木星 2021/08/03-08/04
関西方面にあった熱帯低気圧が日本海に抜けると、そのあとを埋めるように下降流域が東から覆ってきて午後になると空の色が一段と青く深みを増しました。
しかし夜に入ると下層の湿った空気により発生した低空の断雲が速いスピードで南から押し寄せ、隠されるたびに木星が点滅していました。
8月03日21時58分~07分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×7、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
初めの頃は低空の雲の邪魔が多かったのですが遅くなるにつれて減ってきました。雲のかかっていないときの木星像はかなり良く、下層の雲周辺だけ気流が悪く上層は下降流で安定しているようです。
大赤斑の北を回って茶色の縞が左方向に伸びています。3日の3枚目と比べても確実に伸びています。
8月03日23時53分~01分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
流れ込む断雲は減りかなり気流の状態が良かったようで五つ子白斑をとらえた画像ではこれまでで一番の写りです。コロコロ縞のグレーも濃淡が分かります。
8月04日00時49分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=380、3000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
気流が良かったので土星もついでに。
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