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2022年7月11日 (月)

木星 2022/07/11

2:30起床。
南から低い雲が流れ込んできて雲の隙間からの撮影でした。
今日から新しい鏡筒で撮影を開始。
今までは口径127mmの駆逐艦の主砲でしたが今回新たに口径180mmの巡洋艦クラスの主砲に換装しました。
口径差はわずか53mmしかありませんがコンパクトだった127mmと比較して重さ2倍以上、大きさ3倍以上となり使用して来た経緯台では運用できず赤道儀も新調。
狭いベランダ幅いっぱいいっぱいで望遠鏡を旋回させるのもぶつけないよう気を配る必要があり機動性は落ちましたがそれ以上に得るものがありました。

Jup_202207101804_2
7月11日03時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、16ms、Gain=300、3500フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

10ショットのうち雲の影響の少ない6ショットでDe-lotationしてみました。記念すべき1枚目の木星です。焦点距離が長くなったのでこれまでのバローレンズはやめて2.5×パワーメイトでの拡大です。
127mmで撮影していた時より拡大率は抑えてあるので光量たっぷりで無理な強調処理しなくても模様が良く見えています。53mmの差がこんなに大きいとはびっくり。
8番白斑が中央、その左上に色付き白斑。
解像度が上がって単なる縞として見えていたものが渦の連なったものに見えてきました。

Jup_202207101917_1
7月11日04時14~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、3500フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が見えてきました。左側に巻いた縞が大赤斑の南を通って右側に斑点状に連なっています。

望遠鏡の集光力と解像度がアップしてこれまでの撮影パラメータを変えたほうがよさそうなので最適値を探るためしばらくは試写の繰り返しです。

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