木星面2自転分の模様の動き
昨日午後から発生した雷雲はいつも通り夕方にはカナトコ雲がたなびいてきた薄雲が上空に広がりました。夜には厚みも増してISS撮影を完全に妨害。
夜半過ぎてもレーダーエコーは消えずゆっく南下し結局日出過ぎても雲だらけの空で木星は撮影できずでした。
太平洋高気圧の軸も本州上から少し南に下がり気味で上空に吹き上げられた雲が消えずに流れ込みやすくなってきました。
先週末は好気流に恵まれて木星をたくさん撮影していました。並べて見比べているうちにある2枚が同じ写真に見えてきたので調べてみました。
木星の自転周期は9時間55.5分と書かれています。
7月30日04時40分撮影の木星面と7月31日00時32分撮影の木星面は時間差19時間52分で偶然にも2回自転(2木星日)した姿を写していたことが分かりました。
その2枚でコマ送りした結果が下の写真。
わずか20時間弱でも模様が大きく変化しているところが分かります。
主だった模様(大赤斑、色付き白斑、8番白斑、北赤道縞の島状斑点)などは動きが遅いので静止しています。
左から右に動きが大きいのは北赤道縞の南側赤道地帯、南赤道縞の北側グレー縞、北半球中緯度右端の3つの暗斑列など。
右から左に動きが大きいのは南赤道縞の南側茶縞。
大赤斑から右に伸びている縞も右方向に長くなっているのが分かります。
静止気象衛星的な見方でおしろい。
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