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2022年4月 1日 (金)

Satellite Trackerを試す3

昨夜の雨は朝まで降り続き止んだ後も昼まで雲に覆われて寒い状態。昼過ぎてやっと日差しが出ましたが前線の北側の薄雲が流れ込み続ける状態で夕方を迎えました。

今回はF=1500mmにNeptune-C IIの直焦点でISS撮影本番環境での人工衛星自動導入追尾のテストです。

この組み合わせでの視野は大体18分×10分となります。
前回のテストで精度的に一発で視野に導入するのはまず無理であることが分かったので人工衛星追尾に入ったところでファインダーを覗いて誤差を修正する方法で臨みます。

最初は高度が高くならず移動が比較的ゆっくりなCosmos1833。
南から現れて南東の高度50度くらいを通過して北東の空に飛行しました。
案の定、自動導入では視野に入らずファインダーを覗き込むと十字線の僅か上に静止する人工衛星の光点が見えました。
すかさずSatellite Trackerの「Tracking Position Offset」でずれの方向にオフセット位置修正して視野に導入成功。
ROIを640×480に狭めシャッタースピードを1msに設定しGainを光点がギリギリ見える値まで下げて動画撮影開始。
あとは精度の悪さのため逃げ出そうとする衛星を視野内に留めておくためオフセット位置修正の上下左右ボタンを必死にマウスクリック。
庇に隠れたところで撮影停止して一通り自動追尾での衛星撮影手順を確認できました。

そして今夜もOkean-Oという人工衛星の通過がありました。南の空から天頂近くを北に向かって飛行しました。庇に隠れる直前で670kmくらいの距離です。
Okeano_20220401  
連続する15枚ほどをスタックしてみました。今日は上空寒気のため気流が悪くボケた感じですが長細い形は捉えられています。

3回のテストを経て経緯台の自動追尾で人工衛星を撮影できることが確認できました。
これで4月4日、5日に予報されているISSの通過時に自動追尾での撮影に臨めます。
しかし天気がホントにダメだわ。

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