夏の赤い星雲を電視観望 2021/08/10
21時からベランダ天文台をオープン。前日のバカ風はすっかりおさまり緩い北風が吹いています。日中は猛暑でしたが少し湿度が下がった感じで立秋を過ぎて初めて北から流れ込んだ気流によりちょっと過ごしやすくなりました。
木星を導入して見たところ高度の低さもあってか前日に近い揺れ方をしていたので高度が上がるのを待つ間、6cmの屈折望遠鏡に乗せ換えて夏の赤い星雲をめぐりました。他に目もくれず木星ばかり撮影していたので夏の星雲星団をほとんど見ていなかったのです。
全て撮影したものをトリミングして35%縮小ですが各星雲の縮尺は同じになっています。露出時間はM8が4分、他は5分です。
8月10日21時26分 D=60mm、F=355mm、Neptune-C II、UV/IUCut、SharpCap 4.0、5s、Gain=350、48フレームライブスタック、トリミング、35%縮小
いて座のM8です。左寄りの星の集まりは散開星団です。
8月10日21時32分 D=60mm、F=355mm、Neptune-C II、UV/IUCut、SharpCap 4.0、5s、Gain=350、60フレームライブスタック、トリミング、35%縮小
いて座のM20です。北に広がる青い部分もかすかに見えます。
8月10日21時40分 D=60mm、F=355mm、Neptune-C II、UV/IUCut、SharpCap 4.0、5s、Gain=350、60フレームライブスタック、トリミング、35%縮小
へび座のM16です。M16は赤い星雲と背景の散開星団を一緒にしてメシエ番号が付けられています。
8月10日21時48分 D=60mm、F=355mm、Neptune-C II、UV/IUCut、SharpCap 4.0、5s、Gain=350、60フレームライブスタック、トリミング、35%縮小
いて座のM17です。
各画像のタイムスタンプを見たら8分ごとに1個の星雲を撮影していました。明るい空なので長い露出がかけられませんが短時間でも結構楽しめます。
大きく広がった対象は木星のように気流の影響も気にせずお気楽です。
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