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2022年7月

2022年7月31日 (日)

木星と土星 2022/07/31

真上から太平洋高気圧に覆われて夏型が安定しています。
それでも山沿いで午後に発生した積乱雲のカナトコ雲が流されてきて夕方から夜半前に上空に漂い星見はできません。
でも目標は夜半からの惑星なのであまり影響は無し。

Sat_202207301444_0capture_lapl3_ap16
7月30日23時44分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=360、12000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

いつも木星に向かう前に気流の具合を確認するため試し撮りしている土星ですが今日は一段と安定していました。
土星は衝まであと半月。太陽と同じ方向から見るようになってリング右側に落ちていた本体の影も見えなくなってきました。

Jup_202207301602_7
7月31日00時58~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

ほぼ昨日と同じ面からスタート。
大赤斑の右に延びる縞は濃い部分の両側が渦のように乱れて広がり白いゾーンを覆っているようです。

Jup_202207301703_6
7月31日01時58~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央のタイミングで動きの遅い薄雲がかかり木星は明滅し撮影に苦労しました。
右から来た南赤道縞がぐるりと大赤斑を回り込んでいるのが良く見えます。大赤斑の左上には乱流で発生した大きな白斑。
大赤斑の左下、1番白斑の右上の白斑から右方向に縞が伸びて幅を広げ大赤斑の右に伸びる縞と混ざりあうような感じ。
北赤道縞の左の方が急に細くなった感じです。

Jup_202207301755_9
7月31日02時52~59分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞は大赤斑の北あたりから左側で茶縞の成分が急減して青黒の沸き上がり縞と二重構造になっています。その真ん中から真っ白な沸き上がりが見えます。
白斑列北側の暗斑群の先頭が大赤斑に接近しています。大赤斑の下を回って右に抜けるのか大赤斑手前で反時計回りに回って南赤道縞に合流するのか。
北半球中緯度の暗斑列が良く見えます。

Jup_202207301901_6
7月31日03時59~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞の二重構造がずっと続き海老茶色がとても淡くなっています。大赤斑も右端に沈んでしまい急に色彩が乏しくなりました。
南赤道縞の南半分はグレー縞に見えていましたが気流が良いとグレー暗斑の連なりになっているのが分かります。
今日は今年一番の好気流に恵まれ満足して二度寝に入りました。

7時に目覚め快晴ピーカンの空を見て今日も自転車走をさぼろうかと思いましたが、週末走って体を動かしておかないと毒抜きできないので午前中だけ近所を周回走。
走行距離:85km

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2022年7月30日 (土)

みずがめ座δ南流星群?

今夜極大となるみずがめ座δ南群と思われる流星が1個だけ写っていました。
20220729_164234
7月30日01時42分30秒頃
南の空、中央の星は土星、右上隅はアルタイル、左下はフォーマルハウト。
カメラはASI224MCに2.1mmCSレンズを付けて撮影。赤や緑のホットピクセルだらけです。

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天王星や海王星などのちっこい奴 2022/07/30

木星撮影の合間に海王星、天王星、火星などの見かけのちっこい天体を木星を撮影しているのと同じ拡大率で撮影してみました。

海王星
Nep_202207291724_6
7月30日02時24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、40ms、Gain=450、2000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

視直径2.3秒、明るさ7.8等級。
適当に設置したベランダの赤道儀で拡大率が高く狭いCMOSカメラの視野に自動導入できるはずもなく、ファインダーで明るい夜空の中を探してやっと導入できました。

天王星
Ura_202207291917_8
7月30日04時17分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、30ms、Gain=430、3000フレームを70%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

視直径3.5秒、明るさ5.8等級。
火星の近くにいる青っぽい6等星をファインダーで探して比較的楽に導入できました。
かすかに表面の明るさに差が見られます。

ガニメデ
Gan_202207291653_5
7月30日01時53分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、6000フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

視直径1.6秒、明るさ4.9等級。
口径180mmになったら模様が写るんじゃないかとひそかに期待していましたが黒い夜空が背景だとリムがリンギングを起こしてしまいドーナッツ状になってしまいました。
でも中央は暗く写っているので木星面経過中なら模様が写るかもしれません。海王星よりちっこいのに模様が見えそうなところがスバラシイ。

火星
Mar_202207291927_5
7月30日04時27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=250、20000フレームを30%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

視直径7.8秒、明るさ0.3等級。
まだ天王星の2倍くらいの大きさにしか見えません。とっても明るいくせにちっこいので左側リムが強烈にリンギングを起こしてどう処理してもありえない模様が浮かんでしまいます。

寝不足な上に太平洋高気圧に真上から覆われて透明度の高い青空から強烈な日差しと暑さで今日は自転車はお休みかな。

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木星 2022/07/30

0:30から星見スタート。
上空の風は北寄りに変化したようで福島のほうで発生した雷雲のカナトコ雲の消え残りの薄雲が流れてきていました。
太平洋高気圧の一部が台風の後を追って本州上に中心を移して来てベランダ天文台は高気圧の東側に入ったようです。
西寄りだった時よりも気流は安定していました。

Jup_202207291609_9
7月30日01時06~11分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

5番白斑が右、7番白斑が中央やや左です。
暗斑列の右から左への形の変化パターンはこれまで通り。

Jup_202207291701_6
7月30日01時59~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

気流が良いので北半球中緯度以北の暗斑が良く見えています。
南赤道縞の中央付近はグレー縞、茶色縞、グレーのブロック渦の3層構造です。

このあとすぐに下層雲が湧いて全天を覆って曇ってしまいました。
体力温存のため1時間後に目覚ましをかけて仮眠。
3時は曇天状態ですぐに仮眠に戻り4時はいつの間にか快晴に戻っていました。

Jup_202207291911_2
7月30日04時08~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が左端に見え始めました。その右側の様子が良く見えています。
大赤斑の右側には白いゾーンがほとんど見えなくなりました。

Jup_202207291940_1
7月30日04時36~43分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の近くを見るため頑張って日出前にもう一枚。
大赤斑右手に伸びる乱れた縞は色付き白斑の手前まで広がって来ています。


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2022年7月29日 (金)

大赤斑の右に伸びる縞

大赤斑の左側から下を回って右に延びる縞の変化を3日分の画像で追ってみました。
20220729
7/11では大赤斑の右に10度ほど濃い部分がありその先は細い縞となって色付き白斑あたりまで伸びています。
7/18には濃い部分が30度近くまで伸びその先は次第に細くなって色付き白斑あたりまで伸びています。
7/28では大きく変化し大赤斑の下を回った縞の先で50度くらい先まで白いゾーンいっぱいに広がってしまったようです。その先には以前からの紐のような縞が色付き白斑の先まで伸びています。

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木星 2022/07/29

1時に目覚めたものの前夜の雷雲の消えかかりの雲が広がっていました。一部切れ目が出始めていたので晴れてくると予想してベランダに望遠鏡を設置して外気温になじませつつ待機。
高層天気図では上空を太平洋高気圧が覆っていて夏型なのですが下層がとても湿っているためどうしても日中の対流で雲が湧かずにはいられず雷雲まで発達してしまいます。でも夜も更ければ上昇流を失った雲は上空の高気圧の下降流で沈降解消していきます。

1時半ころには雲の切れ目も広がり木星も見え始めました。大赤斑が見えていましたが気流が悪くてボツ。
Jup_202207281711_8
7月29日02時10~14分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

2時を過ぎると気流が急に安定してきました。大赤斑は右端に沈みつつあります。
その後面は白斑と暗斑が目立つ面です。右端に1番白斑、中央から左に2番から4番白斑まで見えます。
北赤道縞の中央付近の南縁には青黒い雲の沸き上がっている列。
紐のように細い北温帯縞の南北は白いゾーンが大きく広がります。何か模様は欲しい所です。
左端は裏側から出てきたイオ。

Jup_202207281801_1
7月29日02時58~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

2番から5番の白斑が並んでいます。
暗斑列から一段南側中央付近に見える平べったい暗斑は白斑列や暗斑列よりも右への移動が遅く追い越されていきます。

Jup_202207281902_4_20221115220701
7月29日03時59~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

4番と5番の間の平べったい奴は横幅が長くなったでしょうか。
暗斑列は左に行くにつれ小さく縦に細長に変わっていきます。
北赤道縞の幅が広がるエリアです。中央やや右には白く湧き上がる雲が見えます。

Jup_202207281920_3
7月29日04時20分  D=180mm、F=2700mm、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5ms、Gain=200、12000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

いつも拡大撮影しているので最後に2700mm直焦点で初めて撮影してみました。
Neptune-C II は5msでも194フレーム/秒の転送速度なので12000フレームを62秒で撮影できるのでDe-lotationせず1ショットでも十分です。
5インチ1500mmと比べて直径で1.8倍、面積は3.3倍の大きさに写るのでこれでも十分楽しめそうです。ってことはISSもこれくらいの大きさに写るということですね・・・。ぜひ試したい。

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2022年7月28日 (木)

木星 2022/07/28

1:00目覚めると透明度も良く晴れていました。
念のためレーダーを確認すると岐阜方面で局地的に強いエコーが停滞しており、ひまわり画像ではエコーに対応した上空まで吹き上げられた雲が東に流れていました。

Jup_202207271618_4
7月28日01時15~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

イオの影が落ち始めていました。
色付き白斑と8番が左、7番白斑が右端です。中央のぼやけ白斑の周辺は暗斑が取り囲んでいます。

Jup_202207271717_8
7月28日02時15~20分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

左はイオ本体の6分間の移動線。
中央の色付き白斑の北側付近で広がった白いゾーンは左側で急激に狭くなっています。
北赤道縞の北側は大きなウェーブ模様が続きます。


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7月28日03時11~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

岐阜方面からの上層の雲が消え切らずにかかって来て邪魔を始め木星は明滅状態。気流も悪化。
イオの影が木星面から離れようとしています。イオ本体は大赤斑の右、南赤道縞のグレー縞の中に見えています。
大赤斑の左側の巻き込みは継続していて白いゾーンが狭くなっていたのは回り込んで右に延びる縞によるものでした。

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7月28日04時29~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

雲がかかり続ける中で4ショットなんとか撮影。
大赤斑が中央でイオが木星面経過を終えようとしています。
大赤斑の左を回り込んで右側に流れ出す様子に変化はないようです。
南赤道縞の大赤斑の左上には乱れで発生した大きな白斑が見えます。

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2022年7月27日 (水)

木星 2022/07/27

1:10に目覚めると雲間に木星が見えていました。
南風がベランダに打ち付け、低い濃密な雲が速いスピードで北に流れて行きます。
念のためレーダーで雨雲を確認すると東海地方に発達した雨雲が見られ北東方向に流れて一部は多摩西部にまで侵入しています。でもベランダ天文台上空へ流れ込んでくるエコーは当分なさそうなので木星撮影を決断。

やっと赤道儀と18cm望遠鏡の扱いに慣れて来て設置から木星導入まで10分くらいで完了できるようになりました。
極軸合わせは北極星が見えないベランダなので適当ですが子午線が引いてあるのでほぼ真北に据え付けられます。当然誤差があるので拡大撮影中の木星はゆっくりと一定方向にずれていくのですが撮影しながら微調整で対応。

Jup_202207261631_8
7月27日01時29~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

下層雲の隙間に入ると透明度の良い空でしたがやはり気流が今一つ。
白斑列の2番から5番が正面に揃っていました。4番と5番の間にある平べったい奴はちょうど中間の位置になりました。
その北側には暗斑が数珠のようにつながっています。
南赤道縞のグレーの南端が波打つように拡幅しています。
北赤道縞の南縁には青黒い雲が目立ちます。

その後下層雲の量は減ったのですが東海地方で発達して上空に吹き上がった雲の一部が流れ込み始めて邪魔し続けました。ようやく3ショットだけ連続撮影できたのが今日の最後。
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7月27日03時38~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

下層雲が減って風も弱まり気流が少し改善しました。
5番白斑が右端、7番が左に見え25日の2枚目とほぼ同じ位置です。
暗斑列は5番白斑の上あたりから左では丸みが無く縦長のの形。
このあとすぐ上層雲に覆われたので潔く撤収して二度寝に入りました。

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2022年7月25日 (月)

木星 2022/07/25

1時前から活動を開始しました。
日中見えていた上空の薄雲が引き続き流れ込んでいて時々木星にかかる状態。初めの頃はベランダに時々南風が打ちつけて望遠鏡を揺らし木星が画面上で踊っていました。
気流は昨日より悪化しました。

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7月25日00時57~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

3、4、5番白斑が並んでいます。
その北側には暗斑が等間隔に並ぶ暗斑列。
北赤道縞中央付近には数か所白い雲が湧きあがっています。

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7月25日01時58~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

5番白斑の後ろグレーの縞の中に小さな白斑が見え始めました。
このあたりの暗斑列では暗斑の粒が次第にまとまりを失ってカンマ型のものが並びます。


Jup_202207241801_0
7月25日02時57~04分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

気流が悪化しました。
7番白斑はしっかり見えますが左端の8番白斑はやっと確認できます。
暗斑列は次第にグレーの縞となり左のぼやけ白斑まで続いています。

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7月25日03時57~05分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲がかかっていましたが気流が改善しました。
8番白斑の左上に色付き白斑。
このあたりの南赤道縞は北側にグレーの塊状渦、南側は茶色の縞。


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7月25日04時55~59分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=260、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

日が昇ってからが一番安定していました。
左端に大赤斑の右側の輪郭が見え始めています。そこから右方向に細い縞が伸びて色付白斑の上あたりまで追跡できます。

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2022年7月24日 (日)

江の島に行く

6時起床。
星見が早めに曇られて打ち切ったおかげで3時間弱睡眠できました。今日も自転車走です。
内陸は暑いので海風の入り込む湘南海岸沿いを目指しました。

7:00出発~県3~県57~境川CR~遊行寺~R467~R134~9:40江の島休憩
町田市の境川左岸のCRは朝は日影部分が多く太陽にあぶられることも無く快適。しかしR246過ぎてからは右岸CRとなるため暑さ倍増。おまけに南の向かい風でした。
藤沢市街を抜けて江ノ電沿いに海に向かうと空気感が変わります。さらに江の島大橋を渡ると気温が3度以上低くなったような感じで避暑地です。
ここで今日は三ツ矢サイダー500缶を自販機で購入。午前中から500の炭酸飲料はきつかったです。

~R134~県46~相模川沿い~相模川CR~厚木~相模川沿い~県48~町田街道~高尾~浅川CR~多摩川CRで15:20帰宅。
R134は海風が横風となって意外と苦労しました。サイダーで水分糖分補給してありますがあまり効果はないようです。
相模川沿うに北上を始めると追い風を受けて楽になりましたがあっという間に気温は上昇。今日は固形物は食べず缶飲料を3本補給してしまいました。

走行距離:151km

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木星と土星 2022/07/24

大赤斑が1時過ぎに中央に来るので24時前から観測開始。
木星はまだお隣との壁の向こう側に射程外なので土星から撮影。

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7月23日23時44~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=360、4000フレームを60%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

昨夜よりずっと落ち着いた気流でした。木星に期待が高まります。
しかしこのあと雲が湧き始めて木星を撮影することができず雲の切れ目に入っての1枚目は大赤斑が中央を過ぎてからでした。

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7月24日01時44~51分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑周辺の流れは変化なく左側に巻き込んだ縞を右側に送り出しています。
大赤斑後方の南赤道縞内の乱流で沸き上がった白斑が良く見えます。
2番白斑が左端に見え始めています。この後白斑列の面になっていくのですが3時まで待っても雲の切れ目は現れず力尽きて終了。
気流が良かっただけに残念。

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2022年7月23日 (土)

戻り梅雨の梅雨明け?

4時にはすっかり曇ってしまったので木星観測を打ち切り4:20就寝。
6:00起床。
寝不足は否めませんが自転車走です。

7:00出発~多摩川CR~是政橋折り返し~多摩川CR~9:00羽田折り返し(47km)~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~12:10羽村折り返し(117km)~多摩川CRで15:00帰宅。

羽村で我慢できずにこの夏初めて自販機で500ペプシ缶を買ってしまいました。
普段の生活では絶対飲まないコーラですが、真夏の暑い日の自転車走で飲むコーラって素晴らしくウマイのです。一回この味を占めてしまうともう癖になって次回も同じ自販機に吸い寄せられてしまいます。
コーラがウマくなったということは梅雨が明けたということでしょうか。
青梅・奥多摩方面に雨雲が湧きたってきたので急ぎ帰途につきました。

走行距離:161km

 

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木星 2022/07/23

1時前から撮影開始。すでに高度は30度を越えています。
この時間だと早起きというにはあまりにも早すぎです。前の晩から起き続けていたら朝まで完徹になってしまい日中の自転車走がDNSになってしまいます。見頃の開始時間が次第に難しい時間帯に差し掛かってきました。
空は良く晴れていましたが日本海にある低気圧圏内で上空には強風帯が南下していて気流は今一つでした。

Jup_202207221558_1
7月22日00時55~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

モニター上では揺れながらもそこそこ模様が見えていたので期待しましたがクッキリ感の無い木星像でした。
7番白斑が中央です。

Jup_202207221800_6
7月22日02時59~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

2時は気流が悪くボツ。この時間は今日一番安定していました。
色付白斑が中央、すぐ右下に8番白斑。
南赤道縞の二重構造で北側と南側が対称的。
このあたりの北赤道縞は北に盛り上がったアーチ状の模様が連続しています。

Jup_202207221836_3
7月22日03時35~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

4時には曇ってしまったので撮影できず、その前に撮影した最後の画像も雲に邪魔されながらで気流は悪化しています。
大赤斑がやっと見え始めたところです。
大赤斑を回り込んで右側に流れ出した縞がちょっとずつ伸びて薄くなりつつも中央付近まで確認できます。

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2022年7月22日 (金)

木星立体視


昨日撮影した2枚の木星画像から立体視画像を作ってみました。
大赤斑の位置に注目しながら2つの木星を重ねるように左右の視線をずらすと立体視しやすいです。
20220722
左:7月21日03時50分 右7月21日04時03分
13分間で木星は7.9度ほど自転しています。
立体視に成功すると木星像が球体に見えてくるはずです。雲の高低差は見えてきません。




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2022年7月21日 (木)

木星 2022/07/21

2時頃から木星を追いかけ始めましたが中層のしっかりした厚みの雲の多い空でなかなか数分間続く雲の隙間が到来せずやきもき。
1ショット撮影途中で雲がかかった解像度の悪いデータを処理すると3時半ころには大赤斑が中央を通過しつつありました。

Jup_202207201902_7
7月21日04時02~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを60%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

やっと2ショット連続で撮影できたものを処理。
口径180mmで始めての中央付近の大赤斑の姿です。今日はきれいな楕円形をしていて中心の芯が横に太い形です。
大赤斑の左側に巻き込んだ南赤道縞の一部が下を通って右側に流れ出しています。去年の春のような形になるのでしょうか。
南赤道縞は大赤斑の左側で淡くなり白いゾーンの幅が大きくなっています。
1番白斑は8月中には大赤斑の南を通過しそうです。

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2022年7月20日 (水)

C/2017 K2 (PANSTARRS彗星) 2022/07/20

夕方まで雲が多かったですが日が暮れて暗くなると上空の薄雲だけになりました。
今回はC/2017 K2 (PANSTARRS彗星)を370mmで撮影してみました。

C2017k2_20220720_615scls
7月20日20時50分、D=60mm、F=370mm、CLS、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、5s、Gain=400、123フレームライブスタック、RegiStax 6でWavelet処理、トリミング、縮小

薄雲越しで眠たい空ですが大きくなったコマと左上に伸びる尾が割とはっきり写りました。
彗星らしい青緑色ではないのはCLSフィルターのせいでしょう。





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木星 2022/07/20

4:00起床。
その前に1時とか3時にも目が覚めましたが曇り空のためすぐに眠りについていましたが今回目覚めると下弦近い月と木星が南の空高く雲の切れ間から見えていたので慌てて撮影に入りました。
こんなこともあろうかと鏡筒はベランダで冷やして外気温になじませておきました。

Jup_202207191916_3
7月20日04時13~18分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

雲のかかる状態の撮影で6ショット使って処理しました。
ピントが甘かったです。撤収時にパワーメイトのスリーブが5ミリほど伸びだしていました。固定が甘く重さで次第にずり落ちたようです。1点止めなので気を付けないといけないですね。
18日の2枚目とほぼ同じ面になっているので見比べると詳細はぼやけています。
7番と8番の白斑が見えます。新しい鏡筒になってから3回目ですがこのあたりしか見えてないです。
南半球高緯度の中央付近にグレーの模様が見えます。
北赤道縞から左下にたなびく幾本かのフェストンは赤道当たりで合体しているようです。

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2022年7月19日 (火)

土星の衛星イアペトゥスの影

18日未明に撮影した土星の写真を見ていてふと気づいたことがあり調べてみました。
気になったのは土星本体にリングがかかっている中央付近のリングのすぐ南側にシミのような暗斑が見えたことです。
WinJUPOSで撮影時刻の土星の衛星の位置関係を表示させると下の図のような配置でした。
20220719
緑の矢印の位置の黒点は衛星イアペトゥスの影です。
撮影した土星をちょっと強調処理して拡大したのが下。
202207191
矢印の先、絶対ゴミでもノイズでもないですよね。
計算では17日18:46~18日03:00の間イアペトゥスの影が土星面を経過していたようです。
イアペトゥスは平均半径735kmほどでお月さんの4割くらいの大きさ。視直径0.221秒なので影の大きさも同じと仮定するとCMOSセンサー上2×2ピクセル程度の大きさなのでまず写りません。
おそらく気流の影響で上下左右にぶれたおかげで影が大きくぼやけて見えるようになったものと想像されます。
次回イアペトゥスの影が見られるのは10月5日14:58~6日01:24にかけてと予報されています。

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2022年7月18日 (月)

木星と土星 2022/07/18

流れ込み始めた薄雲によりそのまま曇り空になるのかと思われましたがその後再び雲は減って土星が見え始めました。
一週間ぶりに望遠鏡を惑星用180mmに据えなおして土星を撮影。

Sat_202207171521_0
7月18日00時19~23分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=360、3500フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

眠気が襲ってきたので木星の高度が上がるのを待つ間1時間ほど仮眠。

Jup_202207171637_3
7月18日01時09~13分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲が頻繁に通過して行きますがまずまずの気流でした。
5番白斑が右端。7番白斑が中央左寄り。5番白斑の左に右に見える扁平白斑と同じようなものが見えます。
北赤道縞右端の青黒い領域はモニター上でも衛星の影のように黒く見えていました。

Jup_202207171748_1
7月18日02時46~50分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

エウロパが木星の後ろ側から現れました。エウロパの見えている緯度には暗斑が不規則に連なっています。
7番白斑が右に移動し8番白斑が見え始めました。
2列に分かれている南赤道縞の北側半分は規則的な渦になっているようです。
北赤道縞の中央あたりから左下に長いフェストーンが目立ちます。

Jup_202207171833_2
7月18日03時30~35分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=280、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

8番白斑の左上に色付き白斑。
色付き白斑の位置を境に左側では白いゾーンの幅が広がっています。
南赤道縞北側列のグレーの渦列は貨物列車の列のよう。

Jup_202207171937_2
7月18日04時27~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=260、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

日出直前に木星は南中しました。高度は54度くらいあります。木星には濃い目の雲がかかり続けて12ショットのうちの良さげな4ショットを使いました。
大赤斑がやっと縁に見え始めたところで今日はおしまいです。
南赤道縞の南側列中央付近にはいくつかリング状になった渦が見えます。
北半球の中緯度暗斑列は真ん中の3個を最後に左側には見られなくなりました。北半球は模様が少なく寂しい。

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2022年7月17日 (日)

NGC4647の超新星 SN 2022hrs 2022/07/17

戻り梅雨の中休みで6日ぶりに晴れました。
宵のうちから薄雲も無く晴れているのはずいぶん久しぶりのことで、月も無いのでNGC4647の超新星 SN 2022hrsのその後を撮影してみました。
天文薄明が終わる20:40から撮影を始めたとたん薄雲が流れ込み始め撮影途中でライブスタックに失敗するありさま。
Sn2022hrs_20220717
薄雲がかかってしまい写りが良くありませんが傾向はつかめます。
超新星はまだかすかに写りました。星図と見比べて16.5等級くらいまで暗くなりました。

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2022年7月11日 (月)

木星 2022/07/11

2:30起床。
南から低い雲が流れ込んできて雲の隙間からの撮影でした。
今日から新しい鏡筒で撮影を開始。
今までは口径127mmの駆逐艦の主砲でしたが今回新たに口径180mmの巡洋艦クラスの主砲に換装しました。
口径差はわずか53mmしかありませんがコンパクトだった127mmと比較して重さ2倍以上、大きさ3倍以上となり使用して来た経緯台では運用できず赤道儀も新調。
狭いベランダ幅いっぱいいっぱいで望遠鏡を旋回させるのもぶつけないよう気を配る必要があり機動性は落ちましたがそれ以上に得るものがありました。

Jup_202207101804_2
7月11日03時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=300、3500フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

10ショットのうち雲の影響の少ない6ショットでDe-lotationしてみました。記念すべき1枚目の木星です。焦点距離が長くなったのでこれまでのバローレンズはやめて2.5×パワーメイトでの拡大です。
127mmで撮影していた時より拡大率は抑えてあるので光量たっぷりで無理な強調処理しなくても模様が良く見えています。53mmの差がこんなに大きいとはびっくり。
8番白斑が中央、その左上に色付き白斑。
解像度が上がって単なる縞として見えていたものが渦の連なったものに見えてきました。

Jup_202207101917_1
7月11日04時14~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、3500フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が見えてきました。左側に巻いた縞が大赤斑の南を通って右側に斑点状に連なっています。

望遠鏡の集光力と解像度がアップしてこれまでの撮影パラメータを変えたほうがよさそうなので最適値を探るためしばらくは試写の繰り返しです。

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2022年7月 9日 (土)

松姫トンネルで涼む

木星観測を終え二度寝に入らず涼しいうちに自転車走に出発。
昨日より暑くなる予報だったので奥多摩湖から小菅村方面に向かい後はその場の流れで走ることに。

5:20出発~多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~青梅~R411~奥多摩湖~深山橋~R139~9:30小菅村役場休憩(85km)~松姫トンネル
先週はCRの路面上に猛暑で狂ったミミズが大量に踊り出していましたが。最近暑さひと段落でミミズも冷静になったのか路面はきれいでした。

P50_20220709_093111
涼しいうちに奥多摩湖まで到達し、湖畔沿いの平坦路をのんびり走行。ダムの水位は十分にあり水不足の心配はなし。
山梨県境を通過して小菅村に侵入。ちょっときつめの上りをこなして小菅村役場に到着。ここで持参した粒あんマーガリンのコッペパンで補給。
まだ9:30なので先に進み松姫峠か松姫トンネルを抜けて大月方面に下る2択を用意して松姫峠への分岐までひと上り。

P50_20220709_095359
そのひと上りで足が終わりました。松姫峠はあきらめて松姫トンネルを抜けて大月方面に下り帰途につきます。
トンネルの入り口から冷気が流れ出していました。侵入すると一気に気温が下がります。500mほど進むと空気中の水蒸気が路面で凝結してウェット状態となりました。トンネルは3km以上あり途中から下り勾配で足を回さず抜け出すころには体は冷え冷えとなり疲労していた足の筋肉が硬直して痙攣する一歩手前状態。

~R139~県505~猿橋~R20~12:00相模湖休憩(135km)~R20~千木良~県515~県517~R412~県47~町田街道~高尾~浅川CR~多摩川CRで15:30帰宅。
猿橋までの下りで何とか足を回復させ、あとは自宅まで足をだましだましの走行でした。

走行距離:196km

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木星 2022/07/09

2:00起床。
晴れていました。今日は新しく入手した赤道儀で撮影。セッティングにグダグダして撮影開始が遅れました。
Jup_202207081801_6
7月9日02時57~06分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理
赤道儀での追尾は木星が視野内で回転しないのでDe-lotation処理の位置合わせが楽です。
大赤斑が見えてきました。気流が今一つ良くなくボケ気味です。
左端にエウロパの光跡、右の黒点はその影です。影は木星面の模様より早く移動しているので伸びています。
北赤道縞の中央付近は大きくアーチ状になっています。

Jup_202207081805_3
上でDe-lotationに使った10枚のうちの2枚でDe-lotationしてみました。
2分間だと衛星も影も丸くなります。右上にはカリストが見えています。


Jup_202207081858_7
7月9日03時55~02分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=350、3500フレームを60%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央に差し掛かる頃から西から接近中だった南北に立った上空の薄雲の帯がかかり始め木星は明滅を始めました。雲が薄くなったタイミングでgainを高くして撮影し8ショット連続撮影できました。
この雲の帯は上空の強風帯に沿って発生した雲のようで気流が悪くなりました。それでも大赤斑が中央近くなので採用。
1番白斑の左上のグレーの縞の中にさっきまで影を投じていたエウロパがうっすら明るく見えています。
右上端にカリストが近づいてきました。もう木星の裏側に隠れることは無く木星の北極の上を通過して行きます。

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2022年7月 8日 (金)

木星 2022/07/08

1:30起床。
相変わらず東海上の低気圧の影響を受けて北から南に雲が流れ木星は時々訪れる雲の隙間から見える状態が続いていました。

Jup_202207071652_5
7月8日01時50~53分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=330、3500フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

1回目は4ショット撮影できました。 雲の流れ方の割には気流は落ち着いていました。
白斑列の2番から5番が見えています。
暗斑列は5番の左上当りまで確認できます。
北赤道縞の北側には4連アーチ。


Jup_202207071850_1
7月8日03時45~54分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=350、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

その後2時間木星は短時間しか姿を現さず寝ようかと思っていたら大きな雲の切れ目が来ました。
5番白斑が右端、7番白斑が中央近くに見えます。
暗斑列は5番の左上あたりから縞模様に紛れ込んでいます。

このあとは雲の切れ目も無くなったので撤収して二度寝に入りました。

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2022年7月 7日 (木)

木星 2022/07/07

2:40ふと目が覚めました。
目が覚めたついでに外を見ると北から流れてくる雲の隙間に時々木星が見えました。
ひょっとしたら雲の切れ間から撮影できるかと思いベランダに望遠鏡を設置。
切れ間が来るたびにアライメント、ピント合わせ、ADC調整を行いその時を待ちました。
Jup_202207061804_3
7月7日03時02~05分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

1回だけ4ショット連続で撮影できるタイミングが来ました。
雲の流れから下層は風が強そうで期待はしていませんでしたがボケボケではなく予想外の写りでした。
大赤斑の芯もが見えていました。今日はだいぶいびつな形で三角おにぎりのように写っています。
このあとは大きな雲の切れ目は訪れずべた曇りに変わりました。レーダーでは西の方に雨雲列もあったので諦めて終了し望遠鏡撤収。3:30二度寝に入りました。

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2022年7月 6日 (水)

白斑と暗斑の移動 2022/06/28~07/05

真夏の中休みでやや涼しくなりましたが真夏日が連続しています。
今年はまだセミの声がまばらにしか聞こえてこないので暑さは夏でも静かな夏です。
先週良く見えた木星面の中で白斑列の面をとらえることが多かったので白斑と暗斑の移動の様子を時系列に追ってみました。
20220706
右側は暗斑列の先頭(黄)、暗斑列の下に独立している暗斑(緑)、2番の白斑(橙)の移動を線で結んだものです。
全て右方向に移動していますが移動速度に差があります。
暗斑列の移動が一番早く1日で2度くらい、次に白斑で1日に1度くらい、独立暗斑は1日に0.5度くらいです。

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2022年7月 5日 (火)

木星 2022/07/05

2:40に目覚めると薄れた雲を通して木星が見えていました。
今週は全敗すると予想していたのですが、せっかく見えているならとベランダに望遠鏡を設置して撮影してみました。

Jup_202207041754_6
7月5日02時52~55分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=460、3500フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理、60%に縮小

初めの頃はイオの影が見えていましたが雲が厚く4ショットしか使えずノイジーなので縮小しました。

Jup_202207041831_6
7月5日03時29~34分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=460、3500フレームを60%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

その後雲の薄い所が来て6ショット連続で撮影できました。雲越しながら気流は良かったようです。
白斑の2番から5番、その北の暗斑列、北赤道縞の北側の4連アーチ模様など3日と同じところが見えています。
暗斑列の中央付近に縦2つ暗斑が並んでいますが、3日と比べると北側の暗斑が南側の暗斑を追い抜いて右側に出ています。
このあとは雲が厚くなったので撤収して二度寝に入りました。

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2022年7月 3日 (日)

木星 2022/07/03

1:00起床。
前夜、天気の予測を見て就寝。この時間にはすでに雲が広がっていると思われましたが晴れていました。
気象衛星の画像を見るとすでに神奈川県の海沿いや箱根方面は雲に覆われているようでゆっくり北東方向に広がって来ていました。
とりあえず見えているうちに撮影

Jup_202207021619_7
7月3日01時15~24分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

画面に映った木星は揺れが大きく感じ気流が悪化したと感じましたがまだ高度が25度にも達しておらず低空のためだったようです。
南半球中緯度には右端に1番、中央寄りに2番左端委に3番の白斑が見えます。

Jup_202207021719_7
7月3日02時15~24分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

高度が高くなるにつれて安定してきました。
2番から5番の白斑が並んでいます。6月30日の面とほぼ同じです。
北赤道縞の北側に4つ連続したアーチ状の模様が見えます。

Jup_202207021817_8
7月3日03時14~21分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=350、3500フレームを60%スタック×9、RegiStax 6でWavelet処理

3時前から雲がかかるようになりこの撮影は雲の切れ間からgainを上げて撮影。
3番から5番の白斑が良く見えています。4番に平べったい奴がすごく接近しています。
北赤道縞のアーチ状模様の中には何か渦が存在するのでしょうか。

このあとはべた曇りに近くなったので今シーズン初めて日出を待たずに終了となりました。
予報では来週いっぱい希望が持てそうもありません。本来なら梅雨真っ盛りで木星を見ることのできない日が続いていたはずでこの一週間は気流にも恵まれて幸運でした。しばらく溜まった睡眠不足を解消することに努めましょう。

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2022年7月 2日 (土)

羽村~羽田往復

木星撮影を4時半ころ終えて画像処理も途中で二度寝には入らず自転車走です。
連日の猛暑日で身の危険を感じるので行動できるのは午前中と決めて早朝出発とします。
5:30出発~多摩川CR~府中四谷橋~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~多摩川右岸~多摩大橋~多摩川CR~羽村折り返し~多摩川CR~羽田折り返し~多摩川CRで12:20帰宅。

今日はここ数日と違って日出後に雲が広がって強烈な日差しを遮ってくれました。
日差しが弱いだけでずいぶん体感が変わります。羽村往復だけで切り上げる予定でしたが多摩水道橋まで戻ってきて9時。まだ熱気もそんなに感じないので羽田往復をプラスしました。
P50_20220702_1101221
ポンジュースの「ポン」は日本(ニッポン)の「ポン」

国道1号をアンダーパスすると南風が強まってきました。
六郷橋を過ぎてから吹き付ける風の温度が下がったように感じます。海風が暖まる前の風なのでしょう。羽田が近づくにつれて路面から受けるムンムンとする熱気は消え失せて体が軽くなりました。
思いのほか涼しささえ感じる風だったので羽田空港島の日陰で風を受けながら30分ほど涼んでしまいました。羽田は避暑地です。
でもあまり休憩していると戻りが遅くなって内陸の暑さにやられそうなので渋々帰途につきました。
案の定アツアツでしたが追い風気味だったので良しとしましょう。

走行距離:140km

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木星と土星 2022/07/02

1:40起床。
少し雲がありましたが静かに晴れています。
夜の前半は日中の暑さで沸いた積乱雲の上空の薄雲が流れ込んできたりして星見に使えず早寝して雲の消える未明に木星を狙う毎日が続いています。初めのころあった雲も消えて日出時刻まで安定した晴れでした。

Jup_202207011658_3
7月2日01時54~02分  D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

今日は昨日の最後の写真の続きで大赤斑が見え始めからの面です。気流は一段と安定したようでこの時間の撮影で大赤斑の芯が一段と赤く見えています。
右端に色付き白斑と8番白斑。
南半球の高緯度中央よりに赤っぽい白斑が見えます。

Jup_202207011758_2
7月2日02時53~02分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑がほぼ中央です。大赤斑の周りが白く抜けていてひときわ赤みが強調されています。大赤斑の赤みの強さは芯、縁、中ほどの順です。
右手の光点は木星面経過中のエウロパです。上の写真ではグレーの縞に溶け込んで見えていいません。

Jup_202207011858_0
7月2日03時53~02分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

右の光跡は経過を終えたエウロパの9分間の移動した跡です。
南赤道縞には大赤斑の後ろ側に昨年見られたグレーのコロコロ感のある暗斑はほとんど見られず、グレーの波打つような模様が見られます。
北半球中緯度中央付近の暗斑の南に薄いグレーの縞があり、そのすぐ南に白斑が3つ連なっているように見えます。

雲を気にせず好気流のもとで楽しめるのも今日までかと思い合間に土星も撮影。火星は相変わらずちっこいので無視。
Sat_202207011809_2

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2022年7月 1日 (金)

木星 2022/07/01

2:10起床。
静かに良く晴れています。初めの頃ちょっと雲がありましたが明け方に向かい安定した快晴が続きました。
この時間になると室内より外の方が涼しくなっているので撮影していないときはベランダの戸を全開にして扇風機で外気を取り込んで涼みます。
Jup_202206301730_8
7月1日02時27~34分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

今日も気流は安定していました。
昨日の続きの面で五つ子白斑の4番と5番が右端に見えます。左端には6番の白斑。
南赤道縞の南縁にはリング暗斑、その南には並行して暗斑列。
この付近の北赤道縞はとても濃い色をして青黒い雲が湧きたっています。

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7月1日03時23~32分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

北赤道縞から幾筋も並行して左下にたなびく青黒いフェストーンは静脈が浮き出ているようで不気味。
6番目の白斑(木星師匠たちは7番と呼んでいるのでそれに倣います)が中央に来ました。
暗斑列は左端にある白斑の位置まで続いています。
南赤道縞の二重構造が中央付近から明瞭となります。

Jup_202206301926_1
7月1日04時22~30分 D=127mm、F=1500mm、2.5×バロー、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=320、3500フレームを60%スタック×10、RegiStax 6でWavelet処理

7番白斑が右端、7番目の白斑(木星師匠たちは8番と呼んでいるのでそれに倣います) が左に見えてきました。
白斑まで続いた暗斑列は白斑の左側は縞になっています。
北赤道縞左寄りに一番濃く残っている島状斑が見えます。
右上の衛星はガニメデ。

今日は沖縄の南に台風が発生して週末以降九州方面に北上して来る予報になっています。梅雨明けから続いた安定した気流と晴天(ついで酷暑も)が途切れる時が近づいているようです。

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