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2022年2月

2022年2月28日 (月)

M98、NGC2207、NGC2613など

木星の無いシーズン。銀河を眺めて気を紛らわしています。

おおいぬ座NGC2207とIC2163
Ngc2207_stack_63frames_1260s35
おおいぬ座というと全天一明るい恒星シリウスで有名で冬の天の川に半身を浸していて銀河系内の散開星団が多くありますが、天の川から外れたあたりにはこじんまりとした系外銀河が見られます。
左のオタマジャクシみたいなのがIC2163、右の渦巻がNGC2207。
ものの本によると両者は銀河系から1億2千万光年の距離にあって衝突しつつある銀河で重力の相互作用を及ぼし合っているらしい。

おおいぬ座NGC2292、2293、2295
Ngc2292_stack_45frames_900s35
2つのレンズ状銀河(左がNGC2292、右がNGC2293)と渦巻銀河(NGC2295)です。
こちらも1億2千万光年の距離にあるのでちっこくて暗いです。
NGC2292と2293は中心部だけ明るく写っていますが衝突合体している最中らしくハッブル師匠の超高解像度写真では重なり合っているように写っています。
NGC2295は2つの銀河との関係性はなく、たまたま見かけ上近くに見えるだけのよう。

らしんばん座NGC2613
Ngc2613_stack_45frames_900s35
冬の天の川のすぐそばなので星がいっぱいです。
アンドロメダ座M31(ベランダからは常に庇の彼方で見えません)をすごく小っちゃくしたような感じです。
渦巻銀河で中心部の下にかすかに暗黒帯があるように見えますがウデの構造などは見えません。
画面右上隅の恒星の左下にもちっこいのがいます。

しし座NGC2872、2873、2874
Ngc2872_stack_45frames_900s35
細長い渦巻銀河がNGC2874、楕円銀河がNGC2872、上にあるちっこいのがNGC2873
1億3800万光年のかなたにあり3つは1つの銀河グループを形成しているらしい。
ちっこいNGC2873は15等級と暗いですがこんな望遠鏡でも写るんですね。

かみのけ座M98
M98_stack_45frames_900s35
天の川から遠く離れたかみのけ座にあり、周辺に写る星はらしんばん座NGC2613と比べとてもまばらです。
渦巻銀河です。中心付近は明るいですが周辺部は淡くほとんど見えません。

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2022年2月27日 (日)

川島の笛木醤油まで

6:00起床。
快晴の朝です。冷え込みは弱まったもののまだ0度くらいまで下がっていました。
今日は日本海の低気圧が北日本を通過した後季節風の吹き出しが予想され、それがお昼前後と予想されていました。南関東は最初南西の風で吹き出しが始まると強めの北西風に変わるので往復とも追い風をいただくために北に向かいます。

7:50出発~多摩川CR~都19、都12~ひばりが丘~県36~志木~羽根倉橋~荒川CR~入間川北岸沿い~10:40笛木醤油
都内通過時はほぼ無風でしたが羽根倉橋から荒川に出ると緩い南風となっていました。ここが北風だと手ごわいのですが予想通りの展開で楽ちんです。
川島あたりからは東寄りの風に変化して上空に吹き出しによる千切れ雲が流れ始めました。
今日の目的の一つは笛木醤油のかけせんべいを購入すること。北西風に出くわす前に笛木醤油でせんべい購入に成功。

~越辺川白鳥飛来地~越辺川沿い~R254落合橋
時間に余裕があったので越辺川沿いに北西進して白鳥飛来地をちょっとのぞき見してから入間川CRに復帰

~入間川CR~R299~飯能~県195~都28~東青梅~新奥多摩街道~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:50帰宅。
入間川CRはずっと追い風で推移。飯能市街手前で急に北西風に遭遇しました。でもそこから青梅に向かう道は平野部から谷沿いに変わるので風が弱めで助かりました。
多摩川CRからはほぼ追い風基調。今日は目論見通りの走りができて満足。

地平線近くの空が舞い上がったホコリでちょっと黄ばんだ状態に変化していました。春のバカ風シーズンの到来です。

走行距離:161km

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2022年2月26日 (土)

M61、NGC4216、NGC4298など

快晴で深夜まで月の無い夜が続いているので24日から毎晩系外銀河を電視観望していました。
今夜は透明度が落ちて途中から薄雲がかかってしまい成果はほとんどなかったのですがいくつか明るめの銀河を張ります。

撮影条件は以下ですべて同じです。
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20s、Gain=450、45フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、35%に縮小
1個の銀河撮影に15分かけています。もっと時間をかければもっとよく見えてくるはずですがある程度姿が見えれば満足なのでこれくらいで次の銀河に移動しています。

おとめ座M61
M61_stack_45frames_900s35
渦巻の3本の腕が良く見えます。かなり外側まで淡く広がっています。

おとめ座NGC4216
Ngc4216_stack_45frames_900s35
渦巻銀河を横から低い角度で見ています。暗黒帯も見えています。
左上には伴銀河らしき姿。

かみのけ座NGC4302、4298
Ngc4298_stack_45frames_900s35
左がNGC4302、右がNGC4298で両者は近接しています。
4302は真横から見ていて中央に細く暗黒帯が見られます。

おとめ座NGC4666
Ngc4666_stack_45frames_900s35
これもほぼ真横から見えている渦巻銀河
左下隅に見える小さい奴はNGC4668

おとめ座NGC4437
Ngc4437_stack_45frames_900s35
結構大きく見える銀河です。横方向から見る銀河は解説書に書いてある光度が暗くても思いのほか良く写ります。
上側に暗黒帯が見えます。

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ようやく春を感じる

6:40起床。
昨夜は遅くまで星見をしてしまいました。
快晴の朝ですが相変わらず氷点下まで下がっています。でも予報では15度近くまで上昇するそうで自転車走は楽になりそうです。
でもその前に仕事を片付けなければならず出発は見合わせ。
ちょっと前なら出勤しないと仕事ができず結局1日潰れてしまったものですが今はリモートで繋いで仕事ができます。通勤時間ゼロの効果はデカいです。
自転車に乗りたくてちゃっちゃと繋いで効率よく作業して10時過ぎには終了。何とか自転車のやる気が消失する前に終わらせることができました。

10:40出発~多摩川CR~多摩川原橋折り返し~羽田折り返し~是政橋折り返して14:20帰宅
スタートして風向きが南東になっていたので帰路の追い風を期待して羽田に向かいました。
今年初めてウインドブレーカーなしでの走行でした。いつもより3~4度高いだけなのですがずっと冷えた空気に慣れた体にはずいぶん暖かく感じるものです。

走行距離:84km

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2022年2月23日 (水)

ドリンクボトルがひび割れていたこと

6:20起床。
快晴の朝です。南の空には下弦近い月が白く浮かんでいました。
相変わらず氷点下の冷え込みなので気温が上昇するのを待ってからの出発です。

9:40出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田休憩

さっそく日当たりの良い場所で持参した缶コーヒー、魚肉ソーセージ、アルフォートで昼食。
ドリンクボトルの水を飲むためボトルをギュッと押したところ側面からぴゅーっと水が噴射しました。幸い向きが良かったので浴びることはありませんでした。
ボトルをよく見ると側面に小さな亀裂ができていて、そこから噴射したのでした。

記録によれば購入は2019年1月なので3年間で劣化したことになります。購入額は700円程度なので十分な働きでした。
押さない限りは水漏れしないのでそのまま自転車のホルダーに差して自宅まで持ち帰って廃棄です。

~新奥多摩街道~青梅~R411~日向和田~梅郷~都45~R411~満地峠~草花丘陵周回~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:40帰宅。

帰路府中四谷橋あたりからキレの悪い雲が太陽のある空域にたなびき日差しを遮断。さすがに10度以下で東寄りの向かい風は日差しなしでは冷たく鼻水洪水となりながら帰宅したのでした。

今度の週末は待望の15度予想が出ています。キレの悪い雲が邪魔して期待を裏切らないことを願っています。

走行距離:124km

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2022年2月22日 (火)

M95、M96、M105など

今日は2022/02/22 22:22:22という2がいっぱいの瞬間が来るのですが相変わらず寒い日が続いています。
先週末は悪天で平日が日差したっぷりなのが悔しいですがほぼ自宅勤務なので日中は部屋がポカポカ暖かくTシャツの軽装で過ごせるので助かります。

今夜は月の出も遅くなったので電視観望してみました。
しし座のもう一つのトリプル銀河です。こちらのトリプルは小ぶりで暗め。

しし座M95
M95_stack_60frames_1200s35
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20s、Gain=450、60フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

明るい中心部から棒渦巻が出ています。2重リングのように見えます。

しし座M96
M96_stack_60frames_1200s35
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20s、Gain=450、60フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

中心付近の渦の外側に銀河の縁が淡くリング状に見えています。

しし座M105
M105_stack_60frames_1200s35
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20s、Gain=450、60フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

右上がM105です。左下はNGC3371でM105とほぼ同じ明るさですがメシエナンバーはありません。こんな近くなのにメシエは気づかなかったのでしょうか。
とにかく楕円銀河はあまり面白くないです。

ポンプ座NGC2997
Ngc2997_stack_60frames_1200s35
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20s、Gain=450、60フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

南に低いポンプ座の渦巻銀河です。高度20度くらいで気流の影響で星像が大きくなってます。
長い2本の腕が大きくぐるっと巻いています。

この後、かみのけ座、おとめ座の銀河群が見えてくるのですが22時過ぎてキレの悪い雲がたなびき始めてしまい晴れ間が戻るのを待てずに終了。

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2022年2月20日 (日)

M60、M100など

6:20起床。
雨が降ってます。南岸低気圧は順調に東に抜けて間もなく雨は上がりましたが北関東方面に広がってきた晴天域は関東南部まで南下せずキレの悪い雲がかかり続けどん曇り状態が続きました。晴れてくれば上空に暖気が残っていたのでポカポカ陽気になったと思われますが日差しが無かったので気温は上昇せず寒い一日。
路面がまだらに乾いてきたのは昼過ぎ。日が差せばすぐ出発できるようウェアに着替えて待機していましたが結局14時過ぎても太陽は拝めずやる気もうせて自転車走はキャンセル。

仕方ないので数日前撮影したものの不採用にしていた天体を画像処理。
この夜は月が大きく明るかったので赤外フィルターで撮影。

しし座NGC2903
Ngc2903_stack_45frames_900s
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20s、Gain=450、45フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

メシエ番号はないですがM65やM66より大きく同じくらいの明るさがあって良く写ります。棒渦巻の構造も見えます。


おとめ座M60
M60_stack_33frames_660s
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20s、Gain=450、33フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

楕円銀河はいくら露出しても中心部だけが明るく写るだけで面白みがないです。
M60の上にNGC4647という銀河が寄り添っています。渦巻の構造がうっすら見えます。

かみのけ座M100
M100_stack_63frames_1260s
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20s、Gain=450、63フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

20分以上の露出時間ですが中心に巻き込む長い渦巻の腕は淡くほんのりとしか写っていません。左(NGC4323)と左下(NGC4328)にも小さな銀河が写っています。

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2022年2月19日 (土)

タイヤを交換する

6:30起床。
曇っています。未明近くまで晴れて冷え込んだ後で日差しを遮るように雲が広がり気温上昇の鈍そうな最悪な一日。午後からは雨の可能性も。
2月も下旬が近づいてきたのに一向に15度以上の春を感じさせてくれる日が出現しません。
太陽光も受けられず普段なら自転車をさぼるような天気でしたが郵便物を出しに行く必要がありいやいや自転車で出発。なんと今年初めて8時台の出発でした。

8:20出発~郵便局経由~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村折り返し~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで13:20帰宅。

昼前から昼過ぎにかけて昭島・羽村あたりでちょっと青空がみえて弱いながらも日差しを浴びちょこっとぬっくりできたので少し機嫌は良くなりました。

走行距離:103km

帰宅後にタイヤ交換。
前輪(12900kmほど使用)で後輪時代のパンクによる穴が拡大し始めたので廃棄。
後輪(7500kmほど使用)を前輪に移して後輪に新品タイヤを嵌めてホイールの重量バランス取り直し。
寒候期の冷えた平坦路しか走っていないので摩耗は少なめで長持ちしました。

週末に天気が悪くなるパターンが定着するのは良くないですね。

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2022年2月16日 (水)

満月 2022/02/16

満月は日付が変わった17日1時57分です。
これまで真冬期は北に寄って庇の裏側で見えれなった満月が春が近づきやっと庇ギリギリに見えるようになりました。
Moon_20220216_231030
2月16日23時10分 D=60mm、F=370mm、Neptune-C II、SharpCap 4.0、1.5ms、Gain=0、200
0フレームを25%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

1日の14時46分に新月となってから満月まで15日と11時間11分かかっているので月齢15.47での満月です。途中で遠地点を通過しているので軌道上の速度が遅く満月まで時間がかかっています。
これから3月3日の新月までは近地点を通過していくので軌道上の速度が速く14日と56分しかかかりません。

23時過ぎに天王星が沈んでから朝5時頃金星が昇ってくるまでの間、惑星は一つも見えない時間帯となっています。寂しい限りです。

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2022年2月14日 (月)

M1(かに星雲)を撮る

朝に雨が止んでも日中は曇り空が続き雲が切れ始めたのは夕方近くで日差しの無い寒い一日でした。
でも夜晴れたので電視観望してみました。

おうし座のM1
M1_20220214_stack_149frames_1490s40
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10s、Gain=400、149フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

M1は南中高度が高くベランダの庇ギリギリに2時間くらい見ることができます。月が結構近くにありましたが30分近い撮影時間をかけました。
超新星爆発で飛び散りつつあるガス雲の中に濃淡が見えます。


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2022年2月13日 (日)

M65、M66など

6:40起床。
曇っています。未明まで晴れて冷え込んだ状態から曇ったので気温が全然上昇しません。
しかも昼前から雨降りとなり自転車は完全休業。2月は春到来までもう一歩というところで日差しの無い寒い日が多くなり一番つらい季節です。
仕方ないので11日の夜に撮影した画像を処理して時間をつぶします。

しし座のトリオと呼ばれている3つの系外銀河です。3つを1つの画角に収めるのがお作法らしいのですが長い焦点距離と狭いセンサーなので個別取りです。

しし座M65
M65_20220211
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10s、Gain=460、180フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

×0.5レデューサーを付けても焦点距離は900mm程度にしかならないのでF7と暗いですが大きな像が得られるので6cm370mmの屈折で撮るよりも迫力が出ます。今回はCLSフィルターを付けて30分間ライブスタックしました。
マウスで天体を指定すれば自動で導入してくれて自動追尾、撮影もクリックするだけでパソコン上でアプリがスタックしてくれるので自分は室内でぬくぬくと拓郎のオールナイトニッポンを聞いていました。
そんな手抜きでも高校時代(フィルム時代)の自分には絶対無理だった系外銀河がクッキリと撮れるのですから良い時代になったものです。

しし座M66
M66_20220211
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10s、Gain=460、180フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

CLSフィルターは光害カットフィルターの一種ですがNeptune-C IIの感度の高い赤外領域は素通ししてしまうので結果はピンクっぽく写ります。仕上げの時にちょっと赤みを落とす必要があります。 

しし座NGC3628
Ngc3628_20220211
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10s、Gain=460、180フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

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2022年2月12日 (土)

ボレリー彗星など

6:40起床。
薄雲だらけの空です。2月に入っても気温は冬の状態ですが天気は春の兆しが見え始めて短い周期で雲がかかるようになってきました。
明け方近くまで晴れて冷えるだけ冷えた後で薄雲が広がって朝日を弱め、気温の上昇が鈍く自転車はしばらく待ちです。その間に昨夜撮影した画像を処理して時間をつぶしました。

ボレリー周期彗星
19p_borrelly_20220211_stack_18frames_180
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10s、Gain=400、18フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

2月初めに近日点を通過して見やすくなっています。とはいえ9等級の明るさです。
左上に向かってうっすらと尾が伸びています。

うさぎ座M79
M79_20220211_stack_1271frames_1907s
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1.5s、Gain=450、1271フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

南に低く小さい球状星団なのであまりぱっとしません。

オリオン座M42部分
M42_20220211_stack_112frames_336s30
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、3s、Gain=350、112フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

大きすぎて写野に納まりきれません。

NGC2438惑星状星雲
Ngc2438_20220211_stack_446frames_1784s
D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、4s、Gain=500、446フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング

とも座のM46散開星団の中にある惑星状星雲です。


9時過ぎてようやく薄雲が消え始め日差しが強まったので出発準備。
9:40出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田休憩~多摩川CR~多摩大橋~羽村間周回~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:40帰宅。

10時前に出発ではいつもの練習コースを走るしかありません。今年の冬は日本海に前線を伴う低気圧が入って南風で気温が15度以上に上昇する日が1回も無く、冷え冷えとした毎日の連続。

走行距離:115km

今日の夕方木星が低空に見えたので直焦点で撮影
Jup_20220212_1735
2月12日17時35分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、4ms、Gain=200、10000フレームを20%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

高度12どほどでした。低空でも気流が良いようでモニター上ではアメーバにならず縞が見えていました。
スタックしてみると右端に大赤斑が見えています。スバラシイ。
画像左端のかすかな光点は衛星イオ

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2022年2月11日 (金)

水星、金星、火星 2022/02/11

6:40起床。
晴れています。未明まで降った雪がどうなったか気になりましたが屋根の上にも日陰にも全くなし。僅かな気温差で積雪にならずに済みラッキーです。ただし路面はウェットなので自転車はしばらく待機です。
その間に青空の中に光る惑星たちを撮影してみることにしました。木星が去ってしまった今、撮影する対象不足です。

まずは太陽に近い水星から
Mer_20220211_1032
2月11日10時32分 D=127mm、F=1500mm、IR850、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、2ms、Gain=180、2000
0フレームを10%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

西方最大離角近くなり半月状で視直径は7.0秒。赤外だと意外と形を写しやすいです。

続いて金星
Ven_20220211_1034
2月11日10時34分 D=127mm、F=1500mm、IR850、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1ms、Gain=160、20000フレームを10%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

だいぶ遠のいたものの視直径は45.8秒と立派な見え方。

試しに火星
Mar_20220211_1036
2月11日10時36分 D=127mm、F=1500mm、IR850、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、2ms、Gain=220、20000フレームを10%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

今年の暮れ頃地球に接近しますがまだまだ遠く視直径は4.3秒。金星の10分の1、水星より小さく見えています。ホントに火星は小っちゃいです。
この後木星も撮ってみましたがコントラストが足らずボツ。

路面が乾き始めた11時ころ自転車で近所に買い物。ハネも上がらない程度だったので荷物を降ろしてすぐに出発しました。

11:20出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~拝島橋折り返し~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:40帰宅。
昨日の時点では積雪を覚悟してこの連休は自転車は完全休業を覚悟していましたが予報が外れてくれて助かりました。

走行距離:88km

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2022年2月 7日 (月)

ISSを撮る 2022/02/06

昨日撮影したISSを画像処理しました。

昨日のISSは北西から南東に向けて飛行し、天頂のわずか東を通過しました。
当然天頂付近はベランダの庇に隠れて見えず南東方向に高度を下げ遠ざかりつつあるところから追尾することになります。
最接近時は422kmと予報されていましたが庇から現れる時には460kmに遠ざかります。そこから急いで視野に入れたとしても500kmほどの距離になってしまっているでしょう。
庇のどこから現れるかの目星として衛星の経路から方位と高度を読み取り自動導入でその方向に望遠鏡を向けて庇からギリギリ見えるところに望遠鏡を向けておきました。
ファインダーの視野は7度あるのでその位置で待ち構えれば必ずファインダーの視野に入ってくるはず。そうすれば少しでも距離の近い所から撮影できるようになります。
Iss_20220206_1
2月06日17時54分頃 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、0.8ms、Gain=200、8フレームスタック、RegiStax 6でWavelet処理

寒気の厳しい気流状態でしたが距離が近いおかげでまずまずでした。
ISSは下に向かって飛行。右側のラジエータからの太陽光の反射が強烈です。
太陽光パネルの先端が白っぽく見えています。左のパネルは付け根付近に取り付けられた新しい短いパネルが色違いで見えています。
ISSは2030年まで運用が決まったようで撮影の楽しみが続きます。

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2022年2月 6日 (日)

うお座μ星の食

20時過ぎにうお座μ星の星食があったので撮影してみました。
星の明るさは4.8等で月齢5の月の暗縁に潜入します。月が細いので欠けている月の部分が地球照でほんのり見えるのでギリギリまで接近してプッと消えるのが面白い。

20220206_20214
 2月06日20時21分 D=60mm、F=370mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、250ms、Gain=250、PIPP

潜入の約25秒前から5秒ごとの撮影で潜入時だけ0.25秒3枚を使っています。
恒星は点光源なので潜入時は一瞬でプッと消えるはずですが、この星は一段階暗くなった後0.25秒後に完全に消えました。
調べてみるとμ星は4.8等と5.0等の2つの星からなる2重星でわずかな時間差で順番に月に隠されていたのでした。面白い。

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アトラス彗星 2019L3

6:30起床。
ベランダに顔を出して南の空を見る限り快晴の朝です。
しかし冷え込みが強くマイナス5度以下になっています。日が差して暖かくなるまで昨晩電視観望して撮影した星雲や彗星を画像処理して待機します。

2019L3 アトラス彗星
C2019l3_20220205_2140_5s60f450g
2月05日21時40分 D=60mm、F=370mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5s、Gain=450、60フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

1月9日に近日点を通過したアトラス彗星がふたご座に見えていました。
近日点といっても3.5天文単位と遠く火星と木星の軌道の真ん中あたりまでしか接近していませんが彗星本体が大きく9等級です。ちょうど太陽と衝の位置に近く尾は彗星の後ろに伸びているのか本体付近が明るいほぼ丸い光芒に見えています。


10時を回ってやっと4度くらいまで上昇。しかし今日も西の空には寒気による不安定性の雲が広がり始めています。グズグズしていると日が陰って自転車走のやる気がキャンセルになりそうだったのであわてて出発。

10:20出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村折り返し~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで14:50帰宅。

府中四谷橋あたりまで来ると上空を雲が覆い始め日差しが弱まりました。以降帰宅するまで日差しは出ず昨日と同じ天気変化パターン。しかも朝が冷えた分昨日よりも気温の低い一日でしたが、なんとか自転車で走れたので少しぬっくりできました。

走行距離:95km

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2022年2月 5日 (土)

梅郷折り返し

6:30起床。
ベランダに顔を出して南の空を見る限り快晴の朝です。
氷点下の朝でしたが朝日が差して北風が吹き始めるとすぐにプラスに上昇しましたがまだ寒いので熱々の惑星金星を撮影して温まります。

Ven_20220205_0828
2月05日08時28分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、1ms、Gain=50、1500
0フレームを10%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

9:20出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~11:00羽村のかつや休憩

羽村に近付くにつれて寒気の吹き出しによる不安定性の雲が奥多摩や秩父方面から流れ込み始めました。かつやで昼食を食べ終わるころにはほぼ全天雲に覆われていましたがかつ丼で体が暖まっていたので梅郷まで折り返すことにしました。

~青梅~R411~日向和田~梅郷~都45~R411~多摩川橋~根がらみ前水田休憩~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:20帰宅。

青梅から奥地に入り込むと北風は遮られ意外と走りやすく体も冷えません。梅郷の復活した梅林ではちらほらと白い花が咲き始めていました。
結局午後はほとんど日差しの無い気温の低い一日となりましたが自転車で走ったので結構ぽかぽか暖まりました。

走行距離:124km

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2022年2月 2日 (水)

月齢1.1くらい 2022/02/02

日没直後の木星を狙ってみましたが見事にボケボケでした。もう木星はギブアップ宣言しようかな。
そこでさらに超低空ながら視直径の大きな月を狙ってみました。

月は昨日の14時36分に新月となり夕空に回ってきました。撮影した17時34分は新月から27時間後となります。
月齢は27÷24=1.125

Moon_20220202_1734
2月02日17時34分 D=60mm、F=370mm、ASI294MC、SharpCap 4.0、5ms、Gain=300、200
0フレームを30%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

撮影時の高度は6度を割り込んでいますが幸運にも南西のマンションから外れて開けた空域に沈みつつあり生田緑地上空すれすれでとらえました。右下が黒ずんでいるのは建物の屋根の一部です。
太陽に照らされている割合は1.8%で紐のようですがクレーターらしき地形が見えます。

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2022年2月 1日 (火)

カラダ測定2022/01/07

年明け早々の1月7日に受けた人間ドックの結果が届きました。

カッコ内は去年1月の値
①体重            :61.1kg     (64.3kg) 
②身長            :173.3cm  (173.8cm) 
③BMI             :20.3        (21.3)     
④視力(左-右):0.5-0.5    (1.2-0.5)  
⑤腹囲            :76.9cm    (79.9cm)  

昨年は感染の波が来るたびにテレワークで一年間で電車通勤した回数は何と22日でした。
電車通勤では座れない、座らないなので意外と良いエクササイズになっていますが通勤日数の少なさから体重は良くて前年並みかと思っていたところ3kgも痩せていました。それにつれて腹囲も3cm細くなっています。通年を通した自転車走が功を奏しているようです。
BMI値からするともっと太らなければならないのですが脂肪で太るのは簡単ですが筋肉を増やしてBMI値を上げるのは大変です。そもそも自転車でサイクリングしてもムキムキの筋肉は付かないですよね。

視力は悪くなっていきます。乱視気味なのでぼやけて見えないのではなくてダブって良く見えないパターンです。その日の体調にもよります。
望遠鏡で接眼レンズ越しに片目で木星を見ても、もはや詳細をとらえることはできません。CMOSカメラで撮影してモニター上で画像処理して観察するというのは理にかなった方法です。

5mmの腎結石は相変わらず仕込まれたままで動きなしでした。

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