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2021年8月20日 (金)

木星 2021/08/19-08/20

朝鮮半島付近にある寒冷渦の南東側に当たる西日本から東海にかけては南から北上する暖湿気の影響で相変わらず強い雨が降っていますが関東地方南部は南東にある太平洋高気圧のギリギリ圏内で持ちこたえて晴れています。しかし上空に吹きあげられた動きの遅い薄雲が時々流れ込んできて見栄えを悪くしていました。
この夜は大赤斑がこちらを向くタイミングでした。このあたりを見るのは久しぶりなので気合が入ります。

Jup_20210819_2216
8月19日22時13分~19分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がり薄雲が去って撮影開始。昨日の続きの位置からです。
大赤斑の縁が左端に見え始めています。
大赤斑から右に延びていた細い縞はこの範囲では淡くほとんど見えなくなりました。
コロコロ縞から変化したコブ状の組織が大赤斑に向かっているのは相変わらずです。

Jup_20210819_2346
8月19日23時43分~49分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

北半球中緯度のミミズ縞は左端が分断しています。しばらく見ない間に暗斑北群がミミズ縞を右に追い抜いて先に進んでいます。
大赤斑にコブが巻き込まれようとしています。左上では赤道付近の縞まで南に引き込まれているように見えます。

Jup_20210820_0120
8月20日01時16分~23分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が沈む前に五つ子白斑が見えてきました。
北半球中緯度の暗斑南群は左方向に移動しミミズ縞から離れました。
このとき気流がそこそこの割に大赤斑の芯が写らず、後方のグレーのコロコロもモヤっとしていたのでもしやと思いピントを確認してみたらずれていました。機械的にずれたのではなく気温が下がったことにより望遠鏡が収縮してずれたのでした。21時頃から観測を始めて3度くらい下がっていました。収縮といってもほんのわずかですが拡大率が高いのでズレも拡大されてしまうのですね。

Jup_20210820_0246
8月20日02時43分~49分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の左端が見えなくなるころには五つ子白斑が中央に勢ぞろいです。
ピントを合わせたのに今一つなのは木星が西に傾いて高度が25度くらいに下がり南西のマンションの上空に差し掛かっていたからでした。木星は19時に衝となりますので欠け際の無い満木星です。
これで昨日の1枚目の写真から木星を一回り見ることができ満足して眠りにつきました。

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