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2021年12月 9日 (木)

木星と金星 2021/12/09

5日ぶりにやっと晴れました。南の空にはいつの間にか月もめぐってきています。
地上は北風も収まり上空も等高度線が緩んでいて寒気の流れ込みも無いので日没とともに期待を込めて望遠鏡を金星に向けました。

Ven_20211209_1630
12月09日16時30分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1ms、Gain=50、20000フレームを10%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

金星の欠け際が鎌のようにシャープに写っています。期待通りかなり気流が良いようです。
視直径は44.4秒。5日ぶりに見ると急に大きく細くなったように感じます。


Jup_20211209_1641
12月09日16時37分~45分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

5日ぶりの木星は大赤斑と五つ子白斑の面を12月としてはかなり良い気流の中で見せてくれました。
白斑の1番目と2番目の間隔が開きました。

Jup_20211209_1722
12月09日17時18分~27分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×12、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が正面です。今日は芯も写っているのでかなり良いです。じっと見ていると顔に見えてきます。
平べったい白斑がほぼ大赤斑中心の経度を通過中です。5番目が大赤斑の左端経度にかかり始めました。
平べったい白斑の右上は白斑でしょうか。

Jup_20211209_1804
12月09日18時00分~09分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

顔が右を向きました。頭にお皿のあるカッパのようです。
左端に色付き白斑とぼやけ白斑が見えてきました。

Jup_20211209_1847
12月09日18時43分~51分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

19時前には高度が30度を割ってきてその分気流の影響が大きくなります。
この後もう1枚行けるかと思いましたが曇ってしまったので終了です。

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