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2022年5月12日 (木)

木星と土星 2022/05/12

3:40起床。
すっかり雲に覆われていましたがかすかに金星が見えたので二度寝に入らず頑張ってみることにしました。
未明頃の雲は上層の薄雲+下層の雲の2層構造で南西から押し寄せる下層の雲がかかると全く見えなくなります。
望遠鏡は昨夜のアライメントの状態を残してあるので自動導入でターゲットを導入できます。まずは火星でピント合わせを済ませておき、雲の動き次第の撮影なのでじっと我慢してその時を待ちます。

先に土星あたりの雲が薄れて姿を現したので試し撮り。
Sat_202205111853_0
5月12日03時52~53分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=400、3000フレームを60%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

2ショットで雲に隠れてしまったので2ファイルでDe-rotationかけてみました。
カッシーニの隙間も縞も見えているので気流は落ち着いているようです。
木星付近の雲が薄れるのをひたすら待ちました。

Jup_202205111926_0_60
5月12日04時24~27分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=350
、3500フレームを60%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

5分間ほどのチャンスが訪れ3ショットを撮影できました。
De-rotationかけてみると、あれ嬉しや、大赤斑が見えていました。しかも低空と雲の状態の割には良く解像しています。
大赤斑の右下の色付き白斑もちょっと色付きで写っています。その右は昨シーズンぼやけ白斑と呼んでいた白斑でしょう。両者の距離がずいぶん離れました。
少なくともこれくらい見えてくると変化が追えて楽しいですね。今朝も粘った甲斐がありました。

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