木星 2021/10/10
朝自転車で出発したらいきなり雨に降られて1時間も走れずに撤収。
その後天気は回復し夕方には快晴に近くなりました。上空は依然として季節外れの夏の高気圧が覆っていて安定しています。日が沈んで下層のもくもく雲も消えて落ち着いたようです。
10月10日17時27分~39分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×14、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
日が沈んで20分後ですが大赤斑が真ん中に来ていたので撮影を強行。10月の気流とは思えない写りでした。
大赤斑と白斑列先頭の中心が並ぶまであとわずかです。
大赤斑の左下に3つの暗斑が見えます。
大赤斑の右からくる海老茶縞は北を回り込むものと折り返すものが50:50でしょうか。
左の方で線を引いているのは12分間のイオの軌跡です。これから木星面経過に入ります。
10月10日18時14分~24分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×12、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
五つ子白斑と平べったい白斑が良く見えます。
大赤斑の左下の3つの暗斑はさらに左に続いています。
イオが木星面経過中ですが12ショットのDe-rotationのため像が伸びて溶け込んでしまっています。
10月10日19時01分~02分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×2、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
イオの影の経過が始まりました。2ショットでのDe-rotationのためか木星面経過中のイオの姿が赤道直下中央やや右に薄いグレーで見えています。
大赤斑後方のコロコロ縞のグレー渦が規則的に並んでいます。
10月10日19時42分~49分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
イオが木星の端に移動して明るく見え始めています。
コロコロ縞は色付き白斑の北あたりで少し南にカーブしています。そのためおそらく下に隠されていた海老茶縞が見えています。
10月10日20時26分~33分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×8、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
もうすぐイオの影の経過も終わりです。
木星の静かな面に変わり気流も少し荒れてきたので今日はここまでにして電視観望に切り替えました。
この先の予想を見ると季節はずれに強かった夏の高気圧も終わりが見えてきました。
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