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2021年12月11日 (土)

木星と金星 2021/12/11

日中は穏やかで気温も上昇し弱い南風も入りました。しかし上空の風の弱い領域は過ぎ去り西風は強まりつつあります。この季節3日連続で安定した気流はあり得ません。

Ven_20211211_1627
12月11日16時31分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1ms、Gain=80、20000フレームを10%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

視直径は45.9秒。1日ごとに大きく細くなっていくのが分かります。
1月9日の内合に向けてこの後急速に太陽に近づいていきます。夕空での撮影は高度が下がって難しくなるので高度の高い日中青空の下での撮影に戻すことになります。

Jup_20211211_1700
12月11日16時56分~04分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

昨日より気流は悪くなりましたが白斑の位置はしっかり分かります。
北半球海老茶縞の右のほうは以前切れ目ができて縞が拡張した場所です。
昨日木星の裏側を回ってきたイオが木星面を経過中ですがはっきりとは見えていません。

Jup_20211211_1750
12月11日17時45分~53分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

赤道付近中央やや右の灰色の模様がイオ本体です。左端に影を落としています。
五つ子白斑の4番目は大赤斑の南を通過し終えました。

Jup_20211211_1837
12月11日18時35分~38分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×4、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理

だいぶ気流が悪くなりました。
イオが右端まで移動して明るく見え始めています。
白斑の5番目が大赤斑中心経度を通過するのは来週16日頃でしょうか。

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