木星と土星 2022/07/31
真上から太平洋高気圧に覆われて夏型が安定しています。
それでも山沿いで午後に発生した積乱雲のカナトコ雲が流されてきて夕方から夜半前に上空に漂い星見はできません。
でも目標は夜半からの惑星なのであまり影響は無し。
7月30日23時44分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=360、12000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理
いつも木星に向かう前に気流の具合を確認するため試し撮りしている土星ですが今日は一段と安定していました。
土星は衝まであと半月。太陽と同じ方向から見るようになってリング右側に落ちていた本体の影も見えなくなってきました。
7月31日00時58~05分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
ほぼ昨日と同じ面からスタート。
大赤斑の右に延びる縞は濃い部分の両側が渦のように乱れて広がり白いゾーンを覆っているようです。
7月31日01時58~06分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑が中央のタイミングで動きの遅い薄雲がかかり木星は明滅し撮影に苦労しました。
右から来た南赤道縞がぐるりと大赤斑を回り込んでいるのが良く見えます。大赤斑の左上には乱流で発生した大きな白斑。
大赤斑の左下、1番白斑の右上の白斑から右方向に縞が伸びて幅を広げ大赤斑の右に伸びる縞と混ざりあうような感じ。
北赤道縞の左の方が急に細くなった感じです。
7月31日02時52~59分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
北赤道縞は大赤斑の北あたりから左側で茶縞の成分が急減して青黒の沸き上がり縞と二重構造になっています。その真ん中から真っ白な沸き上がりが見えます。
白斑列北側の暗斑群の先頭が大赤斑に接近しています。大赤斑の下を回って右に抜けるのか大赤斑手前で反時計回りに回って南赤道縞に合流するのか。
北半球中緯度の暗斑列が良く見えます。
7月31日03時59~04分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理
北赤道縞の二重構造がずっと続き海老茶色がとても淡くなっています。大赤斑も右端に沈んでしまい急に色彩が乏しくなりました。
南赤道縞の南半分はグレー縞に見えていましたが気流が良いとグレー暗斑の連なりになっているのが分かります。
今日は今年一番の好気流に恵まれ満足して二度寝に入りました。
7時に目覚め快晴ピーカンの空を見て今日も自転車走をさぼろうかと思いましたが、週末走って体を動かしておかないと毒抜きできないので午前中だけ近所を周回走。
走行距離:85km
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