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2022年8月22日 (月)

木星 2022/08/21-22

今夜は曇り空であきらめていたのですが22時頃西や北の空は雲に切れ目が見え始めていたので念のため望遠鏡をベランダに展開して温度慣らししておきました。
23時過ぎには木星も見え始めたので観測モードに突入。

Jup_202208211431_9
8月21日23時30~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

1枚目は雲の切れ間からの撮影で途中で雲がかかり3ショットだけで処理。雲の動きはゆっくりで木星面上を濃淡が流れて行くのが分かります。気流は悪くなく木星は雲の近くでもやもやとゆっくりとした揺れでした。
大赤斑がもうすぐ中央に向きます。今一つボケ気味です。右に伸びる縞はかなりスリムになり南側の白いゾーンは右のほうまで見えるようになりました。

Jup_202208211513_2
8月22
日00時09~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

雲が大きく切れ気流が安定してきました。今月初めてはっきり見ることのできた大赤斑です。
中央で見る大赤斑はとても横長です。中央と周辺部が濃く、中央左側にも濃い部分が見えます。
大赤斑の左下側の回り込む縞の外側にイボのように見えるのは巻き込まれた暗斑でしょうか。次の暗斑もすぐ左に接近しています。
大赤斑の左側の南赤道縞は乱流で白い雲の湧き上りが続いています。

Jup_202208211609_0
8月22日01時06~12分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×7、RegiStax 6でWavelet処理

さらに気流は安定してきました。
大赤斑の左側の乱れはダイナミックで恐怖を感じるほどです。
赤道地帯にたなびくフェストンも長く伸びて南北方向から赤道上に収束しています。
北半球中緯度以北は南半球中緯度以南ほどには縞構造がはっきりせず暗斑が散らかっているように見えます。

このあと間もなくべた曇りとなり2時半ころまで粘ったものの見込み無く終了しました。
太平洋高気圧は相変わらず南海上で腰砕けのままで復活してきません。今週は再び前線の影響を受け続ける予報なので星見に苦労しそうです。

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コメント

しいたけさん
私は今朝3時半に起きて
コンパス片手に宇宙ステーションが通過するのを見ました!?(おそらく)

オリオン座と分厚い雲の切れ間から丸いオレンジの点が通過!?
「なーんだ 飛行機しか見えないじゃ~ん」って思ってたら、どうやらあれが「きぼう」だったようです🛸😅

投稿: トレトレ | 2022年8月23日 (火) 10時05分

その時刻、トレトレさんが見たものは間違いなく国際宇宙ステーションです。
私も運よく目覚めたので撮影してみました。
肉眼では明るく大きな光の点ですが望遠鏡を通すと木星と同じくらいの大きさでちゃんと宇宙ステーションの形をしています。

それはそうと「LOVE LOVE」でギターを弾いて歌う拓郎を見ました。
これが最後の歌う姿なのかと感慨深く。

投稿: しいたけ | 2022年8月23日 (火) 13時42分

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