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2022年5月

2022年5月30日 (月)

火星と木星の接近

28日から30日まで3日続けて木星観測できました。
ついでに撮影しておいた電子ファインダー内の火星と木星の接近の様子を1枚にまとめてみました。
202205301
ファインダーの焦点距離は120mmなので惑星の大きさは実際の大きさではありません。

木星の南側を火星が通過して行きました。
東西方向は木星の衛星の並びの方向で画面45度ほど傾いて左上が北です。
見た目では今朝が一番近づいて見えました。

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木星 2022/05/30

3:10起床
昨日日中から夜にかけて快晴が継続していたのに肝心の木星時間にまたもや薄雲がかかっていました。
ひまわりの画像では南の前線によるものではなく北の低気圧から吹き出したもので起きた頃からかかり始めたようです。本当に意地悪です。
4時過ぎてだいぶ明るくなったころから薄雲は東に抜け始め木星は明るさを取り戻し日出が近づくほど条件は良くなりました。早起きが無駄になり損した気分。

Jup_202205291929_0
5月30日04時24~33分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

日出時刻を挟んで10ショットで処理。薄雲を除けば気流は落ち着いていました。
南赤道縞の南の白いゾーン内に暗斑が列を成しています。
その南には白斑が連なっています。五つ子白斑の並びのようですが相互の間隔がだいぶ変化したようです。

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2022年5月29日 (日)

木星 2022/05/29

3:20起床。
昨夜の薄雲はかかり続けていましたが少し薄れました。
ひまわり画像では薄雲の北の端がちょうど家の上空あたりギリギリあたりを流れ続けて邪魔をしていました。

木星と火星の接近
20220529
薄雲越しなので木星が滲んでいます。
今日の9時に火星が木星の南を通過して行きます。3:30の時で41分離れています。

Jup_202205281905_0
5月29日04時00~09 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲越しですがようやく大赤斑とご対面。
かすかに大赤斑の芯も一段と赤く写っているようです。去年よりも小さくなったですかね。

このあと日出直前の大赤斑がもう少し中央に回ってきたショットを撮影中薄雲が濃くなり不採用。
その薄雲は日出とともに南に下がっていきました。完全な意地悪です。

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2022年5月28日 (土)

2年半ぶりに羽生

早朝の木星は4時前に1セット撮影した後はその付近だけ雲がかかり続けました。その間に撮影した木星の画像処理を済ませてアップ。結局日出まで木星は姿を現さず望遠鏡を撤収。

今日は所用があり羽生に帰省。もちろん自転車で。
5:20出発~多摩川CR~都19、都12~ひばりが丘~県36~志木~羽根倉橋~荒川CR~額田橋~県76~茜通り~県32で9:00羽生着。
実に2年半ぶりの帰省でした。すでに田植えは終わっていて水が張られた田に早苗が風に揺れていました。
特に大きな変化はなく一安心。
所要を終えて帰途につきます。

10:10羽生出発~県32~茜通り~県76~額田橋~荒川CR~川島~入間川CR~豊水橋~R299沿いの道~飯能~県195~都193~都28~東青梅~新奥多摩街道~羽村~多摩川CRで16:30帰宅。
来た道を引き返すだけでは能が無いので入間川CRにハンドルを切り青梅経由で戻りました。
途中で前輪に何か突き刺してパンクのおまけつき。

走行距離:214km

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木星 2022/05/28

3:30起床。
雲が所々にありますが木星は見えていました。
すぐ隣に火星が並んでいたので電視ファインダー内の両者の姿を記念撮影。
20220528
安いファインダーなので木星像は歪んでいますが一応衛星は写っていました。
最接近は明日ですが明日晴れる確証はないので一応。

木星へ
Jup_202205271847_6
5月28
日03時45~52 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

低気圧通過の翌日でさすがに先日の良気流はあり得ませんでした。
今日も大赤斑はいませんでした。タイミング悪。
でも南半球中緯度の五つ子白斑列を全員一緒に収めることができました。
左はイオ、左下はカリストです。木星を北から見下ろす形となってきたので一番外側を回るカリストはこのあと木星の南極付近を通過して行きます。

この後雲がずっと木星付近にかかり続けてしまって終了。

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2022年5月27日 (金)

2022/05/26の惑星

5月としては寒気による雷雨以外で短時間で強い雨が降りました。

昨日の明け方は気流が安定していたので木星以外も撮影していたので処理して掲載。
blog容量の関係で1枚にまとめてしまいます。
20220527
金星は土星本体よりも小さくなりました。それでもこれだけの大きさに写るのですから雲の様子が見られたらいいのに。
今日は九州南部以南で金星食、自宅付近では月の近くを通過する様子が見られたはずですが天気がねえ。
火星はさらにちっこいですね。南極冠は白く目立ちますが模様は何ともしがたいです。今年の2月に地球接近となりますがこの日の土星本体くらいの大きさまでになります。
でもおうし座あたりまで北上しているのでベランダの庇から現れる時間はわずかであまり楽しめないです。

ついでにこの日の木星をAutoStakkertで1.5× Drizzleしてスタックしてみました。
Jup_202205251919_9drizzle15
クリックすると原寸表示
大きくすると詳しく見えてくる気がするから不思議。
ああ、せめて巡洋艦クラスの主砲がほしいです。

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2022年5月26日 (木)

木星 2022/05/26

3:40起床。
今朝もまだ晴れていました。日出時刻まで西から迫る薄雲がギリギリかからずに済みました。
気流は昨日よりさらに安定していたので木星の衛星でピント合わせできました。
Jup_202205251925_3capture_l3_ap8
5月26日04時21~29 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

惑星面は気流が第一ですね。暗斑や白斑が良く写るようになり南北赤道縞の乱れも見えてきます。
せっかくの好気流なのに今日も大赤斑の姿はなく、五つ子白斑が右端に沈みかけ、色付き白斑が左端委に見え始めています。あと1時間ちょっとで大赤斑が見えてくるあたりです。
明日ならこの時間帯に大赤斑が見えているはずですが天気がダメですね。
北半球は北赤道縞より北の模様が寂しくなってきました。

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2022年5月25日 (水)

NGC4647の超新星 SN 2022hrs 2022/05/25

今夜も晴れたので星見。
前回5/18撮影から1週間経過したNGC4647の明るい超新星 SN 2022hrsを撮影してみました。
Sn2022hrs_20220525
露出時間とgainの値を同じにして撮影していますが毎回透明度や空の明るさが違うので比較のために諧調を合わせるのが難しいです。
超新星は急には暗くならないのですね。

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木星と土星 2022/05/25

昨晩は快晴の夜となり月も無く3週間ぶりに銀河めぐりができました。季節がだいぶ進んで薄明が終わるころには銀河密集地のしし座、おとめ座やかみのけ座も南中を過ぎて西に傾いていきますが取り残した銀河をいくつかGETして就寝。

3:30起床。
西の空に低い雲が広がっていましたが木星の光っている東の空は薄雲も無く良く晴れて火星と細い月が寄り添っていました。

火星でピントを合わせてまずは土星
Sat_202205241849_9capture_l4_ap13
5月25
日03時46~52 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=420、3500フレームを60%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

気流の状態が大変良く今年一番の写りです。
もう1セット撮りたかったのですが前の家のアンテナにかかってしまったので断念。

期待して木星へ
Jup_202205241916_5capture_l4_ap4
5月25日04時13~18 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

日出直線までの10ショットを狙ったのですが西に広がっていた雲がかかり始めてしまい良さげな4ショットを使用。
やっぱり
今シーズン一番良い気流にめぐり合えたようで良く見えています。ただ今回も大赤斑のいない面でした。
南半球中緯度の左半分に白斑が集まっているので五つ子白斑の列が見え始めているところのようです。
北赤道縞の中央付近に白い雲がありその南縁を半円形に濃いグレーの雲が取り囲んでいます。

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2022年5月23日 (月)

NGC5854、NGC5878、NGC5885など

5:30起床。
昨夜の雨は止んでいましたが9時すぎまでどん曇り、日中は気持ち良く晴れたのに夕方から再びどん曇りに戻りました。
3日連続で星見ができるのは奇跡に近い5月ですが星見のできない夜が3夜連続するのは当然のようになっています。これで梅雨になったらどうなっちゃうんでしょう
銀河写真も5月3日の一晩快晴の夜があって以降補給が無く今日が最後です。

うみへび座IC2995
Ic2995_stack_90frames_900s35
ICカタログの渦巻銀河ですがそこそこの大きさがあります。

ケンタウルス座NGC5253
Ngc5253_stack_72frames_720s35
レンズ状銀河に見えますが不規則銀河に分類されています。

おとめ座NGC5854
Ngc5854_stack_50frames_750s35
レンズ状銀河と渦巻銀河の中間くらいに分類されている銀河です。左端にボヤっとした銀河があります。

てんびん座NGC5878
Ngc5878_stack_60frames_900s35_20220523193401
渦巻銀河です。中心部は明るく見えていますが円盤部は淡く構造的なものは見えません

てんびん座NGC5885
Ngc5885_stack_60frames_900s35
渦巻銀河です。かすかに渦の濃淡が分かります。

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2022年5月22日 (日)

大磯港折り返し

5:50起床。
睡眠十分です。昨夜の雨は止んで北風が吹いているおかげで路面は乾いています。空はまだどん曇りですがこの後晴れてくる予報なので今日は自転車走に集中。
午後には南風に変わることを期待して湘南方面を目指しました。

7:30出発~多摩川CR~関戸橋~都18~野津田~県57~境川CR~遊行寺~R467~R134~10:20江の島休憩
江の島までほぼ追い風基調で楽々到着。江の島で水分補給して出発すると江の島大橋を島に向かってクラシックカーの車列がやってきました。

後で調べてみるとクラシックカーで県内の名所を巡るイベント「Classic Japan Rally 2022 YOKOHAMA」というイベントだそうで20日横浜出発で神奈川県内をめぐって今日が最終日で横浜まで戻る行程だそう。
僕は今日カメラ持ってこなかったし車に疎いのでスルーですが知っている人は待ちかまえていてスマホで撮影していました。皆さんの写真や動画の中にしいたけが写り込んでいることでしょう。

~R134~大磯漁港折り返し~12:00相模大橋~県46~相模川沿い~相模川CR~厚木~相模川沿い~県48~町田街道~高尾~浅川CR~多摩川CRで15:50帰宅。
まだ北風なので大磯港まで往復して風待ちしましたが思い通りにいかず追い風らくちん走行を夢見た相模川沿いは向かい風のままでした。
結局今日はずっと北寄りの風のまま家に到着。気温は快適でしたが日差しを熱く感じる一日。いつも向かい風の最後の多摩川CRがちょっと楽だったから良いか。

走行距離:170km

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2022年5月21日 (土)

NGC5426、NGC5806、NGC5861など

5:30起床。
どん曇りの朝。雨予報ですがまだ降っていないので少しは自転車で走れるかと思い着替えてレーダーをチェックすると南東方向から雨雲接近中で出発見合わせ。
その後短い時間ですがザっと雨が降り路面ウェット。日中も雨が降っている時間は短かったものの降り出すとやや強めの雨で乾きかけた路面があっという間に水が流れるほどの降り方を数回繰り返され自転車は不発。

おとめ座NGC5426、5427
Ngc5426_stack_60frames_900s35
縦に二つ並んだ相互作用する渦巻銀河です。上がNGC5427で明るい中心部から2本の腕が巻いている様子がしっかりと写っています。下がNGC5426

おとめ座NGC5806
Ngc5806_stack_60frames_900s35
明るい中心部を持った渦巻銀河です。

おとめ座NGC5813、5814
Ngc5813_stack_48frames_720s35
真ん中に楕円銀河NGC5813、左下に小さな渦巻銀河NGC5814、右端の方にもちっこいのが見えます。

おとめ座NGC5846、5850
Ngc5846_stack_48frames_720s35
右が楕円銀河NGC5846、中心のすぐ下に星のように見えるのはNGC5846Aという伴銀河です。
左が棒渦巻銀河NGC5850。棒の両端から車のハンドルのようにリング状の腕があります。

てんびん座NGC5858、5861
Ngc5861_stack_60frames_900s35
右がかなり潰れた形の楕円銀河NGC5858、左が渦巻銀河NGC5861で丸く巻く腕と右上の渦の中に2か所ほど明るい部分が見えます。

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2022年5月20日 (金)

木星 2022/05/20

昨日の午前中は快晴の青空でしたが昼頃から急速にいつもの白空に戻ってしまい夜は星も見えずでした。半月ぶりの快晴は12時間も持続しません。

3:50起床。
南の空の月は少しぼやけ気味に光っていました。まだ薄雲があるようですがだいぶ薄れ木星も見えています。 

今日は土星が比較的うまく処理できたので採用
Sat_202205191900_8
5月20日03時57~03 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=420
、3500フレームを60%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

模様の変化が欲しいです。今年あたりから輪の消失に向けて衛星の影が土星に落ちる現象が始まるのですがこのちっぽけな望遠鏡で見えるでしょうか。

Jup_202205191925_0
5月20日04時16~34 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×20、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲がかかったりしていましたが気流は昨日と同じくらいでした。試しに18分間20ショットでDe-rotationかけてみました。労多い割には効果のほどは?
木星の右にイオが移動した線を引いています。
大赤斑は沈んでしまってその後ろの面で北赤道縞のグレーの雲が湧きあがっているあたりが左側に見え始めています。


この3日間の木星面を繋いでみました。
2022051719280_202205191925
天気に恵まれないこの5月に3日連続で撮影できたのですが、タイミング悪く肝心の大赤斑の部分が欠落しています。運にも恵まれず。

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2022年5月19日 (木)

木星 2022/05/19

3:30起床
南の空に見える月がクッキリしていました。本州の南東海上で強まっていた太平洋高気圧が少し南に後退したおかげであれほどしつこかった薄雲の帯もようやく下がって快晴域に覆われました。その分北からの寒気が入っているのか気流は昨日よりやや悪化。

たまには月を強拡大撮影
Moon_202205181847_9
5月19日03時47 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=250、3000フレームを20%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、50%縮小

せっかくバローレンズで2.5倍拡大しているのに容量節約のため50%縮小かけています。
右下アトラス(87km)。段丘状の内壁、クレーター内にクレーター壁と同心円状の谷と幾本かの直線状の谷、クレーター周辺に形成時に飛び散った土砂が放射状にモコモコと堆積しているのが見られます。
左上ヘラクレス(69km)。こちらも段丘状の内壁を持ちますがクレーター内は溶岩で埋められて平坦。クレーター内にアトラスから飛び散った土砂の堆積らしきものが見えないのでヘラクレスのほうが新しいと思われます。

Jup_202205181930_4
5月19日04時26~34 分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320
、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

今日もまずまずの見え方で日出が近づき高度が上がってくるに従い解像してきます。
もう少しで大赤斑が見え始めるところで左縁にそれらしき雰囲気が漂っています。先行する色付き白斑と中央に白いぼやけ白斑、その右下に小さな白斑。
このあたりの北赤道縞は昨日見たような濃いグレーの沸き上がりは無くうっすらと幾筋かの青黒いフェストゥーンが見られます。

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2022年5月18日 (水)

NGC4647の超新星 SN 2022hrsその後

ようやく晴れて日差しも浴びられましたがしつこい薄雲の流れ込みは続き青空ではなく白空でした。
それでも夜遅くなるにつれて薄雲も減ってきたのでずっと天気が悪くて撮影できなかったNGC4647の明るい超新星 SN 2022hrsを撮影してみました。
M60_stack_242frames_3630s70
5月18日21時05分、D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15s、Gain=380、242フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、70%に縮小

1時間ほど放置して撮影したM60とNGC4647です。これだけ露出をかけると楕円銀河も周辺部が写りNGC4647の渦巻も見えてきます。
そして超新星は明るさをキープしているようです。

前回撮影と比較
20220518
銀河が撮影できたのは半月ぶりだったのでした。
超新星の明るさはほんの少し減光し始めたでしょうか。

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木星 2022/05/18

前の晩22時ころから南東の空低く薄雲を通して黄色い月が朧に見え始めていました。
ひょっとすると朝には晴れるかと期待して望遠鏡を気温になじませておくためベランダに出して就寝。

3:30起床。
晴れていても薄雲がセットになるのは今年の特徴のようですが期待通り木星が見えていたので撮影に入りました。
日出時刻が迫り高度が上がるにつれて見え方が良くなっていきました。
Jup_20220517192860
5月18日04時24~32分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320
、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

時々薄雲が邪魔しましたが10ショットを使ってde-rotationしてみました。前回5月12日と同じくらいの見え方です。 

一番目立つのは赤茶の北赤道縞の南縁にグレーの雲が湧きたって左下方向にたなびいている様子です。
南半球中緯度には白斑列が見えています。昨シーズン見えていた五つ子白斑でしょう。
その北の白いゾーンの中にはグレーの暗斑が並んでいます。

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2022年5月17日 (火)

NGC4462、NGC5921、NGC6070など

相変わらずの曇天継続で日中は弱い雨も降ってヒンヤリした一日。天気悪すぎ。
悪天に文句をいう気力も萎え始めてきましたが今日の日没後は一時雲が薄れてうっすらピンクに染まった雲が見えました。
明日以降は梅雨前線の雲も離れる予報が出ているのでまずは日差しを浴びたいですね。

からす座NGC4462
Ngc4462_stack_90frames_900s35
棒渦巻銀河です。明るい中心部を上下方向に通る棒構造があるようです。

おとめ座NGC4592
Ngc4592_stack_60frames_900s35
渦巻銀河を横から見ています。淡くて腕の構造などは見えません。

へび座頭部NGC5921
Ngc5921_stack_60frames_900s35
棒渦巻銀河です。左上右下の棒構造を楕円に取り巻く腕や棒から反時計回りに巻く腕など見えます。

へび座頭部NGC6070
Ngc6070_stack_60frames_900s35
渦巻銀河です。上側に時計回りに巻く腕が見えます。NGC6070の上の方には小さな銀河がいくつか見えています。

てんびん座PGC54348
Pgc54348_stack_60frames_900s35
NGCカタログにもICカタログにも登録されていませんがそこそこの大きさと明るさの銀河です。
ESO581-025というコードも持っていて明るさ13.5等、長さは3.2分あります。

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2022年5月16日 (月)

NGC2974、NGC4452、NGC4546など

今日もどん曇りのち日中雨の天気でヒンヤリ度もアップ。
週後半に期待を持たせる予報が出ていますが一年で一番快適なはずの5月が無残に経過していきます。5月ってこんな天気だったっけ。天気悪すぎ。
明け方にISS通過がありましたがまたしても曇天で不発。今夜もISSや天和の通過がありましたがこちらも不発。


ろくぶんぎ座NGC2974
Ngc2974_stack_45frames_900s35
楕円銀河ですがレンズ状銀河のように円盤部が見えます。すぐ右下の円盤部の中にある星は9.9等星。

ポンプ座NGC3137
Ngc3137_stack_90frames_900s35
やや大きめの渦巻銀河ですが淡くて腕の構造や周辺部は写っていません。

ケンタウルス座NGC3557、3564
Ngc3557_stack_90frames_900s35
右の楕円銀河がNGC3557で中心部だけ特に明るく星のように見えます。左上がレンズ状銀河NGC3564。

おとめ座NGC4452
Ngc4452_stack_60frames_900s35
レンズ状銀河です。円盤部が中心部と同じくらい明るく一直線に写ります。
右の明るい星の下は楕円銀河IC3381。

おとめ座NGC4546
Ngc4546_stack_60frames_900s35
中心部が明るいレンズ状銀河です。NGC4546の左上に小さな銀河が見えます。

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2022年5月15日 (日)

三脚の下にぶら下げる重りを作ってみた

3:30起床。
べた曇りですぐに二度寝。

6:00起床。
ヒンヤリと感じるどん曇りの朝で霧雨のようなものが落ちていました。早朝からの自転車走はためらい。最低。

結局昨日は日中しつこくかかっていた前線の雲が夕方になってようやく東にそれて西日が差して来て期待されましたが、直後から風のぶつかりによって発生した低い雲が一気に湧いてどん曇りに変化しISS通過は見られませんでした。
21時頃になって北風に変わり低い雲もばらけ月が見え始めたので望遠鏡を向けてみましたが気流が荒れ荒れで撮影する気にもなれず。

昨日昼間のうちに人工衛星自動追尾時の三脚の安定と振動を低減させるため三脚の下にぶら下げる重りを作ってみました。
使用したのは昔買ってあったリストアンクルウェイトという1.5kg×2の腕や足首に巻き付けて筋力アップ系のアイテム。
2つを付属のマジックテープで合体させて三脚真下のフックにぶら下げられるようにひもでぐるぐる巻きに縛り、丈夫な組紐を繋いで完成。

重りをぶら下げた図
P50_20220514
三脚部 :三脚2.9kg+重り3.0kg+エクステンションピラー0.8kg=6.7kg
望遠鏡部:経緯台1.3kg+望遠鏡3.3kg+カウンターウェイト1.9kg=6.5kg

三脚部の重さが上に乗る望遠鏡部の重さを上回りトップヘビーは解消されました。
これでどれだけ振動が低減されるかだったのですが、天気悪すぎ。



10時過ぎて少し明るくなってきたのでやる気を出して自転車走に出発。
10:30出発~二子玉川~多摩川CR~羽村~根がらみ前水田休憩~多摩川CRで15:30帰宅。

いつもの練習コースでした。昼頃羽村まで進むと雲の隙間から薄日がこぼれてきました。いつもの根がらみ前水田で持参した食料を食べながら弱弱しい太陽光を浴びて休憩。
ちょっとでも太陽光を浴びられて走って来た甲斐がありました。
家に戻れば相変わらずのどん曇り。今夜もISS通過があるのですがたぶんダメですな。

走行距離:102km

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2022年5月14日 (土)

NGC3887、NGC3936、NGC4504など

6:30起床。
今朝も雨ふり。でもひまわりを見ると西から雲が南北に立ち上がってきているので雨雲が抜けた後は晴れ間が出そう。
その晴れが夜の初めころまで続いてくれればISSの通過の撮影ができます。かすかに期待。

溜まっていた銀河在庫は補給が途絶えて久しく底をつきそうです。

ケンタウルス座NGC3742、3749
Ngc3742_stack_99frames_990s35
小さい渦巻銀河が2つ並んでいます。右がNGC3742、左がNGC3749

コップ座NGC3887
Ngc3887_stack_91frames_910s35
渦巻銀河です。上下方向に棒構造を持っているようにも見えます。3本くらいの腕が巻いているのが見えます。

うみへび座NGC3936
Ngc3936_stack_90frames_900s35
棒渦巻銀河を横から見ています。ちっこい望遠鏡ではこの浅い角度から棒渦巻か渦巻かは判別不能です。

おとめ座NGC4487
Ngc4487_stack_60frames_900s35
渦巻銀河です。淡い腕が反時計回りに緩く巻いているのがなんとか見えます。

おとめ座NGC4504
Ngc4504_stack_60frames_900s35
渦巻銀河ですが左下-右上方向に棒構造を持っているようにも見えます。2本の太い腕が緩く時計回りに巻いています。

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2022年5月13日 (金)

NGC4503、NGC4933、NGC5595など

昨日の午後あたりからずっと雨ふりで昨夜は安心して熟睡だったのですが4時前に目覚めるのが習慣付いてしまい無駄に目が覚めてしまいます。明け方の惑星が絶対見えない天気の時は何か自己暗示をかけてこの習慣性の目覚めを解消してあげないといけないです。
5月に入って半月近くなりますが月や惑星、人工衛星など薄雲があっても何とか楽しめる天体は見られましたが長時間薄雲の無い星見に耐えうる夜は1夜だけ。天気悪すぎ。
今週末から来週前半はISSの通過があり自動追尾撮影の訓練の成果を発揮するチャンスなのですがこの先も芳しくないですね。

うみへび座NGC3203
Ngc3203_stack_90frames_900s35
レンズ状銀河です。小さいですが中心部と円盤部も明るく写っています。

おとめ座NGC4503
Ngc4503_stack_60frames_900s35
レンズ状銀河です。上のNGC3203よりも近い所にあるので大きく見えます。

おとめ座NGC4933
Ngc4933_stack_60frames_900s35
中央の楕円銀河がNGC4533A、その下円盤部の中に星のように見えているのはNGC4533B、4533Aのすぐ左上の淡い銀河はNGC4533Cです。
そのほかにも左上や右下に小さな銀河が写っています。

おとめ座NGC5338、5348
Ngc5348_stack_60frames_900s35
左上はNGC5348で渦巻銀河を真横から見ています。右下はレンズ状銀河NGC5338です。

てんびん座NGC5595、5597
Ngc5595_stack_60frames_900s35
粒のそろった渦巻銀河が並んでいます。右がNGC5595、左がNGC5597。小さいですが渦巻の腕がしっかり写っています。
大きさはどちらも2分しかないので単体だったら撮影しないのですが並んでいるので採用。

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2022年5月12日 (木)

木星と土星 2022/05/12

3:40起床。
すっかり雲に覆われていましたがかすかに金星が見えたので二度寝に入らず頑張ってみることにしました。
未明頃の雲は上層の薄雲+下層の雲の2層構造で南西から押し寄せる下層の雲がかかると全く見えなくなります。
望遠鏡は昨夜のアライメントの状態を残してあるので自動導入でターゲットを導入できます。まずは火星でピント合わせを済ませておき、雲の動き次第の撮影なのでじっと我慢してその時を待ちます。

先に土星あたりの雲が薄れて姿を現したので試し撮り。
Sat_202205111853_0
5月12日03時52~53分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=400、3000フレームを60%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

2ショットで雲に隠れてしまったので2ファイルでDe-rotationかけてみました。
カッシーニの隙間も縞も見えているので気流は落ち着いているようです。
木星付近の雲が薄れるのをひたすら待ちました。

Jup_202205111926_0_60
5月12日04時24~27分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=350
、3500フレームを60%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

5分間ほどのチャンスが訪れ3ショットを撮影できました。
De-rotationかけてみると、あれ嬉しや、大赤斑が見えていました。しかも低空と雲の状態の割には良く解像しています。
大赤斑の右下の色付き白斑もちょっと色付きで写っています。その右は昨シーズンぼやけ白斑と呼んでいた白斑でしょう。両者の距離がずいぶん離れました。
少なくともこれくらい見えてくると変化が追えて楽しいですね。今朝も粘った甲斐がありました。

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2022年5月11日 (水)

虹の入り江あたりの夜明け

夕方は雲が広がってきましたが日が暮れて暗くなるにつれて雲が切れて晴れ上がりました。当初の予報よりも良い方に外れてくれてうれしい限りです。しかもいつものいやらしい薄雲もかかっていない時間帯もあり今夜もお月見で撮影しました。

Moon_202205111056_4capture_l5_ap309
5月11日19時56分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=280、2000フレームを30%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

今夜も気流は落ち着いていました。
虹の入り江の差し渡しは260km。入り江を構成するクレータの内壁が朝日を受けて明るく光っています。
雨の海から続く入り江内の溶岩原の皺が浅い角度の光で浮き立って見え、まるで打ち寄せる波のようです。

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木星 2022/05/11

4:10起床。
夜明け直前ですが相変わらず薄雲がかかって空はうっすら明るい状態で肉眼で木星は確認できませんでした。
普段ならすぐ二度寝に入るのですが雲の厚さにムラがあるようで所々薄い部分もあるので念のため望遠鏡を木星に向けてみたところ輪郭が見えました。
急いで火星でピントを合わせてから木星に戻ってダメもとでシャッタースピードを何段階か長めに設定を変えて撮影して5時前に二度寝に入りました。

夜会社から帰宅してから画像処理をして見たところ・・・
Jup_202205101943_9capture_l5_ap67
5月11日04時41~46分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、25ms、Gain=130、4000フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

最後のほうに撮影した木星像がそこそこ見えたので採用です。
日出が4:40だったので日出後から撮影をしていたことになります。シャッタースピードを長くして1ショットに1分40秒もかけた撮影でした。
薄雲がかかっていましたが気流は落ち着いていたようで予想外に模様が写っていました。
左端にイオの姿がうっすら見えその影が木星面に落ちています。

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2022年5月10日 (火)

コペルニクスとエラトステネス

日中はおなじみの薄雲のかかった白空でしたが日差しがあるだけありがたい一日。
夜になっても薄雲だらけで次第に厚みが増してきました。
もはや月しか見えていないので望遠鏡でお月見しました。

Moon_202205101048_4capture_l5_ap237
5月10日19時48分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=200、2000フレームを30%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲越しの撮影でしたが気流はまあまあでちっこいクレーターまで写りました。
左の欠け際がコペルニクス(95km)、右上がエラトステネス(58km)
両者の間にある小さなグレーターの多くはコペルニクスが作られたときに放出された岩塊が落下して作られた二次クレータだそう。

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SV165ガイドスコープを電視ファインダー化する

人工衛星の経緯台での自動追尾撮影がある程度うまくできるようになったのですが、追尾開始時の導入誤差のため最初から狭いCMOSカメラの視野内には入ってくれません。そのため追尾を開始してからベランダの望遠鏡のファインダーを覗いてズレの方向と量を把握して室内のパソコンに戻り位置調整して視野内に導入するという無駄な時間が生じていました。
そこでファインダーを電子化してパソコンの画面に表示させ室内にいながら位置調整して視野内に導入できるようにしてみました。

購入したのは下のガイドスコープ(メーカーの写真を加工)
202205101
口径30mm、焦点距離120mm、F4のガイドスコープSV165です。
amazonで注文したらなぜか中国からの発送となり到着まで11日もかかりました。
これに現在はほとんど引退状態のASI224MCカメラを付けると2.3度×1.7度の視野が得られます。これまでの経験から人工衛星自動追尾開始時の誤差は1度以内におさまっているので十分な広さです。
ただしガイドスコープと望遠鏡の向きを同期させる機構がありません。ファインダー固定台座にモノを挟んで向きを微妙に傾けさせたりしましたが望遠鏡のセンター:ガイドスコープのセンターを一致させることができずイライラが募るばかりであきらめました。

何とかならないかとあれこれ調べてみると同じメーカーで向きを調整できる固定リングを販売していたので調達
202205102
外径70mm~43mmの鏡筒を固定することができます。SV165の外径は45.61mmと書いてあるのでギリギリ使えます。
ガイドスコープの長さはピントを合わせた状態で110mmです。固定リング間の距離が不明でしたがガイドスコープ固定用の台座の長さが89mmと書いてあったので大丈夫だろうと判断。
到着して計測してみると74mmでガイドスコープをセットしてみると良い感じで収まりました。

ガイドスコープ同期調整中の図
202205103
上が望遠鏡の視野、下がガイドスコープの視野
撮影ソフト「SharpCap」でレクチルを中央に表示させて同じ目標に重なるようガイドスコープを固定しているスクリューねじを回して調整。
ガイドスコープ側は広視野で像が小さいため拡大率を上げて同じ大きさに見えるようにすると調整しやすいです。本当は遠くの鉄塔などが良いのですがベランダからは見えず、一番距離が取れる南の生田緑地の梢で合わせました。
このあとガイドスコープのピントを星に合わせて最終固定して完了。

これでSV165ガイドスコープをファインダーとして使えるようになり、先日の天和やHST撮影に威力を発揮しました。普段の惑星撮影時の導入も楽になりそうです。



追記
月を導入したときのガイドスコープの画面
Image2
縦方向で月が3個余裕で入るので想定通りの画角となりました。





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2022年5月 8日 (日)

NGC4517、NGC4522、NGC4586など

木星の処理を終えてそのまま自転車走に出発しようかと思いましたが予想外に北風が強くためらってしまいしばし風待ち。その間ネットを見ているとこの先の天気予報を見て部屋を夏バージョンに模様替えするのは今日しかないという判断に至り冬場に溜まったホコリを払いました。
午前中強めに吹いていた北風を窓全開で取り込み部屋のホコリを吹き飛ばすのには好都合。
午後には風も弱まったので自転車で走ろうかと思いましたが模様替えで疲れてしまったので完全休養となりました。
部屋がスッキリして涼しさが増し、いつ真夏日が来ても耐えられそうです。

ケンタウルス座IC4327、IC4329
Ic4329_stack_90frames_900s35
中央がIC4329、その左下がIC4329A、右上隅にIC4329

おとめ座NGC4517
Ngc4517_stack_60frames_900s35
予想外に大きく見える渦巻銀河で暗黒帯も写っています。

おとめ座NGC4522
Ngc4522_stack_60frames_900s35
渦巻銀河です。中心部周辺とその外側で明るさが2段階位に分かれています。

おとめ座NGC4586
Ngc4586_stack_60frames_900s35
渦巻銀河です。円盤部に腕構造によるかすかな明暗差があるでしょうか。

わし座NGC6814
Ngc6814_stack_57frames_855s35
明るい中心部を持った渦巻銀河を正面から見ています。丸くきつく巻きつく腕が見えます。
夏の星座わし座の中では一番明るい銀河と思われます。

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木星 2022/05/08

3:30に起きた時はどん曇り状態ですぐに二度寝に入りましたが、ふと目覚めた4:10には大きく晴れわたって木星が見えていました。
北日本を通過した寒冷前線のしっぽが通過した後らしく北風が強く吹いていました。
気流は悪そうだなと思いながらもこの先曇天や雨の天気が続く予報なので見られるときに見ておこうと望遠鏡を向けました。
Jup_202205071936_0
5月8日04時31~40分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

思った通りの悪気流でモニター上の木星は縁がメラメラと炎のように千切れんばかりに揺れていました。
無理やり強調処理。
単に早起きしましたよという証拠写真です。

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2022年5月 7日 (土)

「天和」と「HST」を撮る 2022/05/07

雲だらけの空でしたが雲の隙間から「天和」と「HST」を撮影してみました。
Satellite Trackerで自動追尾させながらNeptune-C IIでROIを1024×768に狭めて動画撮影。秒間191枚の撮影スピードが出るので1秒間の画像から良像上位15%をスタック(28枚くらい)しています。

まず先に19:18頃天和が西南西の空から天頂付近を通過していきました。
_202205071017_5capture_f0990010100_l4_ap
前回よりも接近し庇に隠れる直前で約430kmの距離です。たぶんベランダからは最高の条件だと思います。それでもちっこいので1.5倍に拡大。
太陽光パネルは写っていませんがモジュールの明るさが4つぐらいにくびれて見えています。しかし形が単純すぎて宇宙ステーションらしくない。早くモジュールをドッキングさせないかな。

20:09頃HSTが南西の空から現れて南の空で地球の影に入っていきました。
Hst_202205071108_1capture_f2410024300_l4
地球の影に入る直前で980kmほどの距離。こちらも1.5倍してあります。
憧れのハッブル師匠の姿です。長さ13.3m、直径4.3mの円筒形でちょうど横を向いていたようで長細い姿が写りました。

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IC4351、NGC4606、NGC5364など

6:00起床。
曇っています。昨日から続いていた白空は夜になって雲が厚みを増し明け方前にザーッと雨が降っていました。
夜中の星見も未明の木星観測もなく睡眠十分ですぐにでも自転車走に出発したいところですが路面はびしょびしょのため乾き待ち。

結局連休中で一晩中薄雲も無く星見に使えるまともに晴れた夜は5月3日の1回だけでした。連休後半は昼間は薄雲を通しても強い日差しなので結構晴れている感覚なのですが星見に使える天気の成績悪~。
そんな中で撮りためた銀河を貼っていきます。

うみへび座IC4351
Ic4351_stack_90frames_900s35
ICカタログの渦巻銀河ですが大物です。中心部の左側がスパッと切れているように見えますが暗黒帯があるためです。

コップ座NGC3955
Ngc3955_stack_90frames_900s35
レンズ状銀河と渦巻銀河の中間タイプでレンチキュラー銀河に分類されているらしい。この写真では渦巻銀河のように明らかに腕のようなものが見えています。

おとめ座NGC4606、4607
Ngc4406_stack_60frames_900s35
上がNGC4606、下がNGC4607でともに渦巻銀河。

おとめ座NGC5018、5022
Ngc5018_stack_60frames_900s35
右の楕円銀河がNGC5018、左の渦巻銀河がNGC5022

おとめ座NGC5364、5360
Ngc5364_stack_60frames_900s35
左の大きな渦巻く銀河がNGC5364、右下の細いのがNGC5360
NGC5364の腕は淡いながらもぐるっときれいに巻いているのが見えます。


8時過ぎて雲が切れ日差しが出て路面が乾いてきたので出発。
8:20出発~二子玉川~多摩川~多摩水道橋~是政橋間2周回して10:30帰宅。

走っていてジトっとした湿った空気感で5月の爽やかさはありませんでした。

走行距離:55km




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2022年5月 6日 (金)

木星 2022/05/06

4:10起床。
相変わらず薄雲がかかり続けていましたが木星は見えていました。望遠鏡は出しっぱなしにしておいたのですぐに撮影に入りました。
撮影中に木星は明るくなったり暗くなったり。

Jup_202205051929_8capture_l4_ap312
5月6日04時25~31分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=340、3500フレームを60%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲がかかって気流も悪化したようで詳細は見えません。
北半球の縞の中央付近から青黒い帯(フェストゥーン )が南に伸びています。

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2022年5月 5日 (木)

「天和」を撮る 2022/05/05

今日の夕方、中国の宇宙ステーション「天和」が南の空を通過したので日頃訓練して来たSatellite Trackerでの人工衛星自動追尾撮影を実施。
最接近時で550kmほどの距離でした。
_202205052
昨年打ち上げられた「天和」はまだ建設途中で1モジュールのまま飛行しています。今年2つのモジュールが打ち上げられてT字型にドッキングする計画。まだ小さいので2倍に拡大してあります。
写真では天和と左右2枚ずつの太陽光パネル、天和の後ろ(左)に小さな太陽光パネルを持った何かがドッキングしているようです。

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奥多摩湖

木星の画像処理を終えて二度寝に入らずすぐに自転車で出発準備。
今日は先日スポーク折れで撤退した奥多摩湖を目指しました。

6:30出発~多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~青梅~R411~10:00奥多摩湖~丹波山村諸畑橋休憩折り返し
前回スポーク折れを起こした現場も難なく通過して無事奥多摩湖畔に到着。
今日は集団のバイクツーリングがいっぱい走っていました。連休後半で自転車は皆さんお疲れで少なかった感じ。
P50_20220505_1009271
奥多摩湖畔の平坦路を丹波山村の入り口まで往復しました。
薄雲白空地帯から脱して青空に新緑がきれい。薫風5月。太陽は8月上旬の強さで真上から照らし新緑が明るく光っていました。連休前の10日間予報は周期的に雨が予想されていましたがやっぱりこの時期は晴れが継続する特徴を持っているようです。

10:30丹波山村に入って少し進んだ先にある諸畑(もろはた)橋という山盛りのイノシシの糞が落ちている橋の上で持参した缶コーヒーと魚肉ソーセージ、トロトロに溶けたアルフォートを食べて11:00帰途につきました。

~R411~軍畑大橋~都45~R411~青梅~新奥多摩街道~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:20帰宅。

走行距離:173km

家に帰りついてみるとやはり薄雲のたなびく白空。気象衛星画像を見ると九州あたりで北に盛り上がっているのが流れてくるようなので今夜の星見も?な感じです。まあ明け方の木星さえ見せてくれたら文句は言いません。

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木星 2022/05/05

この連休中は意外と自転車は走れていて疲労が出てきました。さらにここにきて夜の星見が重なって寝不足が加わり昨日の自転車走は午前中だけ多摩川に沿って100km走って切り上げて夜の星見に備えて昼寝で回復を図りました。

ところが日が暮れて暗くなりはじめた頃から梅雨前線の一番北側の薄雲が流れ込み始めました。
気象衛星写真を見ると雲の流れる方向と雲の帯の向きが一致しているので邪魔し続けるパターンです。ちょっと北に行けば快晴が継続しているのが悔しい限り。
ということで明け方の木星に期待を寄せて就寝。

4:00起床。
まだ薄雲があるようですが木星、金星が光っているのが見えたので撮影に入りました。
Jup_202205041932_0capture_l4_ap392
5月5日04時28~36分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

気流は昨日と同じくらい落ち着いていました。
今シーズン2日目にして大赤斑が見えていました。ラッキー。大赤斑の右下の方には木星が見られなかった間に大赤斑の下を通過していった色付白斑も確認できます。

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2022年5月 4日 (水)

木星 2022/05/04

昨晩は日没後からずっと星見を続けていましたが0時過ぎに体力の限界が訪れて睡眠に入りました。

ふと気づくと3:50。
快晴が継続しています。今日こそは木星を撮影するために経緯台の右アーム用ファームウェアをインストールして臨みました。

Jup_202205031942_9capture_lapl4_ap362
5月4日04時41~44分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=420、4000フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

合前の撮影から3か月ぶりの対面です。日出直前には高度が20度を越えてきました。今シーズンの初ショットです。
ちょっと前まではイオの影が落ちていたのですが待っている間に離脱してしまいました。イオ本体は木星面を経過中ですが全く分かりません。

今朝は気流が良かったので木星の高度が上がるのを待つ間に他の惑星も木星と同じ拡大率で一緒に撮影。
土星
Sat_202205031905_9capture_lapl4_ap34
昨日より良く見えています。

火星
Mar_202205031913_1capture_lapl4_ap2
気流が良かったので南極冠がはっきり写りました。火星はちっちゃいですな。

金星
Ven_202205031956_9capture_lapl4_ap19
これだけ大きく写るのに可視光では模様が見えないのが残念。

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2022年5月 3日 (火)

NGC4647の超新星 SN 2022hrs

良く晴れて星見を堪能。

おとめ座の銀河NGC4647に日本の板垣さんが発見した超新星SN 2022hrsを撮影してみました。
Sn-2022hrs
真ん中の明るい銀河はM60、その上の淡い渦巻銀河がNGC4647。その中心のちょい下にある星が超新星SN 2022hrsです。
クリックすると超新星爆発を起こす前(2月13日)と後(5月3日)で星が点滅します。

発見されたのは4月16日で15等級だったそうです。
左の一番明るい星が12.1等、その上の星が13.8等なので今日は13等前半はありそうでずいぶん明るいです。

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土星 2022/05/03

昨夜は雷雲の影響で夜前半は使えず望遠鏡をベランダにセットして早寝して深夜に起きてみました。
0:30起床。
南の空に雲が見えましたが上空は晴れ。
早速星見に入ったのですがわずか30分で低い雲に覆われべた曇り。30分待っても晴れて来ないので1:30二度寝に入る。

3:20起床
南の空低くに雲が連なっていましたが上空は晴れています。
気流もやや良くなったので土星撮影。
Sat_202205021942_8capture_lapl4_ap35
5月3日04時42分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=420、4000フレームを40%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

今日は木星撮影用の拡大率に上げて撮影。 カッシニの空隙が何とか分離でき満足して5:00三度寝に入る。

7:00起床。
快晴の朝ですが8度くらいで相変わらず肌寒い。何度も起きたり寝たりしたので寝た気がしないがこの天気に朝寝はあり得ない。
今日は雨の心配もなく気温も上昇する予報で思いっきり走れるのですが朝が寒いと着ていく服に悩みます。8度というのは冬の昼間の気温なので半袖短パンはあり得ないのです。でも朝に合わせると昼間汗をかきすぎるし、昼に合わせると朝の寒さで体が冷えてしまってペースが上がらずに終わることがあります。悩ましい季節です。
結局上は長そで、下はハーフパンツで出発。

7:40出発~多摩川CR~関戸橋~都18~野津田~県57~境川CR~遊行寺~R467~R134~江の島休憩~R134~相模川河口~県46~相模川沿い~相模川CR~厚木~相模川沿い~県48~町田街道~高尾~浅川CR~多摩川CRで15:40帰宅。
いつもの江の島経由相模川北上コースです。朝のうちは北風、日中は南風となり楽のできるコースでした。

走行距離:161km

今夜はやっと透明度の良い晴れ空となったのでこのまま星見に突入。

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2022年5月 2日 (月)

C/2017 K2 (PANSTARRS彗星) 2022/05/02

2:30起床。
雨は昨夜のうちに上がり予想通りちょうど晴れてきたタイミングでした。
透明度は良い方でしたが気流は悪く、球状星団めぐりも星がボケて分離せず。

C/2017 K2 (PANSTARRS)
C2017k2_stack_20frames_300s35
5月2日03時48分、D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、UV/IR-Cut、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15s、Gain=480、20フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

わし座を移動中のC/2017 K2 (PANSTARRS彗星)を撮ってみました。このあと5等級まで明るくなる予報が出ている彗星。

火星
Mar_202205011940_8capture_lapl4_ap4
5月2日04時40分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=320、6000フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

今シーズンの火星を初撮影。気流が悪く薄雲もかかって南極冠が白く見える以外はかすかな濃淡が分かる程度の写りでした。

5:00二度寝に入る。

7:30起床。
なんとどん曇りの空でした。一時的に小雨もぱらつき。連休4日目ですが連日朝はひんやり、昼はうすら寒い天気が続きます。
自転車走に出発するのはしばし様子見。
10時半ころから雲間から薄日が出始めたので昼食を兼ねて出発。
10:40出発~多摩河原橋のかつや昼食~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CRで13:40帰宅。

走行距離:55km

今夜もスッキリ晴れてくるのは夜中すぎかな。明日からの天気に期待。

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2022年5月 1日 (日)

NGC4699、NGC5073、NGC6907など

昨日は日没頃まで快晴が続いていたのに暗くなるにつれれキレの悪い低い雲が広がって来て星見できず。

3:30起床。相変わらず目覚ましいらず。
今日は木星と金星が一番接近する日だったので運が良ければ雲の切れ間、または雲越しに見られるかと期待しましたがどん曇りだったので素早く二度寝に入る。相変わらず夜の天気悪すぎ。

5:50起床。
どん曇り継続ですが雨は午後からの予報なのでそれまで自転車走。

6:30出発~多摩川CR~是政橋折り返し~多摩川CR~羽田スカイブリッジ~京浜島周回~羽田~多摩川CR~多摩河原橋まで周回して11:30帰宅。

走行距離:100km

雨は12時過ぎに降り始め。衛星画像を見ると今回も西側が丸みを帯びて立ち上がっているので夜雨が止んだ後明け方頃には晴れている可能性があるので今から目覚ましを3時にセットしておこう。

コップ座NGC3956
Ngc3956_stack_61frames_915s35
渦巻銀河です。腕の構造などは淡くてほとんど分かりません。
近赤外で撮影しているので左上の赤い星は11.0等ですが右上の9.3等星よりもずっと明るく写っています。

おとめ座NGC4699
Ngc4699_stack_60frames_900s35
まるで楕円銀河かレンズ状銀河のような写り方ですが渦巻銀河です。明るい中心部以外周辺の円盤部分はほとんど見えていません。

おとめ座NGC5020
Ngc5020_stack_60frames_900s35
棒渦巻銀河です。中心部を通って左右に伸びる棒構造から腕が緩く巻いています。

おとめ座NGC5073
Ngc5073_stack_60frames_900s35
棒渦巻銀河をほぼ真横から見ています。上端にちっこい銀河があります。

やぎ座NGC6907
Ngc6907_stack_60frames_900s35
春の星座から秋の星座に一気に飛びました。渦巻銀河です。太い2本の腕がS字状にうねっています。
左側の腕の中に明るい部分がありますがNGC6908というレンズ状銀河が重なって見えています。

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