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2021年8月 5日 (木)

木星 2021/08/04-08/05

南海上は熱帯低気圧だらけになってきましたが、熱帯低気圧の上昇流が太平洋高気圧を強めるので関東地方は東から張り出す太平洋高気圧の尾根に当たり下層から上層まで風が弱く強い下降流域となっていて高い透明度と安定した気流が継続しています。
熱帯低気圧周辺の下層の暖湿気が流れ込み始めるまでは楽しめそうです。

Jup_20210804_2302
8月04日23時01分~03分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×4、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

北半球中緯度にオレンジ色付き斑が縦に2つ並びました。数字の8を表現しています。
南半球中緯度の白斑は南側が北側に追いついてきました。
この後大赤斑が見えてくるので1時間ほど寝て体力温存しました。

Jup_20210805_0039
8月05日00時36分~41分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×6、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

南半球高緯度にオレンジ色付き斑が見えます。
この付近のコロコロ縞はコブの中が白く抜けてリング状です。

Jup_20210805_0129
8月05日01時26分~33分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑登場。コロコロ縞はいつの間にかグレーから茶に変色し大赤斑手前で次第に細く直線状に変化しコブも横に引き延ばされ扁平になっていくように見えます。大赤斑近くとその手前では縞を流す風速に違いがあるのでしょう。
大赤斑の右下、白いゾーンの南で赤茶系の細い縞が始まり右に続いています。

Jup_20210805_0235
8月05日02時33分~39分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×6、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑のすぐ右下に小さな白斑があるようです。
大赤斑の右下、白いゾーンの南の赤茶系の細い縞は明らかにここから始まっています。
北半球のミミズ縞は後ろが伸びて長くなったかな。

Jup_20210805_0330
8月05日03時25分~35分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×12、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の後ろ側の乱れはすごいですね。赤道近くまで影響しているように見えます。
大赤斑の北を回って左方向に伸びている茶色の縞は次第に淡くなって北側のグレー縞と混ざっているようです。

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