木星と金星 2021/12/28
ようやく今回の寒気は底を打って冬型も緩み始めました。
高層のジェットの強い領域も関東上空から外れて風速が落ち始めています。今日こそはとお思いでベランダに望遠鏡を展開。
12月28日16時24分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1ms、Gain=50、15000フレームを15%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
視直径は58.9秒。日が当たって見えている部分の輝面率は4.8%です。
写りがかなりシャープになりました。気流が改善してきています。期待を込めて木星に望遠鏡を向けてみました。
12月28日17時00分~08分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
ようやくちゃんとした木星面が写りました。
大赤斑が昇ってきて五つ子白斑がずらっと並んでいます。
北半球の海老茶縞の中央から右側はギザギザに波打って見えます。
12月28日17時37分~45分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
左を向いた顔が見えてきました。
五つ子白斑の5番目も大赤斑の南を通過し終わったようです。
大赤斑の北側を迂回する縞は薄いままです。
北半球の海老茶縞の中央から左側は北側に幅が広がり南縁に黒い斑点が並びます。
12月28日18時19分~27分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×10、De-rotation、RegiStax 6でWavelet処理
顔が右を向きましたが高度が下がって写りが悪くなりました。
明日は南を移動性高気圧が通過していくので雲がかからなければ期待が持てそうです。
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