ネーパー拡大 2021/09/22
木星の周りに雲が増え高度も下がったので寝る前に南の空高く光り輝く満月を覗いてみると右側の欠け際ギリギリに大きなクレーターがあったので撮影してみました。
9月22日00時58分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、8ms、Gain=200、3000フレームを25%スタック、RegiStax 6でWavelet処理 60%縮小、トリミング
ネーパー(144km)です。
月の縁にあるクレーターは見にくいためか名前が紹介されているものがあまりありません。幸いこのクレーターは「月の地形観察ガイド」に名前だけ書かれていました。
月の首振り運動によりこの日は東側がこちらを向いていたのでクレーターの内部が見下ろせる角度になっています。20日のピタゴラスよりも月面上を低空飛行している角度です。
現地は日没直前でクレータ内は半分日陰になっていて中央丘が向こう側のクレーター壁に影を投じています。中央丘の左上に見える白いラインはクレーター底にある小さなVIRCHOWという名のクレーター内壁上部に太陽光が当たっているのが見えています。
クレーターの左上は濃いグレーの平坦な「縁の海」という小さな海に接しています。衛星写真を見るとクレーター底も同じ色の溶岩で埋められています。
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