« 日野橋ー立日橋間のCRが良くなっていたこと | トップページ | M87、NGC4274、NGC4845など »

2022年4月 3日 (日)

2022木星シーズンに向けて

5:40起床。
あれ、雨が降っています。夕方からじゃなかった?
今回の移動性高気圧もロクな働きをせず寒さを持ち込んで役立たず。花見自転車走はキャンセル。
このところ高気圧のコースが北に偏る傾向が続き関東南部は天気がよろしくないです。

さて、4月も月末頃になれば木星を撮影できるようになってくると思われます。
ただし今シーズンの木星は天の赤道付近まで北上しているのでほぼ真東(方位90度)の空から昇ってきます。
ベランダ天文台は真南に向いていて東はお隣さんとの仕切り壁に阻まれて視界がありません。現在の望遠鏡設置場所からだと方位107度よりも南に回ってこないと望遠鏡の射程に入ってきません。

そこで対策として経緯台のモードを東の空を少しでもカバーできる右アームに変更することにしました。
経緯台のファームウェアを右アーム用に乗せ換えればこれまでと同様に自動導入と追尾をしてくれます。
右アームにすることの効果は下の図の通り。
Rightarm
ベランダ天文台設置の図

ベランダに設置した経緯台で右アームと左アームでは経緯台の回転軸に対する望遠鏡のオフセット位置が逆になり東の空は右アームが有利。
実際に望遠鏡の視野が壁に阻まれるギリギリの角度を測定してみると左アーム107度に対して右アームは98度と9度の差がありました。その分昇ってきた木星を早めに望遠鏡の射程に捕らえることができます。
望遠鏡とお隣との壁との距離を離せばもっと効果がありますがCMOSカメラと室内のPCとを接続するUSBケーブル長に限界があるためこれが精いっぱい。

その分西の空では不利ですがそれは秋が深まって木星が西に傾いたら左アームに戻せばよいこと。
今シーズンはこれで頑張ります。
来シーズンになると木星はさらに13度ほど北に移動するためベランダからだと観測可能な期間が短くなっていきます。

| |

« 日野橋ー立日橋間のCRが良くなっていたこと | トップページ | M87、NGC4274、NGC4845など »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 日野橋ー立日橋間のCRが良くなっていたこと | トップページ | M87、NGC4274、NGC4845など »