木星 2021/09/27-09/28
金星の処理を終え18時前には木星が見え始めていたのでそのまま続けて望遠鏡を木星に向けました。
9月27日17時53分~56分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=340、5000フレームを60%スタック×3、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
導入してピントを合わせると木星面に黒い点が見えたので高度が低かったですが撮影しました。
エウロパの影でした。小っちゃいですね。
9月27日19時06分~14分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
高度が上がるにつれて気流が安定してきました。
コロコロ縞の中央付近のコブがリング状に写っています。
この後ガニメデの経過が始まるので期待が持てます。
9月27日20時27分~31分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×4、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
ガニメデが木星に接近、接触してくる間は雲がかかって見えませんでした。ようやく雲の切れ間からの撮影で気流が荒れました。
大赤斑の左上でガニメデの木星面経過が始まりました。木星の左縁は日出ラインになっているので照度が低く相対的にガニメデは明るい光点として写っています。気流が悪いので濃淡も分かりません。
9月27日21時41分~51分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×12、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
雲が多い中で大きな晴れ間が訪れ雲から離れて気流が回復しました。
大赤斑がほぼ中央でガニメデ本体、白斑列と今回も役者がそろいました。9月20日のときはガニメデの位置にガニメデの影が落ちていたので同じような写真に見えます。
大赤斑の右上で折り返していたコロコロ縞の一部が北を回って左側に流れ込むようになりました。
ガニメデ本体は真っ黒につぶれて写っちゃってます。でもガニメデ本体の右下に明るい模様があるため欠けたような形に写るのはお約束。
五つ子白斑先頭は間もなく大赤斑の左端に取り付きそうです。
この後しばし曇って日付が変わるころ再び晴れてガニメデの影の経過が見え始めましたが高度が下がって気流も悪くなり不採用。
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