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2021年12月29日 (水)

木星と金星と水星 2021/12/29

今日は南風が入って10度を越えるとかいう予報でしたが午前中は高い所の雲が多くて日差しが弱く気温がさっぱり上がりませんでした。
いよいよ年の瀬大詰めで冷え込んだCRを走る自転車乗りも減って閑散としていました。

これまで金星の撮影はUV/IRカットフィルターを使って行ってきましたが、青空の中で撮影するようになってきたのでIRPass685フィルターも使って結果を比較してみました。

Ven_20211229

気流もまあまあ良かったので比較して意味のある結果が出ました。
IRPass685フィルターのほうがシャープに写りました。近赤外では気流の影響を受けにくいといわれていますがその効果でしょうか。
おまけで大きさ比較のために同焦点での木星も並べました。赤道方向の視直径は35.4秒。ほぼ半分の大きさです。

視直径は59.5秒。日が当たって見えている部分の輝面率は4.1%です。
ほほ1分の大きさです。月の約30分の1の大きさ。視力0.5の人なら2×2ピクセルの分解能となるのでコントラストが良ければ肉眼でも欠けて見えるかもしれません。

近くに水星もいたのでついでに撮影
Mar_20211229_1615
12月29日16時15分 D=127mm、F=1500mm、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1ms、Gain=150、20000フレームを10%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

視直径は5.6秒。これから年明けの内合に向けて近づいてきます。日が当たって見えている部分の輝面率は84%でまだ丸みを持っています。


Jup_20211229_1657
12月29日16時53分~01分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、350
0フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

日没後のラッキーイメージタイムでしたが昨日よりも揺れが大きくなっていました。
高層のジェット気流の揺れよりも周期の大きな揺れなので下層に流れ込んだ南風の影響が大きいようです。

この後はボケてしまってボツ。年明けまでまともに写る気流ではなくなるようです。

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