海王星 2021/07/21
雲の隙間から土星を撮影後、一旦寝落ちしていましたが1時間ちょっとで復活。
4時頃には大赤斑が見えてくるのでその前に海王星の拡大撮影にチャレンジしてみました。透明度と気流の状態が良くちょうど南中を過ぎたばかりで今がチャンスです。
7月21日03時42分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、80ms、Gain=450、1000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
自動導入とはいえアライメントの精度が低いので木星拡大撮影の設定で一発導入できるわけがなく星図とファインダーでじっくり周辺を捜索してやっと画面に現れました。
本当なら拡大率を落として写野を広くすれば楽なのですがピント位置を変えた後、拡大率を戻して暗い海王星でピントを合わせる方が至難の業です。
独特の青緑色。何とか丸く写った直径が約20ピクセルで角度にすると2.35秒になるので海王星に間違いありません。ただ丸いだけでどこが北極だか南極だかは分かりません。
拡大率は下の木星と同じです。実際の大きさは木星のおよそ3分の1ですが木星までの距離の7倍以上遠方にあるのでこんなにちっこく見えます。
続けて海王星よりは敷居の低い天王星に向かいましたがこちらは庇にかくされていたので断念。
最後に大赤斑の見え始めた木星を撮影
7月21日04時00分~06分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
コロコロ感のあった縞は大赤斑を前にいくつかのふくらみを残して縞に変化しています。
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