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2022年8月 9日 (火)

木星 2022/08/09

0時から撮影開始。

上空の太平洋高気圧の中心は関東の南東にあり北緯30度付近を軸に南から東北南部あたりまでを覆って南西の風。その上のチベット高気圧の中心はチベットにあり日本付近に張り出しその軸は北緯35度付近で北風で強風帯から遠く離れて安定。
しかし日本海には前線が停滞し前線付近で吹き上げられた上空の薄雲がチベット高気圧の北風に流されて北から流れ込む状態。
ベランダには無駄に強い南風が吹きつけて望遠鏡を揺らしモニター上の木星はピョンピョン跳ね回ります。上空には時々薄雲が流れ込んで来てモニター上の木星は明滅します。木星面の揺れは右下から左上に流れているので地表付近の熱風が気流に大きく影響しているようで条件は悪です。
木星を撮影してもボケて詳細は写らずすべてボツ。
1時半まで頑張っても気流は改善しないので大赤斑が見えてくるまで一旦睡眠。

3時過ぎから再開
Jup_202208081821_0
8月09
日03時21分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

ベランダの南風は弱まったものの結局気流は改善せず。10ショット連続撮影した中で一番良かったものですが詳細は見えません。
右端に色付き白斑があり、大赤斑から右に伸びる縞はその付近まで到達しているようです。
大赤斑の南に1番白斑ともう一つの白斑が縦に並んでいます。
大赤斑の左から接近していた例の暗斑は詳細分からずじまい。
このあとも気流は荒れ荒れだったのでこの1枚で打ち切って睡眠に入りました。

今週は前線が東北地方付近にかかり続ける予想なので今日と同じパターンの気流が続くことが予想されます。

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