« 木星 2022/08/10 | トップページ | 満月14時間前 2022/08/11 »

2022年8月11日 (木)

木星 2022/08/11

0時から撮影開始。
昨日日中も無駄に暑く南風が無駄に強く夜になっても風は収まらずベランダの望遠鏡の揺れは相変わらず。
日本海の前線に伴う雲列はやや南下して北から流れ込む薄雲は相変わらず。
南の空の月は薄雲で結構滲んだ感じですが薄雲から出ると透明度の高い空のようで低い角度で煌煌と部屋の中に光を差し込んできました。
これでは気流の状態も昨日と大して変わらず荒れ気味かと思われたのですが以外にも0時過ぎとしては良い状態でした。

Jup_202208101532_0
8月11日00時29~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の続きの面からです。
5番白斑と7番白斑が見えています。オタマジャクシ斑が右端。その左にも南赤道縞の南側グレー縞からさらに南に分離したような島状のグレー斑が並びます。

Jup_202208101631_4
8月11日01時28~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

高度が上がり気流もさらに良くなりました。
7番が中央やや右、8番が左端。7番の左には小さな茶色斑。
この面の南赤道縞はずっと4層構造で幅広いです。
北半球中緯度には2列の暗斑列。

Jup_202208101731_8
8月11日02時29~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

木星は南中直前で高度55度近く。時々望遠鏡を揺らす風が吹きつけますが気流も安定してかなり良く見えています。
8番白斑が中央付近でひときわ白く輝いています。
色付き白斑がのすぐ右にちっこい白斑が見えます。

この後急に睡魔が襲ってきたので30分だけ睡眠。

Jup_202208101831_4
8月11日03時28~34分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

この頃気流がとても良く縞が渦の集合帯に見えてきました。
大赤斑から右に伸びる縞は色付き白斑の上あたりまではっきりしその先は小さな暗斑列になっています。

Jup_202208101932_6
8月11日04時29~36分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が見えてきました。
大赤斑から右に伸びる縞の状態が良く見えます。右に進むにつれ少しずつ南に下がって北側にもともとあった白いゾーンが広がっています。
北赤道縞から南側は複雑な渦模様や暗斑、白斑がいっぱいで見飽きません。
大赤斑の南に縦に並んでいる白斑はそろそろ大赤斑と並んだでしょうか。肝心なところで今日もおしまい。こういう気流の時に大赤斑を中央で見せてくれないかなあ。

今日はポン置きした赤道儀がたまたま精度よく北を向いたようで追尾も良好で撮影が楽でした。

| |

« 木星 2022/08/10 | トップページ | 満月14時間前 2022/08/11 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 木星 2022/08/10 | トップページ | 満月14時間前 2022/08/11 »