木星 2022/08/19
太平洋高気圧は腰砕けとなり一気に関東の南海上に後退。後を追って前線も南下して一瞬秋の空気が流れ込みました。
下手に前線が南岸に停滞して秋雨模様となるのが一番困るのですが今回はキレ良く通過して行きました。しかし夏の気流が追い払われてしまったのでどんな見え方をするのか気になるところ。
0時半からスタート。
宵のうちは良かったのですが早くも次の雲の流れ込みが始まっていました。
8月19日00時54~00分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理
南風が吹きまくった先日よりは気流は良かったです。
大赤斑が見え始めました。大赤斑から右に伸びる縞は見えている木星面の右端まで到達しています。
北赤道縞の中央付近から左で青黒い雲の沸き上がりが多く見られます。
8月19日02時00~03分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理
時々雲のかかる状態での撮影で4ショットのみです。
大赤斑の右側の縞は一時期より幅が細く締まった感じで、その南の縞との間に白いゾーンが見え始めました。
この面あたりの北赤道縞が一番幅広く活動的に見えます。
左上の衛星はエウロパです。De-lotationの衛星処理をONにして処理したので丸く写っています。
このあと大赤斑が中央付近のタイミングはずっと雲の中で撮影できず。また意地悪だわ。
8月19日03時09~12分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理
北から流れ込んでくる雲の合間で4ショット撮影。気流は不安定に揺れています。
大赤斑の左を回る縞のすぐ左に暗斑が接近しています。この位置だと南側に巻き込まれそうです。
縦に並んだ白斑は大赤斑中央の経度を通過しました。
8月19日04時07~09分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑は去っていきました。
大赤斑の経度を過ぎると北赤道縞は幅が狭くなり直線状になります。
北赤道縞と南赤道縞から流れ出した青黒いフェストンが赤道上で合体しています。
夜中から頑張ったのに今日も夏の気流からは程遠く、相変わらずの雲の邪魔が入りガッカリな大赤斑でした。
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