直線の壁付近 2021/09/15
日没直後半月を過ぎた月が南の空低く見えていました。
今夜はISSが南西から北東に向かって見やすい位置を通過する予報で望遠鏡を準備していたのでウォーミングアップに撮影してみました。
気流は悪く月面はかなり激しく揺れていました。
9月15日18時05分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=250、3000フレームを20%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング
直線の壁付近です。直焦点撮影ですが気流が悪いのでシャープさがいまいち。
右から低い角度で太陽光があたっていて断層壁の影が直線状に見えています。長さは134km。
壁は大きなクレーター内にあり、クレーターの左半分が落ち込んで低く海の溶岩に埋められ黒っぽく、右側が高く白っぽい色をしています。左右の標高差は約300mだそうです。左側のクレーター壁のあったところはかすかにリッジが円形に見えています。
壁の左にあるクレーターは白っぽい飛散物が壁の右側にも連続して伸びているので壁ができた後に形成されたものと思われます。
左の方の海の中のしわしわが複雑で面白い。
このあと低い雲が広がってISSは撮影できず。
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