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2021年8月19日 (木)

木星 2021/08/18-08/19

太平洋高気圧に近い関東南部は夜に入ってもほぼ快晴状態がずっと継続。ベランダに吹き付ける南風で望遠鏡が揺れるものの昨日のような雲ストレスが全く無いので気分よく木星観賞ができました。これだけ安定して晴れたのは台風が来る前の8月初めころ以来でしょうか。

Jup_20210818_2114
8月18日21時11分~17分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、5000フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

木星の高度はまだ30度に達していませんが気流の状態は昨日と比べだいぶ良くなり白斑もしっかり写りました。
コロコロ縞が中央付近で細くなっています。その左からグレーの縞の北側に貼りつくように海老茶の縞が見られます。北半球にある濃い海老茶縞に対応した南半球の海老茶縞ですね。

Jup_20210818_2302
8月18日22時59分~05分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

高度も上がり良く見えるようになりました。南風だけは収まりそうにありません。
北半球中緯度の中央やや右の白斑の後ろあたりから左にグレーの縞が伸びています。
南半球の色付き白斑付近から発生しているグレーのもじゃもじゃした縞は左にある小さな白斑あたりで途切れています。
白斑やオレンジ斑、大赤斑などの渦の後ろ?側に発生する縞の色はグレーになるのでしょうか。

Jup_20210819_0018
8月19日00時15分~20分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

日付の変わる前後が一番気流が良かったようです。
上の写真で北半球中緯度に見られたグレー縞は中央やや左にあるオレンジ斑で途切れています。このオレンジ斑は右上にある白斑と南北に並んで8の字を表現していたやつです。
北半球の海老茶縞の中央付近にポチっと白点が見られます。

Jup_20210819_0159
8月19日01時55分~02分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

夜も更け見どころの少ない面が続き眠気との戦いに負けを認めて
これが最後のショットです。
南半球のコロコロ縞は合体してコブ状に変わり北側に貼り付いていた海老茶縞と分離して2本の縞になっています。
南半球高緯度のグレーの中にオレンジ斑が見えます。

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