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2021年9月10日 (金)

天王星 2021/09/10

木星が南西の空低くなってしまったので次の目標に向かいます。海王星はちょうど雲がかかっていたので天王星を導入してみました。8月中は庇の向こう側で見ることができませんでしたが季節が進んでギリギリ庇から姿を現すようになりました。

Ura_20210910_0240
9月10日02時40分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、30ms、Gain=450、3000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

木星と同じ拡大率で撮影しています。視直径3.6秒、明るさ5.6等級。ピントはシャッタースピードを長く、Gainを上げて像を明るしてバーティノフマスクを使いました。
単純な緑の円盤像ではなく右が明るく左が少し暗く写っています。


衛星を撮ってみる
Ura_20210910_0322
9月10日03時22分 D=127mm、F=1500mm、ASI294MC、SharpCap 4.0、4s、Gain=440、15フレームをライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、150%拡大

天王星の衛星は暗いので光量を稼ぐために直焦点撮影とし、ライブスタックしないと写らないのでカメラをセンサーサイズの大きなASI294MCに変えました。
シャッタースピードとGainを調整するとライブスタックできる設定を発見。1分間の撮影です。
4つの衛星が写りました。いづれも15等級よりは明るい衛星です。天王星は露出オーバーで大きく膨張して写っています。右に同時刻の衛星配列を比較のため張り付けておきます。
ミランダも位置的には分離できていそうです。16.5等級と暗いですが矢印の先、天王星が作る回析リングの中にかすかな光点が見えます。

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