えなくなっていました。

ひょっとしてと思いベランダに出て望遠鏡を覗き込むと望遠鏡のメニスカスレンズが結露で曇っていました。フードを付けているのですが防ぎきれませんでした。

望遠鏡を架台から外して室内で扇風機の風に当てて乾燥させたのですが、どうもわずかな曇りが残ります。よく見るとレンズに付いた微細なホコリでした。

雲が発生するときは湿度100%だけではだめで雲粒の核となるものが必要です。同様にレンズ面に細かいホコリがあるとそれが核となり結露しやすくなります。

前回レンズ清掃したのは1月初めなので半年以上経過。晴れていればたいていベランダに展開して使用後はブロアで吹いてから収納していたのですが春先の強風のホコリや花粉のような細かいものはレンズ面に吸付いてしまったのでしょう。

さっそくシルボン紙3枚を折りたたんで厚みを持たせて無水アルコールをしみこませ、メニスカスレンズの中心から螺旋を描くように周辺部に向かいゆっくりソフトに乾きムラを残さないよう拭き取りました。

今日で梅雨明け。去年より半月も早く明けてくれました。レンズの曇りも取れて木星の迎撃態勢は整いました。

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