M27と満月 2021/10/20
上層は強い西風で寒気が流れ込み下層は冬型ですが関東南部は北西風と伊豆半島を回り込む西風が収束して断雲が湧き気流は大変乱れておりました。
10月20日17時30分~37分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
手の施しようのないボケボケでした。
それでも右端に大赤斑が沈みかけ白斑たちがぼんやり白く見えているのは分かります。
木星は冬型のゆるむ明日に期待をかけることにしてすぐに電視観望で星見に切り替えました。
M27
2021年10月20日18時50分 D=60mm、F=370mm、UV/IUCut、Neptune-C II、SharpCap 4.0、5s、Gain=400、254フレームライブスタック、トリミング、70%縮小
こぎつね座のM27亜鈴状星雲です。
赤緯が22度くらいあり庇ギリギリにしか現れないので撮影時期が限られます。
今夜は満月ですがまだ月の高度が低く離れた場所にあるのであまり邪魔されずに写りました。
色がきれいですね。肉眼では淡い白黒にしか見えませんがCMOSカメラの力を借りれば色がついてみることができます。スバラシイ。
M11
2021年10月20日19時45分 D=60mm、F=370mm、UV/IUCut、Neptune-C II、SharpCap 4.0、3s、Gain=350、201フレームライブスタック、トリミング、45%縮小
たて座の散開星団M11です。ばらけた球状星団のように星が集まっています。
満月の光がさしていますがM11の背景には夏の天の川の星屑がいっぱい。
満月
10月20日23時38分 D=60mm、F=370mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、2.5ms、Gain=0、2000フレームを30%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
せっかくの星見を邪魔する満月ですが撮影対象にはなります。月全体を写すなら悪気流の影響はほぼありません。まん丸のお月さまは健康そうで良いですな。
中秋の名月の満月からもう一か月経ってしまいました。今夜の満月は23時57分なのでほぼ満月です。次の満月11月19日には皆既に近い部分月食ですがベランダ天文台からは庇の向こう側で起こるため観測不能なので今からガッカリ。
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