惑星撮影のため内面反射対策をしたこと
5:40起床。
まだ雨がショボショボ降っていました。しつこい雨。
雨が止んで路面が乾くまでは自転車走はできないので望遠鏡いじり。
木星シーズンが近づいてきたので、少しでも撮影時のコントラストを良くする目的で内面反射対策を行いました。
使用するのは反射防止シート「ファインシャット極(きわみ)」です。
惑星撮影時は接眼部に
バローレンズ+大気分散補正プリズム+CMOSカメラ
の順で連結されます。
この3つを連結して空に向けてCMOSカメラのノーズ部から覗きこむと入射した光が筒内で白く反射している場所が分かります。
対策が必要だった場所は以下の3か所
バローレンズのレンズ後端から遮光環まで
大気分散補正プリズムのノーズスリーブ内
CMOSカメラのノーズスリーブ内
この部分に「ファインシャット極」を貼り付けます。
作業途中のバローレンズ内の様子
どれくらい効果があるのか確認するため8割がた対策を済ませたバローレンズを空に向けて光を通し内部の様子をデジカメで撮ってみました。
中央の真っ白い円は空。その手前がバローレンズの内面です。対策したのは黒く円形に見える遮光環より先の部分。まだシートを張っていない場所が白く光っています。作業の終わった所は真っ黒で反射が抑えられていて効果は抜群。
遮光環より手前の白く光っている部分には大気分散補正プリズムのスリーブが挿入されるのでこの場所は対策の必要なし。
内径31ミリしかない筒内に反射防止シートを貼りつけるのは根気のいる作業でした。
まずシート裏の粘着面のフィルムを剥がすのにイライラ、
シートを狭い筒内に張るとき、予期せぬ場所に引っ付いたり、真っ直ぐ張れなかったり、しわになったりして剥がしては位置合わせの繰り返しでイライラ。
溜まったイライラを解消するためには自転車走が必要です。
10時頃になってようやく薄日が出て路面も乾いてきたのでイライラを積んで自転車で出発。
羽村の根がらみ前水田のチューリップ畑を遠巻きに見て折り返しました。イライラは日野市あたりの多摩川右岸CR脇に落ちていると思います。
走行距離:111km
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