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2022年6月

2022年6月30日 (木)

木星 2022/06/30

2:10起床。
今日も静かに晴れていますが電子ファインダーから見える木星は昨日よりも滲みが多く薄雲がかかっていました。
気象衛星の赤外画像を見ると北日本にかかる前線で発生した高い位置の雲が上空の高気圧回転で南に流れ込んで来て消え切らずに関東地方に流れ込み続けていて解消しそうにありません。
Jup_202206291735_4
6月30日02時31~39分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲がじゃましていますが気流は落ち着いていました。
大赤斑が沈みかけの面です。
南半球中央付近に1番の白斑、左端に2番が姿を現しつつあります。

Jup_202206291831_2
6月30日03時26~35分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

白斑の1番、2番、3番が見えています。
南赤道縞の南端はグレーのリング状暗斑列でしょうか。
北半球中緯度には北半球で一番目立つ白斑が見えています。

Jup_202206291927_2
6月30日04時22~31分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=350、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

2番から5番の白斑が見えています。この付近は2日前28日と同じ面になりますが今日のほうが写りが良いので気流は良かったみたいです。
南半球中緯度の暗斑列先頭(中央付近)の暗斑は一段と濃い色をしています。

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2022年6月29日 (水)

木星MAP 2022/06/26-29

この3日間で木星面をほぼ1周撮れたのでMAPを作成してみました。

2022062620220628_map1

3日も経過すると流れの速い場所では模様の移動が大きいですが大赤斑や白斑の大まかな位置関係、南北赤道縞の様子など次回観測時の目安としてしばらく使えます。
五つ子白斑は経度75度~190度の間に広がりました。特に1番と2番の間が50度くらい開きました。同じ緯度にはほかに2つの白斑があります。
北緯25度付近の北温帯縞は相変わらず一直線の紐のように細い状態。
北緯35度付近の縞は暗斑状に見える場所と縞状に見える場所が分かれています。120度付近にある白斑と何か関係あるのかな。

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木星 2022/06/29


2:30起床。
静かに晴れています。快晴かと思われたのですが電子ファインダー内の木星が滲んだように見えていたのでわずかに薄い雲がかかっているようです。

Jup_202206281742_0
6月29
日02時37~46分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

昨日に引き続き気流は安定していました。現在の酷暑が続くうちは荒れる心配はなさそうです。
大赤斑が見えてくる前の面です。
この付近は北赤道縞がやや太めで左下方向に伸びる青黒いフェストーンが幾筋も見られます。
北半球中緯度には暗斑列が見られます。
南赤道縞はこのあたりから二重構造になっています。

Jup_202206281835_9
6月29日03時31~40分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が左の縁に見えます。
南半球中緯度の中央付近に色付き白斑。そのすぐ右下には五つ子白斑と同じ緯度にある白斑。

Jup_202206281930_0
6月29日04時26~33分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=300、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

日出の時刻を迎えて大赤斑がだいぶ回ってきました。赤みが強いです。
大赤斑の右側、南赤道縞の南縁に2つリング状暗斑が見えます。
北半球中緯度の暗斑列はまだ続いています。

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2022年6月28日 (火)

木星 2022/06/28

2:00起床。
前の晩埼玉県あたりに発生した雷雲による北風が吹き込んできて21時前には30度を下回り明け方は24度くらいまで下がっていました。上空に広がっていた雲も消えて静かに良く晴れています。
高層天気図では上空も太平洋高気圧の勢力圏内で風が弱くなってきました。まだ高気圧の軸が南海上なので西からの山越えです。

Jup_202206271716_6
6月28
日02時13~19分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

昨日よりも気流は安定してきた感じです。
南赤道縞の右端にある光点はイオでした。
南半球中緯度右端の白斑は5つ子の1番、中央やや左が2番です。
北半球中緯度中央付近にも大きめの白斑。

Jup_202206271817_3
6月28日03時13~21分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

1番は見えなくなり2番から5番が並んで見えています。もう5つ同時に見ることはできなくなりました。
その北側には暗斑列。

Jup_202206271915_0
6月28日04時11~21分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

日出前雲が増えましたが邪魔されない8ショットで処理
3番から5番の白斑が見えています。4番と平べったい奴が接近。
暗斑列は白斑列と並行ではなく左下がりでその北側の白いゾーンの幅が広がっています。前の画像に遡ってみると暗斑列のその前にはグレーの縞が続いているようです。
夏の気流ではちっこい望遠鏡でも細かい所が見えてきて面白い。

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2022年6月27日 (月)

木星 2022/06/27

2:35起床。寝坊しました。
2:37 にISSが南の空を通過する予報があったのですが目覚めたのが2分前。ベランダに出て見上げると明るいISSの光点が北東の空に去っていくところでした。
気を取り直して木星へ。昨日までベランダに吹き付けていた南風もすっかりおさまって静かな明け方です。気流も落ち着いてきました。

Jup_202206261829_6
6月27
日03時25~34分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理


Jup_202206261924_9
6月27日04時21~28分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=310、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央を通過するタイミングでした。気流も落ち着いてそこそこの見栄えで機嫌も良くなりました。
大赤斑の中心の目が一段と赤いです。

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2022年6月26日 (日)

木星とISS 2022/06/26

2:00起床。
熱帯夜ですが全開にした窓から風が部屋を吹き抜けていくので気持ちよく眠れました。ベランダに打ち付ける南風はだいぶ弱まりました。今日も透明度の良い空で木星が明るく光っています。

Jup_202206251801_0capture_lapl4_ap63
6月26日02時57~04分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=300、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流はまだ悪い状態ですが昨日と比べればだいぶ改善しましたが詳細は見えません。
南半球中緯度の中央付近右に五つ子白斑の4番と5番と思われる白斑が何となく見える程度です。

今日はこのあとISS通過があるので1500mm直焦点撮影のため木星でピント合わせついでに撮影
Jup_202206251811_8capture_lapl4_ap4
6月26日03時11分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=180、10000フレームを30%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

直焦点のほうが良く写っているような気がします。

ISSは南西の空から北の空に飛行しました。ベランダからは接近の初めから望遠鏡で追跡できるので庇に隠れるギリギリの姿まで撮影できました。
Iss_202206251825_3capture_20
6月26日03時25分 D=127mm、F=1500mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、0.8ms、Gain=220、20フレームスタック、RegiStax 6でWavelet処理

今日の最接近時は435kmですが庇に隠れる直前で460kmくらい。悪天続きで撮影できませんでしたが自動追尾システムにしてから初めて500km以内の姿を捉えました。
500km以内になると木星より大きく見えます。

1.5倍Drizzleして処理
Iss_202206251825_3capture_drizzle1560
何度も自動追尾撮影の練習を重ねた成果がやっと出ました。
太陽との角度が良く左右のラジエーターが露出オーバーにならず写りました。ロシアのプログレス宇宙船の太陽電池パネルも見えます。
右から2番目の太陽電池パネル下側の両端に光点が見えるのは何でしょう?

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2022年6月25日 (土)

宮ケ瀬から裏ヤビツ

2:00起床。
快晴の星空で透明度が高く木星が明るく輝いていました。
しかし相変わらずベランダに吹き付ける南風は強く、拡大した木星は風による望遠鏡の揺れで視野の中を右往左往していました。
気流も非常に悪く撮影してみたものの今シーズン最悪のボケボケ。大赤斑が正面のタイミングだったのですが不採用。ガッカリです。
高度の高くなる日出前に期待して一旦二度寝。

4:00起床。
快晴で透明度の高い状態は継続し木星は明るくなった空の中で相変わらず明るく輝いていました。
しかし相変わらずベランダに吹き付ける南風は強く、拡大した木星は風による望遠鏡の揺れで視野の中を右往左往している上に気流も全く改善していないので撮影をあきらめて望遠鏡撤収。三度寝に入りました。

5:00起床。
抜けるような青空。いつ以来でしょうか。
寝たような寝ていないような中途半端な状態ですが今日も自転車走に出発。
暑くなるらしいので宮ケ瀬から裏ヤビツのコースで涼んできます。

6:00出発~多摩川CR~浅川CR~町田街道~県48~R413~津久井湖~県513~県64~9:20宮ヶ瀬湖休憩~県70~11:10ヤビツ峠(88.0km)折り返し
朝からピーカンで日差しが熱かったです。
宮ケ瀬湖に行くのに奥野林道の林間コースを使って日差しを避けながら早戸川林道交点まで下って左折しようとしたらがけ崩れのため通行止めのため県64まで戻り。
県70の裏ヤビツに入り1車線道路に変わると木陰に覆われた涼しいコース。気温表示も25度とかあって快適。
ゴマ屋敷の湧水で首筋を冷やしてヤビツ峠まで頑張り、峠のロータリーを一旋して帰途につきました。

~県70~宮ヶ瀬湖~県64~県513~津久井湖~R413~県48~町田街道~浅川CR~多摩川CRで15:40帰宅。
帰路は暑さとの戦いでした。八王子市役所わきのアメダス観測所では通過した14時過ぎに38度を記録していました。

走行距離:170km

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2022年6月24日 (金)

C/2017 K2 (PANSTARRS彗星) 2022/06/24

急に真夏が到来しました。大変好ましくうれしく思います。
毎日どんよりしているよりも死ぬほど暑い方が元気が出ます。

C2017k2_20220624
6月24日21時10分、D=127mm、F=1500mm×0.5レデューサー、IR685、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、8s、Gain=500、52フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

夜も晴れたので久しぶりの木星以外の星見なのですが南風が強烈にベランダに吹き付け望遠鏡は揺れ揺れでライブスタックもまともにできません。星像がぼやけたようになっています。
そんな中、明るくなってきたC/2017 K2 (PANSTARRS彗星)を撮影してみました。
5月2日に撮影して以来ですがすっかりコマが大きくなりかすかに左上方向にしっぽが伸びているようです。もうちょっと焦点距離が短い方がはっきり写るかもしれません。

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2022年6月21日 (火)

木星 2022/06/21

3:00起床。
薄雲がかかって朧な月が見えていましたが、昨日と違って雲が薄くなってその近くに木星が見えていたので急遽望遠鏡をベランダに設置して撮影に入りました。
Jup_202206201824_1
6月21日03時20~28分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=360、3000フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲のせいで光量が不足しgainを高くシャッタースピードを長くするため1ショットの撮影枚数は少なくなりノイズの多い画像となります。
それでも南半球には五つ子白斑の3番から5番が分かります。2番も3番のすぐ右にいるはずですがはっきりしません。
白斑列の北側には暗斑列も見られます。
毎度おなじみの意地悪な薄雲さえなければもっとはっきり見えたと思うのですがこのあと日出前まで何回か撮影してみましたがこれ以上の画像は得られませんでした。

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2022年6月20日 (月)

小田原へ行く

2:30に目覚めたものの南東の空に見えた月は形が分からないくらいに朧だったのですぐに眠りに戻りました。
4:00起床。
今日は小田原9:30の用事があるので朝食を食べて自転車で出発準備。

5:00出発~都3~都57~境川CR~遊行寺~R467~江の島休憩~R134~大磯~R1~9:30小田原着(95km)。
20度以上あって湿度が高く生ぬるい朝でした。走り始めてすぐに汗が出て走行して風を受けているのに全然乾かず不快。
いつもの白空で朝のうちは日差しが殆ど無いのが救いでした。
平日朝のR134はデカいトラックも走っていて流れが速く車に追い抜かれるときの追い風に背中を押されるので快調でした。
小田原での要件は30分ほどで終わって帰途につきます。

10:00小田原出発~R1~大磯港休憩~R134~R467~遊行寺~境川CR~県57~野津田~都18~府中四谷橋~多摩川CRで15:40帰宅。
相変わらずの白空ですが雲が薄れ夏至前日の強烈な日差しを浴びながらの走行でした。南寄りの海風が吹き込んで直接海風を受ける場所では結構涼しい風で相模大橋の気温表示は昼過ぎで24度でしたが湿度が高くて全身べたべたです。
帰路の境川CRは南の追い風で楽させてもらいました。

走行距離:204km

19日朝の月
Moon_202206181652_1capture_l4_ap61430

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2022年6月19日 (日)

木星と土星 2022/06/19

1:50起床。
天気の変化が早く昨日夕方から降り始めた低気圧による雨は夜半前に止んだようで低気圧通過後に急速に晴れ渡り快晴域が広がっていました。
今シーズン雲に邪魔されないで落ち着いて木星を撮影できるのは初めてじゃないでしょうか。昨日の嘆きが天に通じたか。
2時過ぎではまだ木星高度が低く気流の影響が大きいので土星や月に寄り道。

Sat_202206181735_2capture_l4_ap6
6月19日02時32~37分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=400、4000フレームを60%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

模様の変化は無しですが土星も大きくなってきました。

Jup_202206181754_1
6月19日02時50~57分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

低気圧通過後の割には気流は安定していました。
五つ子白斑の4番5番が右端に見えます。
左端の黒点はイオの影。
南赤道縞の南側中央付近にはグレーのリング状の暗斑。


Jup_202206181800_8
6月19日03時00分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、5000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

衛星イオと影を1ショットで撮影。
衛星の影をクッキリ撮影できたのは今シーズン初めて。

Jup_202206181921_7
6月19日04時17~26分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

日出直前の木星高度は45度を越えていました。
色付き白斑が昇りぼやけ白斑が中央やや左であと1時間もせず大赤斑が見えてくるタイミングです。
イオは木星面上にあり左端の南赤道縞が2本に分かれている真ん中に白斑のように見えています。

撮影を終えて望遠鏡を撤収した4:40にはすでに薄雲が広がり始めていたので快晴域が広がったのはほんの数時間のことになります。

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2022年6月18日 (土)

木星 2022/06/18

昨日は14時過ぎから上空の雲が切れて青空となりましたが夕方には次の悪天に先行する薄雲が広がり始め星見は断念。

2:40起床。
南の空に薄雲のかかった月が見えました。ちょっと左には土星がいるはずですが見えません。東の空に目を向けると木星は滲んだように見えていたので導入。今日もまた薄雲越しの木星です。
Jup_202206171805_3
6月18日03時03~07分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=380、3500フレームを60%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

10ショット撮影中の5ショット目後半から雲の厚みが増して撮影を中止。撮影できた5ショットでDe-lotationしてみました。
右端に沈みかけの大赤斑が見えています。前回13日と同じような面です。
大赤斑の後ろに続く南赤道縞の乱れが見えます。
南半球中緯度の中央付近の白斑は5つ子の1番目かな。
今日はこれ以降雲が薄まる気配無く終了して二度寝に入りました。毎回書いてますが雲に邪魔されていない木星をじっくり見てみたいもんです。梅雨明けまで無理かな。

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2022年6月14日 (火)

NGC4647の超新星 SN 2022hrs 2022/06/12

6/12午後の雷雨の後にきれいに晴れ上がった月夜となりました。
大きな月があって邪魔ですが10日ぶりの快晴で透明度も高いのでNGC4647の超新星 SN 2022hrsを撮影してみました。
Sn2022hrs_20220612
4つ並べると勝手に縮小表示されてしまうので見にくいですが(クリックすると原寸表示されます。)超新星はNGC4647の右上の星(14.56等)よりも暗くなった感じです。
おとめ座も西に傾く時刻が早くなってきたので撮影することができなくなるのが早いか5インチ鏡で見えなくなるのが早いか。



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2022年6月13日 (月)

鴻巣へ行く

せっかくの3時起きなのに木星撮影のガッカリな成果に意気消沈しつつも今日は8:30までに鴻巣まで行く用事があるのですぐにベランダ天文台を片付けて画像処理を終えて自転車で出発準備。
夜明け頃は邪魔者の上空の薄雲がピンク色に染まってきれいでしたが余計な演出である。

5:10出発~多摩川CR~都19、都12~ひばりが丘~県36~志木~羽根倉橋~荒川CR~R16上江橋往復~荒川左岸CR~御成橋~県27~8:20鴻巣の目的地着。

自転車で走るには快適な陽気でした。昨日の午後に南下していった雷雲の後から乾いた空気が入り一瞬5月の空気が戻りました。
羽根倉橋で荒川CRに出ると思いっきり北西風の向かい風。
苦労してR16上江橋を右岸まで渡って右岸CRに入ろうとしたところ堤防工事で迂回路が閉鎖?されていたようで仕方なく上江橋で左岸に戻り左岸CRで北上。

9:40鴻巣出発~県27~荒川CR~川島~入間川北岸~落合橋~入間川CR~豊水橋~R299沿いの道~飯能~県195~都193~都28~東青梅~新奥多摩街道~羽村~多摩川CRで15:10帰宅。

用事は1時間ちょっとで片付きました。今日は雷の予報は無いので帰路は入間川CRに入り込んで羽村経由多摩川下りにしました。
あんなにしつこく広がっていた薄雲もすっかり薄れて青空が広がる上天気。この空があと5時間早く来てくれればよかったのにと何度も思いながら追い風気味の入間川CRで飯能方面へ。
羽村から最後の多摩川CRは北風が東風に豹変していて正面から。でも5月のような乾いた晴れだったので良しとするか。
走行距離:175km

昨日夕方、南東の空、積雲の隣に見えた月を28mmのデジカメで撮影
P50_20220612_1840111
透明度は良かったのですが望遠鏡で見たら気流が悪くて拡大撮影を断念。

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木星 2022/06/13

3:10起床。
すでに薄雲が広がっていました。土星は存在が分からず見える星は木星だけ。
まあ木星がメインの相手なので迷わず木星を導入。
薄雲に邪魔されるは気流は悪いはで久しぶりの木星はがっかりな見え方でした。

Jup_202206121830_5
6月13日03時26~35分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、25ms、Gain=400、3000フレームを60%スタック×9、RegiStax 6でWavelet処理

南半球右端に大赤斑のオレンジの楕円とすぐそばにガニメデの影。
以上2つが見えていたので精神的に救われました。
雲に邪魔されない木星はいつ見ることができるのでしょうか?

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2022年6月10日 (金)

月齢9.9 2022/06/09

関東は6日に梅雨に入ったものの梅雨前線と低気圧による悪天は6日だけでそれ以降の曇天は湿った東寄り風と上空寒気によるもので梅雨ではない悪天が継続。
毎朝3時半ころに目が覚める習慣は途切れることなくフラッと外を見てべた曇りを確認してすぐ二度寝に入る生活です。
今夜も曇りなので昨日夕方から宵のうちに雲が切れてお月様が南の空に見えたのでストレス発散のため撮影した月を貼りつけ。
Moon_20220609_1902
6月09日19時02分 D=127mm、F=1500mm、ASI294MC、SharpCap 4.0、5ms、Gain=285、500フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、30%に縮小

オリジナルを30%に縮小してあります。クリックすると30%縮小した実際の大きさで表示できます。縦表示で全景を見るにはこれくらいが丁度いいのかも。

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2022年6月 8日 (水)

今シーズンの木星面を確認

梅雨入り直前に連続して撮影できた木星のマップを作成して昨年同時期と比較してみました。
20220607
撮影できた範囲の都合で五つ子白斑から大赤斑までの範囲です。
昨シーズン等間隔できれいに並んでいた五つ子白斑列は木星面をほぼ一周してきました。その中で先頭を行く1番がスピードアップして2番以下との間隔が大きく開いています。全体で110度ほどに開き5つを同時に撮影するのはかなりタイミングが良くないと難しいかも。
2番から5番までの間隔はほとんど変わらず3番が4番のほうに寄っています。
2番の右上に5番の右上にあるのと同じ白斑状のものが発生しています。
白斑列の北側に暗斑列が形成されました。
大赤斑は一回り小さくなった感じです。位置も左に20度くらい移動しました。
北緯25度付近の北温帯縞の幅が狭くなりほぼ一直線の紐のようになっています。
北赤道縞の北側、北緯15度あたりに点々と存在していた茶色い島状斑点は淡くなっています。
さてここからどう変化していくでしょうか。

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2022年6月 7日 (火)

木星 2022/06/07

3:30起床。
曇っていましたがしばらく見ていると北から流れ込む低い雲の隙間から木星がちらりと見えたので望遠鏡をベランダに設置。
切れ間が来るのを狙って木星でアライメントして導入。ピント合わせ、ADCの調整などしているうちに4時を回りました。
木星のいるあたりだけ雲の切れ間が狭く1ショットも撮影できないまま日出時刻を迎え今日も無駄に早起きしてしまったと撮影をあきらめた時に雲が急に切れました。
Jup_202206061930_3
6月07日04時25~35分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

発達した低気圧の通過後で気流は荒れていましたが苦労して撮影したので採用。
大赤斑がもうすぐ昇ってくる前の面でした。
低い雲が切れると透明度の良い空だったようで青空の中での撮影でした。
梅雨入りしたけど、これからもずーっと雲との戦いが続くのか。雲に邪魔されない木星を撮影してみたい。

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2022年6月 6日 (月)

NGC4647の超新星 SN 2022hrs 2022/06/02

前回5/25撮影から8日経過した6月2日のNGC4647の超新星 SN 2022hrsを比較してみました。
Sn2022hrs_20220602
5/25よりも明らかに暗くなり超新星の右上にある星(14.56等)よりは明るいですが13等後半か14等くらいでしょうか。



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2022年6月 4日 (土)

戸沢峠から小峰峠

木星の画像処理を終えて朝食を食べちょっと仮眠するかすぐ自転車で出発するか悩んでいるうちに7時を過ぎてしまい、ここで仮眠したら今日はダメダメな状態になりそうだったので自転車で出発。

7:30出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~陣馬街道~都61~戸沢峠~都32~10:10旧小峰峠
戸沢峠の区間は道が狭く交通量がそこそこあるので登り区間は慎重に。この区間はバイパスが計画されていて峠の山側にトンネルを開通させる計画のようです。そうしたら旧道となって峠区間をのんびり走れるようになります。

小峰峠
P50_20220604_1012051
いつもこの時期に通過しているような気がします。
トンネルまでの旧道区間はうっそうとしたスギ林に覆われ昨日の雷雨で路面に溜まっていた枯れ葉が流されて路面はウェットのままでしたが走りやすくなっていました。
トンネル内は蛍光灯の照明が生きていて、いつやってくるか分からない自転車乗りを助けてくれています。
トンネルから先は日当たりも良く路面はドライ。センターラインで区切られた2車線の広い路面がきれいに残っています。

~都32~五日市~都165~草花丘陵~羽村~多摩川CR~多摩大橋~府中四谷橋間周回~多摩川CRで15:00帰宅。
昨日の雷雨で空気感が5月に戻り爽やかで走りやすい一日でした。違うのは日差しが強烈で熱いことです。

走行距離:132km

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木星 2022/06/04

3:20起床。
雲に覆われていましたがわずかに雲の隙間があり時々木星が見えたので撮影準備に入りました。
大きな雲の切れ間に入り木星を撮影できるようになったのは結局4時直前からだったので今朝も無駄に早起きしてしまったことになります。
毎日雲がかかり文句を言っていますが直近8日間で7日撮影できているので良しとすべきなのでしょう。

Jup_202206031901_4
6月04日03時57~05分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

今日もそこそこの見え方でした。昨日悪さした寒気は抜けたのでしょうか。
五つ子白斑列が正面のタイミングでした。5/30のちょっと後ろの面です。5つの白斑のうち先頭の1番目がすでに右端見えなくなっています。2番と3番の間隔も開き全体が広がったようです。
5番の右上にある白斑と同じものが2番の右上にも発生したようです。

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2022年6月 3日 (金)

木星 2022/06/03

3:10起床。
昨夜寝る前は快晴だったのにまたもや薄雲が一面に広がっていました。でも木星は見えていたので撮影準備。
すぐに薄雲は濃密になりピントも合わせられない状態が4時過ぎまで継続。せっかくの早起きがまたしても無駄に。
あきらめずにいると4:10頃やや薄れて来たので無理やり撮影開始。20ショット連続撮影をかけて当りの画像だけで処理する作戦。
日出直前にはべた曇りに近くなり途中で終了。
雲のかかっていない木星を見てみたいわ。

Jup_202206021916_7
6月03日04時12~20分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=380、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

濃密な薄雲越しでしたが昨日のような明滅は無く一定の濃さが継続する薄雲だったので何とか使える8ショットで処理。
露出不足気味で画像は荒れていますが久しぶりの大赤斑なので採用。
昨シーズン北赤道縞のすぐ北側に茶色い横長の斑点がいくつかありましたがこの範囲には見えなくなりました。
大赤斑渦の後流の乱れで白斑がいくつか並んでいます。

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2022年6月 2日 (木)

ISSを撮る 2022/06/02

昨日のISSは雲越しで見られませんでしたが今日は晴れて見ることができました。
しかし条件は悪く北の空から南東の空に飛行するため経路の大半は庇の向こう側でベランダから見え始めた時の距離は高度25度で850kmと遠くなっています。
それでも自動追尾に手慣れてきたところで三脚を強化したり電視ファインダー化して視野導入を素早くできるようにして練習を積んできた成果を試さねばなりません。
Iss_202206021037_0
お隣の壁から姿を現して南東に飛び去りつつあるISSの姿
1500mm直焦点ではちっこかったので1.5倍してあります。
ISSは右下に飛行。かろうじて太陽光パネルが2枚セットになっているのが確認できます。

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木星 2022/06/02

3:20起床
木星は見えていましたが昨晩のISS撮影を妨げた薄雲は薄れたもののまだかかり続けていました。
木星を導入して撮影に入ろうとすると流れて行く薄雲の濃淡により木星が明滅して連続したショットが撮れずしばらく様子見。
薄れたタイミングの時のショットを処理するとそこそこの写りですが濃い部分がかかったショットはボケボケでした。
せっかくの早起きも無駄となり、結局日出直前の雲が薄れたタイミングで8ショット連続で撮れたものを採用。

Jup_202206011925_6
6月02日04時22~29分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲の邪魔があった割には思いのほか見えていますが今日も大赤斑の姿はありません。
五つ子白斑列の後尾が右端に見え、あと1時間半ほどで大赤斑が昇ってくるタイミングでした。
南赤道縞の南側にある暗斑列は右側のほうがしっかりとしています。

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2022年6月 1日 (水)

木星 2022/06/01

3:40起床。
下層雲と上層の薄雲の散らかっている空でしたが何とか木星は見えていたので撮影に入りました。
初めの頃は頻繁に下層雲がかかって木星が隠され連続したショットが得られずボツ。
日出近くなって下層雲からしばらく離れた時間帯でようやく10ショット確保できました。雲を気にせず撮影できる日ってホントに少ないです。

Jup_202205311925_9
6月01日04時21~30分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

6月に入りました。5月中頃は今にも梅雨に入りそうな気配でしたがここにきてコンスタントに晴れ間が出るようになりました。梅雨入りはもう少し先になりそうな感じ。
今年は5月から撮影を開始しましたが木星像がボケボケになるような悪気流にめぐり合うことが少なく意外とよく見えています。
でも今朝も大赤斑はいません。しばらく前に沈んだタイミングで大赤斑の後ろに続く面がみえていました。
北赤道縞の南縁、中央やや右に見える半円形に広がるグレーの雲が以前よりも拡大したようです。
赤道帯の中央やや左の明るい部分が目立ちます。
南半球中緯度の左端に見える白斑は五つ子白斑列の先頭でしょうか。

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