木星と土星 2021/10/15
日没後、木星と金星でアライメントして撮影準備に入ると低い雲の集団に覆われて曇りました。
夕食を食べ終わるとタイミングよく雲が切れて月のちょっと上に木星が見えています。
10月15日18時59分~01分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=350、3500フレームを60%スタック×3、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
木星は小刻みな震えというよりはぶよぶよと波打つ揺れ方でした。下層の雲近辺では特に揺れが激しいです。それでも雲が遠ざかったタイミングで撮影すると揺れ方ほどにはひどくありませんでした。
大赤斑が沈んだ後です。五つ子白斑の後半と色付き白斑が見えています。
10月15日19時51分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=450、4000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
木星の南中も19時45分に早まりました。南中前後の経緯台の自動追尾がめちゃくちゃな動きになるので土星で一休みです。
10月15日20時01分~07分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
雲が減って落ち着いて撮影できるようになりました。気流も少し改善。
コロコロ縞も中央付近から左では渦状から横に引き延ばされたみたいになっています。
10月15日21時07分~13分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
左端にガニメデの一部分が見えています。5インチでは模様がどうのとかいうレベルの気流ではなくなっています。
10月15日21時57分~05分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
高度が30度を切って揺れが大きくなってきました。
見どこの少ない面が淡々と続きます。かろうじて南半球高緯度の赤斑が写っています。
今度の雨の後は等高度線の込んだ領域が上空にかかってきます。本格的に悪気流に悩まされるシーズンに入ろうとしています。
| 固定リンク | 0
コメント