木星 2021/11/05
日没頃少しキレの悪い雲が近づいてきて心配しましたがすぐに消散して快晴に戻りました。
高気圧に覆われてきて日中吹いていた北風も弱まり期待の持てる天気です。
11月05日17時01分~09分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
1ショット試し撮りして気流が良いことを確認。
五つ子白斑の1番目が見え始め、左欠け際に大赤斑の縁が見え始めています。今日は期待大です。
赤道直下中央に見える薄暗い小さな斑点はエウロパの木星面経過中の姿です。
11月05日18時00分~08分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑の芯も見えています。五つ子白斑が良く見えています。
赤道直下右端にエウロパが白い光点で見え、その影が左端にかかり始めています。
11月05日19時01分~11分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×12、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
夕方から1時間に1℃のペースで気温が下がっているので撮影の都度ピント合わせが必要です。
3番目の白斑は小さいです。大赤斑の左端と同じ経度に間もなく並びます。
大赤斑は一時期より赤みが戻ったでしょうか?。それとも視直径が小さくなったので凝縮効果で赤が濃く見えているのでしょうか。
北半球の海老茶縞の中央付近は白とグレーの雲が湧きたって分断されたようになっています。
11月05日20時01分~09分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
エウロパの影が大赤斑に追いつきました。
北半球中緯度のミミズ縞から続くオレンジ縞の南に貼りつくように暗斑が並んでいます。ミミズではなくムカデ縞です。
11月05日21時00分~08分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=350、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
高度が下がって30度を割り込み少し気流が悪化し始めました。
大赤斑は沈み左の縁だけがほんのり赤みを見せています。南半球は白斑祭りの後半で色付き白斑とぼやけ白斑が中央です。ぼやけ白斑は以前の真っ白さが弱まりました。
今夜は雲に邪魔されず大赤斑近辺が良い気流の下で見ることができてかなり満足です。
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