木星 2022/07/27
1:10に目覚めると雲間に木星が見えていました。
南風がベランダに打ち付け、低い濃密な雲が速いスピードで北に流れて行きます。
念のためレーダーで雨雲を確認すると東海地方に発達した雨雲が見られ北東方向に流れて一部は多摩西部にまで侵入しています。でもベランダ天文台上空へ流れ込んでくるエコーは当分なさそうなので木星撮影を決断。
やっと赤道儀と18cm望遠鏡の扱いに慣れて来て設置から木星導入まで10分くらいで完了できるようになりました。
極軸合わせは北極星が見えないベランダなので適当ですが子午線が引いてあるのでほぼ真北に据え付けられます。当然誤差があるので拡大撮影中の木星はゆっくりと一定方向にずれていくのですが撮影しながら微調整で対応。
7月27日01時29~33分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理
下層雲の隙間に入ると透明度の良い空でしたがやはり気流が今一つ。
白斑列の2番から5番が正面に揃っていました。4番と5番の間にある平べったい奴はちょうど中間の位置になりました。
その北側には暗斑が数珠のようにつながっています。
南赤道縞のグレーの南端が波打つように拡幅しています。
北赤道縞の南縁には青黒い雲が目立ちます。
その後下層雲の量は減ったのですが東海地方で発達して上空に吹き上がった雲の一部が流れ込み始めて邪魔し続けました。ようやく3ショットだけ連続撮影できたのが今日の最後。
7月27日03時38~40分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理
下層雲が減って風も弱まり気流が少し改善しました。
5番白斑が右端、7番が左に見え25日の2枚目とほぼ同じ位置です。
暗斑列は5番白斑の上あたりから左では丸みが無く縦長のの形。
このあとすぐ上層雲に覆われたので潔く撤収して二度寝に入りました。
| 固定リンク | 0
コメント