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2022年3月20日 (日)

Satellite Trackerを試す

3:10起床。
予定通り晴れていたのでかねてから懸案の人工衛星トラッキングソフト「Satellite Tracker」を使って経緯台で人工衛星を自動追跡することを試してみました。
どれくらいの精度で追跡してくれるのかわからなかったので手持ちの環境で一番視野が広く取れる組み合わせにしてみました。
望遠鏡「F=370mm」とCMOSカメラ「ASI294MC」の組み合わせで視野3度×2度
トラッキングソフト Satellite Tracker ver.0.19.0

前準備として少しでも誤差を減らす努力をします。
・架台を几帳面に水平に設置
・経緯台を几帳面に3星アライメント実施
・パソコンの時刻を几帳面に合わせる

PreviSat4.1.0.1で通過する衛星の位置を50msごとにファイル出力させてSatellite Trackerに読み込ませます。
追跡をスタートすると衛星が見えてくる地平線の位置に望遠鏡が向いてしばらくそのまま待機
衛星が昇ってくると追跡が始まる。しばらく近隣の障害物で何も見えませんでしたが高度が上がって空が写ると画角の中心近くに光点があるのに気づきました。それが目的の人工衛星。
望遠鏡の向きが変わるので視野の中を星がどんどん流れて行きますが人工衛星は追跡されているので1点に留まっていてズレも僅か。かなり成績が良い印象です。おもしろい。スバラシイ!。

次回はISS撮影に使用しているF=1500mmとNeptune-C IIの組み合わせ(視野18分×10分)に挑戦してみます。
これでうまくいけばベランダでアクロバティックな態勢になりながら望遠鏡を手動追尾する労苦から解放されます。

【懸念事項】
衛星の高度が上がって移動が速くなると経緯台の追跡速度も速くなり、経緯台のギヤの精度なのかモーター制御の問題か振動で衛星がブレて見えた。今回は暗い衛星だったのでシャッタースピードが遅かったからかも。


人工衛星待ちの空き時間に撮った月
Moon_20220320_0435
18日16時頃が満月でしたが曇り空で見られず。冬場は高度が高すぎて庇に隠され、暖かくなってくると雲に隠されることが多く意外と満月は写せるチャンスが少ない。

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