木星 2021/09/16-09/17
西の山の方の空は東風の吹き込みで発生した雲が湧いて雨雲のエコーも見られましたが東から南の空は雲が少なく晴れています。
さっそく木星を導入して見ると今日も北からの気流で揺れていましたが昨日より揺れの周期がゆっくりになり少し落ち着いていました。
9月16日19時04分~13分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=300、3000フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
まだ高度が低く気流の影響も大きかったですが大赤斑がギリギリ見えていたので撮影。
気流が悪くてぼやけていますが昨日の木星面より解像度が上がっています。大赤斑から五つ子白斑、色付き白斑まで同時に見えるようになりました。
9月16日19時41分~51分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×12、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
1枚目から40分も経過していませんが2枚目。
大赤斑は沈み南半球中緯度は白斑がいっぱい。五つ子白斑列から北にずれているはみ出し白斑の白さと色付き白斑の右上にある白斑の白さが目立ちます。
赤道付近の中央あたりが天体衝突閃光の見られた場所です。
9月16日20時32分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=300、2600フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
イオが木星の背面に隠れようとしていたので1ショットで撮影しました。
左にいるのはエウロパでこの後木星面を経過しながら影を落とします。が、結局曇って見られませんでした。
9月16日20時47分~57分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、3500フレームを60%スタック×12、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
雲が増え始めたので急いで3枚目。
色付き白斑が中央に来ました。右上にある白斑との距離は次第に開いているようです。
21時を過ぎると西から台風で吹きあげられた高層の雲が流れ込み、東から湿った東風で発生した下層の雲が押し寄せて挟み撃ちとなり全天に広がり終了。晴れ間が長続きしないので日を跨いだ撮影ができなくなりました。
でも週初めの週間予報からしたら3晩撮影できたのは見栄えは別として上出来でした。
| 固定リンク | 0
« 秋雨シーズンは続く | トップページ | 日高栗 »
コメント