木星 2021/07/22
連休なので23時から観測スタート。
今夜は大赤斑が正面を向き、3つの衛星が木星の脇にそろうのが見られるので拓郎のように「朝までやるぜ」と気合を入れていましたが、すでに南から流れ込む断雲列が発生し夜空に散らかっていていやな雰囲気。
気流の状態も日付が変わってもなかなか安定せず深夜1時前頃から改善しました。
7月22日00時59分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
雲に邪魔されるので1枚ものです。
大赤斑の左上は渦で縞が乱れてダイナミックです。
右に延びる濃い縞の中の渦と思われるコブが大赤斑に接近してきました。
7月22日02時14分~22分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑が中央付近のタイミングで断雲が大量に押し寄せ撮影できず。ようやく連続撮影できたのでDe-rotationしてみましたが気流があまり良くないので効果は?です。
北半球中緯度のミミズ縞の左下に2本の黒斑点列があります。17日の画像と比べて北側の粒のそろった斑点群は南側群より右への移動速度が速くミミズ縞に追いつきそうです。
7月22日04時30分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを67%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
今日一番見たかったのはこれでした。明け方気流が悪く衛星が暴れて丸くなってくれないのと日出10分前でカラーバランスが崩れていますが朝まで頑張った甲斐がありました。
3つの衛星が木星の左脇にそろいました。上からカリスト、ガニメデ、エウロパです。カリストとガニメデは木星の後ろ側から出現してきました。エウロパはこれから木星面上を経過していきます。その影が木星面に落ちています。
五つ子白斑もそろってにぎやかです。スバラシイ。
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