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2021年12月 4日 (土)

ASI224MCに新しい任務

今年の春に新しいCMOSカメラNeptune-C IIを購入するまでの1年間、惑星撮影、電視観望の主力カメラとして活躍したASI224MCは今は全く出番が無くなり乾燥剤とともにアイピース保存BOXの中で引退を覚悟していました。

そんなASI224MCに第二の使命を与えるためにPlayer One 2.1mmCSレンズを購入。
これにより対角150度の超広角星野カメラに生まれ変わりました。(購入時に付属していたCSレンズは行方不明)
ふたご座流星群の活動もそろそろ始まるのでこのカメラで流星を写そうという魂胆です。

昨晩木星の見映えが悪くなり望遠鏡を撤収した後でベランダの手すりにゴリラポッドのフレキシブル三脚を巻き付けASI224MCを取り付けて一晩星空へ向けてみました。
Met_20211203_1724261
12月03日17時24分UT頃 ASI224MC+Player One 2.1mmCSレンズ、30S、Gain 80、縮小

これがベランダから見える星空です。
前の家の屋根の上のアンテナ(去年の木星はこのアンテナに邪魔された)のちょっと右の尖ったあたりが南です。南西方向にはシンデレラ城のように美しく光り輝くマンション。上の半円形に歪んで見えているのは庇です。

ASI224MCはセンサー面積は小さいですが高感度が売りだったので意外とよく写っています。冬の一等星が6個、左の庇近くにはしし座も。
手すりまでカメラを出せばふたご座の全景も写野に納まりました。

ここには流星が写っています。オリオン座の四角の右上に細い線を引いています。

Met_20211203_172426
流星あたりを切り出したオリジナルサイズです。
ベテルギウスとアルデバランの真ん中を左から右に流れています。
1等星くらいの明るい流星なら写ってくれるようです。今後露出時間とGainを調整して本番に臨みます。

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