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2022年9月

2022年9月30日 (金)

HSTを撮る 2022/09/30

ここ数日はハッブル師匠が日没後の南の空を通過しています。
今日は南の空まで雲の無い快晴だったので人工衛星自動追尾アプリを使って撮影してみました。
Hst_202209300939_6
条件が良いといっても今日のHSTは南の空29度、最接近時で距離1000kmでした。明るさ2等級。
本体の左側に淡く写っているのは太陽電池パネルでしょうか。

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2022年9月29日 (木)

木星MAP 2022/09/25-27

シーズン前半戦終了の衝の直前に良い気流で木星を2晩撮影できたのでマップを作成してみました。
Jup_20220926map
最近の見どころは
・220度付近から大赤斑の左まで続く暗斑列。
 多くは大赤斑の南側を回ってすりつぶされているようです。
・大赤斑の左を回って右に伸び続ける縞。
 大赤斑から240度ほど伸びました。一周するまで継続するでしょうか。
・北赤道縞の白い雲の沸き上がりとアーチ。
 変化が早く激しいので見る日によって大きく変わります。
・間延びしていく五つ子白斑
 昨シーズンのキレイな隊列は乱れ1番は逃げていきました。2,3,4番は密集し5番は離れ気味。
・変化が少なく見どころの無い北半球中緯度以北。
 見どころの無い所が見どころ。

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2022年9月28日 (水)

木星 2022/09/27-28

木星は衝となりシーズン折り返しです。
夕方は薄雲がメインの空でしたが暗くなるにつれて東風に乗って雲が流れ込み始めて雲の隙間を見つけての撮影となりました。

Jup_202209271147_7
9月27日20時46~48分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=340、4000フレームを50%スタック×3 、RegiStax 6でWavelet処理

上層の薄雲によって光度が落ち東風の雲がかかると木星は千切れんばかりに揺れていました。大きめの雲の切れ目に入ったところで何とか3ショット撮影。
結果はボケボケでした。一応観測はしてましたよという証拠写真。
前日の最後から2枚目とほぼ同じ面が写っていますが全く別の惑星です。前日が良かっただけに落差が大きいです。
このあとイオが木星面に影を落とすのが見たかったのですがすっかり曇ってしまって撮影もできず日付を跨ぐことなく撤収。
衝の日は経度的に太陽地球木星が一直線になり、イオとイオの影が木星面上で重なって見える姿を写したかったのです。日本は雲のかかりやすい場所にあるのでなかなか思うようにはいきません。

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2022年9月27日 (火)

木星 2022/09/26-27

9月下旬には珍しく朝から夕方まで快晴が続きました。
日本海には雲の帯が連なっていますが関東南部は夜になっても低い雲が湧くことも無く風のない快晴が継続。夜半前に大赤斑が中央に来るので期待大です。

Jup_202209261203_5
9月26日21時01~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

昨日も見た面からです。気流も安定していました。
色付き白斑が中央をすきているのでもうすぐ大赤斑が見えてきます。
南赤道縞の南端や大赤斑から延びる縞にはいくつかループ状の暗斑が見られます。
北半球中緯度の中央に三つ子暗斑、その北から白い縞が始まっています。

Jup_202209261303_7
9月26日22時01~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=31
0、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が昇ってきました。昨夜はこのあたりまでは良く見えたのですがその後ボケボケになりました。
北半球中緯度の三つ子暗斑に後ろにも離れて暗斑列が続きます。その北の白い縞も続きます。

Jup_202209261403_6
9月26日23時01~06分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑はラグビーボール形をしています。
2番白斑の右にある白くぼやけた白斑の南端から発生したグレーの暗斑縞が1番白斑に繋がって白斑を取り囲んでいるように見えます。
北赤道縞の大赤斑と同じ経度周辺は活動的で濃い青黒い雲の沸き上がりが見られます。

Jup_202209261504_7
9月27日00時01~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が中央を少し過ぎました。9月に入って大赤斑をはっきり捉えるのはこれが初めて。
大赤斑のすぐ右の南赤道縞の南端にループ暗斑があります。
大赤斑の右上側輪郭がちょっと乱れているように見えます。
大赤斑の左上側は南西北東方向に並行する幾本かの縞が見られます。

Jup_202209261603_7
9月27日01時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

安定した晴れと気流が継続していますが体力は尽き欠けています。
暗斑列と白斑列の面になってきました。4番と5番の間隔が開きました。
大赤斑の左に見られた南西北東方向に並行する縞の構造は規模を小さくしながらもずっと左に続いています。
北半球中緯度白い縞は中央付近で途切れその左に北半球では最大?の白斑があります。

Jup_202209261704_0
9月27日02時00~07分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

途中30分ほど気を失っていました。
大きめの暗斑が東西に並んで圧巻です。
北赤道縞中央やや左に白い雲の沸き上がりと濃い青黒雲が見えます。
南赤道縞の南西北東方向に並行する縞の構造は次第に東西方向に寝て小さくなっていきます。

まだまだ快晴で安定した気流ですが大赤斑も沈んだのでこれで打ち切り。今シーズン初めて雲のかからない安定した天気と気流のもとで大赤斑の出から没まで全行程を見ることができました。

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2022年9月26日 (月)

木星と土星 2022/09/25-26

夕方まで良く晴れていたのでベランダ天文台を8日ぶりにオープン。
しかし暗くなり始めたとたんキレの悪い雲が漂い始めて全天を覆いました。
それでも雲の切れ目から土星が見えたので保険にすかさず撮影。
Sat_202209251055_7
9月25
日19時55分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=400、10000フレームを60%スタック 、RegiStax 6でWavelet処理

気流は良さげです。
地球との位置関係で輪の傾きが僅かに大きくなり全周でカッシニの空隙が見えます。

木星が30度を越えてきたので望遠鏡を向けましたがずっと雲の中。
そのまま曇り続けるのかと思われましたが21時を過ぎると雲に隙間が出始めました。
Jup_202209251246_0
9月25日21時43~48分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理

8日ぶりの木星です。衝の2日前で視直径が49.9秒もあります。スバラシイ。
右端に5番、中央に7番白斑。大赤斑は沈んだ後で今日もこの見慣れた面からです。
大赤斑から延びる縞は7番白斑の上あたりまで伸びて暗斑列に被り始めました。
南赤道縞の南の白いゾーンの右寄りにオタマジャクシ斑であった暗斑が見えます。

1時間ほど雲に隠された後で23時過ぎて晴れ渡りました。
Jup_202209251425_8
9月25日23時22~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

気流がとても良くなりました。右端に7番、中央に8番白斑左端に色付き白斑。
南赤道縞中央付近では渦を巻いているような模様が見えます。その左には白い雲の領域。
大赤斑から延びる縞は一段と黒っぽい色になりました。


Jup_202209251524_6
9月26日00時21~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

安定した気流が継続し中央に回ってきた色付き白斑の中に模様らしきものが見えています。
北赤道縞の茶色い縞の中央に横一直線に白い筋が見られます。
南赤道縞の白い雲の左は濃いグレーの雲。

Jup_202209251624_5
9月26日01時21~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

気流が良く南半球中緯度から高緯度にかけて黒ゴマのような小さな暗斑がいっぱい見えています。
左端に1番白斑が見えてきました。大赤斑が昇ってくるまでもう少しです。
この面の北赤道縞は活動が穏やかなのか白い雲の沸き上がりが見られません。
北半球中緯度中央付近に暗斑列。

Jup_202209251724_2
9月26日02時21~27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×7 、RegiStax 6でWavelet処理

日本海側に広がっている薄雲の南の端がかかってくるようになり少し気流が悪くなりました。
やっと大赤斑が昇ってきました。北側で途切れていた縞はつながっているようです。
この面の北赤道縞は活動が活発だったのですが少し落ち着いて幅も細くなった感じ。

Jup_202209251824_6
9月26日03時21~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理

肝心な面なのですが雲がかかり高度も下がりすっかり気流が悪くなってしまいました。
2番白斑がだいぶ大赤斑に接近してきました。

昼の自転車走から仮眠なしでこの時間まで頑張ってきました。 久しぶりに良く見えたのですが大赤斑が向いてくると気流悪化で詳細が見えずかなりガッカリで力尽きました。

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2022年9月25日 (日)

日高に栗買い出し3回目

5:40起床。
まだ曇っています。昨夜遅く雲のひび割れから一瞬かすかな木星の光を見たものの晴れ間が広がることなく朝を迎えたようです。
今日はようやく晴れ予報なので今が旬の栗買い出し3回目です。

6:30出発~多摩川CR~都19、都12~ひばりが丘~県36~志木~羽根倉橋~荒川左岸CR~開平橋~荒川CR~川島~県339~県212~東松山~R407~坂戸~県74~日高~栗街道~栗捜索

いつも多摩川を遡って青梅経由で向かっているので今日は趣向を凝らして荒川CRに出て向かうコース。
荒川CRは連休2日間を雨で閉じ込められた自転車乗りがいっぱい繰り出していました。
川島から荒川CRを離れて一人平坦な田園地帯の中を坦々と西に進み丘陵地帯に突き当たる前に坂戸まで南下して県74で日高に侵入。
栗街道をいつもと逆に巾着田方面に向かいますが高麗神社を過ぎると巾着田に向かう車の大渋滞に巻き込まれました。道が細いので左の路側帯まで車がはみ出しているので進めません。
ハイキング客も多いので栗街道の売店は全滅していると想定して一旦引き返し高麗川の対岸に渡って前回購入したところを目指しました。
案の定目指す場所には栗の在庫があり無事購入して帰途につきます。

~巾着田~飯能市街~県195~都193~都28~東青梅~新奥多摩街道~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:20帰宅。

巾着田付近は先週よりも一層大混雑していました。巾着田の曼殊沙華は川沿いの林の中で咲いているので天気が悪いと薄暗くて赤が映えないんですよね。今日は日差しがあって見頃だったことでしょう。
かすかにキンモクセイの香りが漂っていたような気がしましたがすっかり秋です。

走行距離:164km

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2022年9月22日 (木)

カリスト 2022/09/13

今度の連休も熱帯低気圧の影響で散々な天気のよう。自転車走も星見もできないというのはストレスたまります。
ディスク内に消し忘れていた撮影動画にカリストが写っているのがあったので再処理。

Jup_202209131358_8
9月13日22時58分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、6000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理


この日は見かけ上木星の北極の上を右から左にゆっくり通過していました。
カリストは視直径1.7秒、明るさ5.6等級と衝が近くなって大きく明るくなりましたがやっぱり模様が見えるというよりも濃淡が見える程度。
木星師匠たちが運用する戦艦級14インチ鏡筒には全然及びません。

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2022年9月21日 (水)

月 2022/09/16

台風が過ぎても台風一過とはならず北東風+南岸に前線が張り付くようになっていよいよ秋雨シーズンが本格化でしょうか。
撮影するものが無いのでディスク内に未処理で消されずに残っていた16日明け方の月を処理してみました。
Moon_20220916_0525
9月16
日05時25分  D=127mm、F=1500mm、ASI294MC、SharpCap 4.0、5ms、Gain=240、500フレームを40%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、15%縮小、トリミング

CSS撮影を終えて望遠鏡をベランダから撤収しようとしたら庇ギリギリに見えていたので撮影。
半月くらいになると焦点距離1500mmにマイクロフォーサーズサイズのセンサーを持つASI294MCを使うと月全景が収まります。
ただブログに貼るにはデカすぎるので15%に縮小してあります。

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2022年9月19日 (月)

7インチでシリウスBを見る

16日未明、3時頃に木星撮影に力尽きて睡眠に入り5時前のCSS撮影に備えて4時頃起床。
CSS撮影準備に入る前にシリウスが南東の空に見えていたので7インチで撮影してシリウスBが写るか試してみることにしました。
5インチでは一目でコレと分かるほど分離できなかったので期待は大きいです。

その前に簡単なリゲルを撮影でして5インチと7インチの比較
Mak127_Mak180_
左が5インチ(F=1500mm)、右が7インチ(F=2700mm)
5インチではかわいらしく伴星が寄り添っていますが7インチでは伴星も明るさを増して自己主張しています。

さて目的のシリウスBに向かいます。
Mak127__20220919084701Mak180__20220919084701
左が5インチ(F=1500mm)、右が7インチ(F=2700mm)
5インチでは以前も見た通り回析環の上にかすかな明るいコブのようなものとして写ります。気流が悪いと偽コブも写るので悩ましい。
7インチでは撮影中のモニター上でも明らかな星として分離していました。焦点距離も長いので主星との距離も離れて見やすくなっています。
分解能1.0秒と0.64秒の差は数値としたら小さいですが結果としては大きいのでした。
あっけなくシリウスBが写ったので拍子抜け。

このあとCSS撮影に向かったのですが使う鏡筒は5インチ。
鏡筒の性能は 5インチ<7インチですが
人工衛星撮影においては ベランダで自動追尾可能な5インチ>あくせく手動追尾の7インチ
となり適材適所。

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2022年9月18日 (日)

「天和」を撮る 2022/09/16

16日明け方の4時は所々薄雲があるものの良く晴れ渡っていました。
この日のCSSは南西の空から南東の最高点を通過して東北東に飛行するベランダから狙いやすいコースでした。
人工衛星自動追尾ソフトを利用して経緯台で久しぶりの追尾撮影です。
3星アライメントを行い望遠鏡のピントを合わせ軌道要素から追跡座標を作成して追尾ソフトに読ませてスタート。
CSSが見えてくるであろう南西の空のポイントに望遠鏡が向いて追跡が始まりました。
最初はどうしても誤差があるので電視ファインダーを見ながら狭いNeptune-C IIの撮影範囲に追い込みROIを1024×768に狭めて動画撮影開始。
撮影中も撮影範囲から逃げ出そうとするので必死でマウスのボタンクリックして微調整し続けます。
庇に隠れるまで秒間130fspで撮影できたので100枚を良像50%スタックして処理してみました。
Css_20220916_0454
焦点距離1500mm直焦点で最接近時480kmでこのサイズです。
今年7月に2つ目のモジュール「問天」が打ち上げられて「天和」と直列にドッキングしているので以前より大きくなり見栄えが良くなりました。
左右2枚ずつの太陽電池があるのが「問天」で全長17.9m。太陽電池パネルの長さは片側28mで左右で56mもあります。

Css_20220916
最接近前後の姿を1.5倍拡大して見ました。
中央に小さく光っているのが宇宙飛行士が乗って行った宇宙船で「天和」のドッキングポートにドッキングしています。
短い太陽電池パネルが付いているのが「天和」モジュール。その右にくびれた先に別の輸送宇宙船がドッキング。
年内に最後のモジュールが打ち上げられてCSSは完成形になるようです。

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2022年9月17日 (土)

木星 2022/09/17

夕方前にはすっかり曇り空となっていましたが夕食を終えて外を見ると雲があるものの木星が見えていました。
南の空は雲だらけで間もなく覆われそうでしたがベランダ天文台の7インチ鏡のセッティングは設置から10分もあれば拡大撮影が始められる程度には操作にも慣れているので撮影に挑戦してみました。
Jup_202209171135_2
9月17
日20時35分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=340、4000フレームを50%、RegiStax 6でWavelet処理

撮影はこの1ショットだけですぐ雲に入ってしまいました。
まだ高度が十分に高くなく気流の影響が大きいですがボケボケではありませんでした。
大赤斑が見えていました。あと1時もすれば正面を向くタイミングだっただけに残念。
大赤斑の右上で茶色の縞が右に折り返してしまって北側が途切れています。そのせいでしょうか左側を回り込んで右に流れ出している縞が大赤斑の近くでは色が薄くなっています。

すぐに曇ってしまったのでレーダーをチェックすると横浜あたりまで雨雲が北上してきていました。
すぐに撤収して終了。

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日高に栗買い出し2回目

6:00起床。
晴れています。
昨日夜の予報では昼過ぎから雨だったのですが朝の予報では夜遅くから雨に変わっていました。
12時間後の予報で雨の降り始めが12時間ズレるって完全なハズレですがこれで日中自転車で走れることになったのでありがたいハズレです。
今日は日高に栗買い出しの2回目。
8月末から売り始めていると喜んでいたのにその後買い出しもせずもう秋のお彼岸。シーズン後半になってしまいました。

7:20出発~多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~東青梅~都28~県195~飯能~R299~巾着田~高麗川沿いの道~栗捜索~県30~栗捜索
10:30巾着田付近は花見客の車なのか混雑。巾着田には目もくれず栗街道に入りました。
しかーし、花見客なのかハイキング客なのかとにかく人出が多いので露店の栗販売所はどこも昼前なのに完売。
一か所売れ残っている売店を発見して価格を見ると通常の量なのに1200円て書いてある。ありえん。監視カメラで写していたので「高い!」と捨て台詞を吐いて先に進むも全滅でした。
仕方ないので県30で高麗川駅方面に戻り県15に並行する一番丘陵沿いの道で栗捜索したところ300円の販売所で在庫発見。即購入して目的を達し帰途につきました。

~巾着田~R299~飯能市街~県195~都193~都28~東青梅~新奥多摩街道~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:20帰宅。

明日明後日の連休は台風による雨なので休養がてら栗を食べましょう。

走行距離:160km

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2022年9月16日 (金)

木星 2022/09/15-16

ほぼ一日中どんより曇り空で夜になって雲が薄れてきたものの細い切れ目からやっと土星が見える程度。かすかな望みをかけてベランダで望遠鏡を冷やしておきました。

Jup_202209151322_0
9月15日22時21~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=34
0、4000フレームを60%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

22時を過ぎ雲の切れ目に出てはすぐ雲に入ったりを繰り返しにしびれを切らしシャッタースピードを速くして細い切れ目から無理やり2ショット撮影。雲の付近ではモワモワと大きく木星が揺れます。
揺れが大きかった割には思ったほど像は悪くありませんでした。
5番白斑が中央の面からスタートなので13日と同じ面を見続けることになります。
北赤道縞右寄りの白い雲の沸き上がりは13日にも存在していました。

Jup_202209151422_9
9月15日23時20~25分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

雲が大きく切れ晴れ間が広がり気流が落ち着きました。
右が5番白斑、左が7番白斑。9月に入ってから暗斑列のあたりばかり見ている気がしますが気のせいでしょうか。
北赤道縞中央のアーチの南にある湧き上りも13日にあり大きくなって明るさが増しました。

Jup_202209151529_9
9月15日00時27~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=34
0、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

気温がどんどん下がって毎回撮影のたびにピント合わせし直しです。薄雲が濃くなって木星が暗くなりボケました。
大赤斑から延びる縞の先端が中央まで来ました。

Jup_202209151617_5
9月16日01時15~20分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらずの薄雲です。
8番白斑が中央です。その北の南赤道縞は中央付近が北に盛り上がって白い雲も湧いているようです。

Jup_202209151725_3
9月16日02時22~27分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

いつの間にか低い雲はすっかり消えて薄雲だけとなりましたが気流が悪くなりました。
色付き白斑が中央です。大赤斑が見えてくるまではまだまだです。
眠気に耐えられず撮影前に30分ほど意識を失っていましたが回復せず限界です。今日も肝心なところまで到達できずに終了です。

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2022年9月15日 (木)

木星 2022/09/14-15

相変わらず上空は本州上に中心を持つ太平洋高気圧が居座っていて日中は晴れて暑くなりました。しかし地上付近は北からの高気圧から吹いてくる北東風が吹き込み始め夕方から気温が下がり過ごしやすくなりました。
今日は19時ころにISSの通過が予報されていました。南西の空から北東に向かってベランダから狙いやすいコース。
めっきり出番のなくなった5インチ望遠鏡を経緯台に載せてベランダに展開。人工衛星自動追尾ソフト用に最新の軌道要素から追跡座標計算して予行演習。
これで機器の準備は万端。あとは星が見え始めたら3星アライメントで経緯台の追尾精度を高めピントを合わせすればいつでも撮影に入れます。
しかし、それまで晴れていた空が18時過ぎると湿った北東風により急に低い雲が湧き始めて覆われすべての準備がおじゃん(死語?)。今年はISSが不作です。

夜も更ければ雲も薄れ木星は見れるだろうと気を取り直し経緯台を撤収して赤道儀に7インチ鏡筒を搭載して冷やしておきました。

Jup_202209141339_0
9月14日22時38~40分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

雲の隙間からやっと3ショット撮影できました。雲の隙間は気流が全くダメダメで木星はブヨブヨと振幅の大きな揺れ方でした。
大赤斑が昇ったところで昨日の最後の写真とほぼ同じ面ですが全く見え方が違います。
濃い縞模様の本数くらいは数えられそうです。
撮影できたのはこの1枚だけで終了。

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2022年9月14日 (水)

木星と土星 2022/09/13-14

南海上に複数台風がいるので太平洋高気圧が強まり本州上空を覆っていますが関東地方は下層に東寄りの風が吹き込むので雲が多めの天気。
しかし今日は日が沈んでも低い雲が広がらずに星見ができました。
日本海に広がる前線帯の雲から流れ込む薄雲が常にかかり続け透明度の悪い空でした。
いつ低い雲が広がってくるか分からないので保険に土星を撮影しておきます。
Sat_202209131054_8
9月13日19時54分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、20ms、Gain=380、6000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲のためシャッタースピードを長く、gainを増やして撮影。
透明度が悪かったですが気流は安定しているようです。

木星がの高度が上がってくるまで一休み。

Jup_202209131222_7
9月13日21時20~25分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

高度が30度を越えてくると良く見えてきました。
黒点はイオの影、イオ本体は影のちょっと左の横に伸びた明るい線に見えています。衝が近いので衛星と影の距離が近くなってきました。
中央から右の北赤道縞は中央に白いラインが沸き上がっています。左の方は湧き上りでズタズタになり拡幅しています。
暗斑列 左から右に向かって北上しながら丸い形に変形していきます。

Jup_202209131324_4
9月13日22時21~26分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

イオが木星の縁に近づき明るく光っています。
北赤道縞のズタズタの部分が中央に向いてきました。
中央に8番白斑。大赤斑から延びる縞はその左上まで到達しています。
暗斑列の発生地点付近ではもやもやとした乱流のような状態(カルマン渦のよう)。ひょっとして暗斑は交互に回転方向が変わっているのかも。

Jup_202209131425_7
9月13日23時22~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

ぼやけ白斑の右、暗斑列の発生源が中央に来ました。ここで何が起こっているのでしょう。
南赤道縞と北赤道縞がほぼ同じ幅に見えます。
大赤斑から延びる縞が加わると南半球はシマシマだらけです。

Jup_202209131525_8
9月14日00時22~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

薄雲がかかり続けていますが気流は安定しています。
今日も色付き白斑の中に白い濃淡が見えます。ぼやけ白斑の白と比べると明らかに色が付いています。
北赤道縞は北側にアーチ構造、南側にフェストンを垂らしほつれたロープのよう。

Jup_202209131627_5
9月14日01時25~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑から延びる縞は結構濃い色をしています。
北半球中緯度にはこの付近だけ暗斑列が見られます。

Jup_202209131723_0
9月14日02時21~24分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

やっと大赤斑が昇ってきました。
1番白斑の左上にある白斑付近から濃い縞が発生して右に向かって次第に暗斑状を呈して色付き白斑に達しています。これは先の暗斑列と同じ仕組みなのでしょうか。
北赤道縞の色は濃く北側のアーチの幅が広く縞全体の幅が広がったように見えます。

一時低い雲がかかりましたがまだ晴れが継続しそうです。しかしこれからというところですが限界に達したので撤収して終了。

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2022年9月12日 (月)

木星 2022/09/11-12

日中は北から流れ込む低い雲に覆われる状態が続き夜になっても変化なしで星見はあきらめ状態でしたが23時頃外を見たら雲が切れて月と木星が並んで見えていたので急遽ベランダ天文台をオープン。
Jup_202209111427_6
9月11日23時24~30分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

雲が切れると透明度の高い空でした。気流も安定しています。 昨日の続きの面です。
色付き白斑が中央。白斑の中に一段と白い部分が見えています。
北赤道縞中央やや右に真っ白く輝く沸き上がる雲が見えます。

晴れ間は一時的なもので北から速いスピードで流れ込む雲が増えて連続ショット撮影が難しい状態。雲がかかると途端に気流が悪くなります。
Jup_202209111520_4
9月12日00時19~22分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

シャッタースピードを速くして1ショットにかかる時間を短縮しました。
ここでも色付白斑の中に一段と白い部分が見えているので白斑内の模様をとらえていたようです。
左端に大赤斑の縁が見え始めています。
北赤道縞の中央あたりに唯一の茶色い島状斑が見えます。

大赤斑がこれからというところでこのあと月も見えないべた曇り。北東からは弱いエコーも流れてきたので撤収して終了。
未明にはISSの通過も見られるのですがこれでは絶望的です。

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2022年9月11日 (日)

木星 2022/09/10-11

中秋の名月のお月見を終えて高度を上げてきた木星に向かいます。
空はほぼ快晴、高い透明度でしたが初めの頃は大赤斑が見えていましたが気流が悪くてボケボケで不採用。
Jup_202209101336_0
9月10日22時34~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

これでも少しマシになってきたところですがボケボケの例です。
でも2番から5番の白斑列、その北の暗斑列、大赤斑の左上の南赤道縞に乱流によって白い雲が湧いているのが分かります。

Jup_202209101406_6
9月10日23時05~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

前の撮影から30分後ですが急に気流が安定してきました。今シーズン大赤斑が沈んでから白斑列あたりの面が良い気流で見られるパターンが多いです。
北赤道縞中央付近は6日深夜の時に激しく裂けていた場所です。青黒い雲がフェストンとなって赤道方向に広がっています。
暗斑列は濃い茶系の色をしていますが南赤道縞中央付近の暗斑は青黒い感じに見えます。今日は透明度がすごくよかったのでその辺の違いも写せたのかもしれません。
白斑列の5番の下あたりにも暗斑列が連なっているのが見えます。

Jup_202209101506_0
9月11日00時03~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

左下縁にエウロパの影が落ち始めました。
暗斑列の上中央やや右の独立した暗斑はオタマジャクシ斑の頭部分。
北赤道縞左寄りで青黒い雲が湧いている場所は6日深夜の時にも活動的だった場所です。

Jup_202209101606_7
9月11日01時05~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

影を落としていたエウロパが木星面経過を開始しました。ぼやけ白斑の上に重なっています。
エウロパの影のすぐ北側にはオタマジャクシ斑と同じ緯度にある暗斑列。

Jup_202209101634_7
9月11日01時33~36分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

北から流れてくる雲が増え始め今日撮影できた最後の1枚。
自転による模様の移動よりもエウロパの公転が速いのでエウロパの光点がぼやけ白斑の右にずれました。
大赤斑から右に伸びる縞はエウロパの影のすぐ左まで伸びています。

明け方にはISSの通過もありそれまで頑張るつもりでしたがこのあとは満月も隠れるくらいの雲となったので終了。

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2022年9月10日 (土)

満月の中秋の名月 2022/09/10

幸運にも満月の中秋の名月の夜に晴れました。
早速望遠鏡に導入してモニター上でお月見しました。
Moon_202209101034_4
9月10日19時34分  D=127mm、F=1500mm、0.5×レデューサー、ASI294MC 、SharpCap 4.0、17ms、Gain=0、1000フレームを50%スタック、RegiStax 6でWavelet処理、25%に縮小、トリミング

満月の全景を見るには7インチ鏡筒では焦点距離が長すぎます。しばらく出番のなかった5インチ鏡筒に0.5×レデューサーを付けるといい塩梅になりました。
18時59分が満月の瞬間らしいですが高度が低すぎて揺れ揺れだったのでちょっと待って撮影。
今日の満月は月の北側が欠けています。
Moon_202209101200_4
北の欠けているあたりを7インチ鏡筒直焦点で撮影。
月面上空を飛行しながら見下ろしているような感じです。クレーター内にリムの影が落ちているのが見えます。
右のクレータ内の3つの中央丘の影が奥に向かって伸びているのが見えます。

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奥多摩湖ドラム缶橋往復

昨夜は宵のうちまで中秋の名月イブの月が雲間から見えていたので木星が見えてくるまで天気が持つかと期待したのですがあっけなくべた曇りとなりました。日付が変わるころには雨となってしまい安心して睡眠。

6:00起床。
明るい曇り空です。路面もかなり乾いていたので自転車で出発。
3夜連続で星見キャンセルのため体力も充実し気温も下がって走りやすくなったので奥多摩湖を目指しました。

6:50出発~二子玉川~多摩川CR~羽村~新奥多摩街道~青梅~R411~奥多摩湖~11:30奥多摩湖ドラム缶橋折り返し
P50_20220910_1128341
奥多摩湖に近付くにつれ空はどんより感が増しましたが雨には降られず。しかしトンネル内の路面が濡れていたので結構ハネがかかりました。
ドラム缶橋への降り口に多摩川の97.5キロポストがあり、ドラム缶橋の正式名称は「麦山浮橋」と書かれていました。浮きにドラム缶が使われているわけではないのですが、初めの頃は本当にドラム缶を浮きに使っていたらしいのです。
ここで持参した魚肉ソーセージをがじって帰途につい来ます。

奥多摩湖~R411~軍畑大橋~都45~R411~青梅~新奥多摩街道~羽村~多摩川CR~多摩大橋~多摩川右岸~浅川CR~万願寺歩道橋~浅川CR~府中四谷橋~多摩川CRで15:40帰宅。
奥多摩湖近くの気温表示版は22度となっていました。快適です。でも多摩大橋あたりまで戻ってくると真っ青な青空となりちょっと暑さを感じなら今夜星見ができそうなのでペースを落として体力温存しながらの走行でした。

走行距離:180km

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2022年9月 8日 (木)

暗斑列の北上 2022/09/06

また天気予報はしばらく悲観的な天気マークですが、南海上に台風が発生して東シナ海を目指すようなので一時的に太平洋高気圧が強まって晴れ間に恵まれるかと期待しています。

良い気流に恵まれた5日から6日の撮影画像からMAPを作成して暗斑列の北上の状態を調べてみました。
緯度10度ごとに線を入れてみました。
Map20220906
左端にぼやけ白斑があり、その右から発生した暗斑は右に流れて行くにつれて円形に変化し大赤斑に向かって北上しています。
発生地点付近では南緯28度、大赤斑の左では南緯22度くらいで6度も北に移動します。
大赤斑の芯は南緯20度にあるので暗斑の多くは南側に巻き込まれてしまうようです。
この先、大赤斑から右に伸びる縞も暗斑発生地点の北まで伸びてきているのでやがて暗斑列に重なるのではないでしょうか。
ちなみに2番から7番まで見えている白斑列は南緯38度あたりの同じ緯度上を移動しています。

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2022年9月 7日 (水)

木星 2022/09/06-07

上空の太平洋高気圧は勢力を弱めて南東に少し後退し下層から上層まで南西風となっていました。
地上付近は日本海を北上する台風に吹き込む南風が強まるとともに湿った空気により発生した低い雲が速いスピードで北に向かって流れて行きます。ベランダの望遠鏡は風に打たれて視野内の木星はまたもやピョンピョン跳ね回ります。

少し風の弱まってきた22時過ぎから開始。
雲の流れの隙間をついての撮影ですが必ず雲がかかってきて木星は瞬くように明るさを変えていました。
Jup_202209061313_7
9月6日22時11~16分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

昨日の最後の面と同じところが写っています。透明度が高いですが悪気流でボケボケで同じ撮影条件なのに全く別物ということが言いたくて採用です。

Jup_202209061407_6
9月6日23時04~10分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

風はだいぶ収まって木星は視野からはみ出すことは無くなりましたが気流は改善しません。
これだけぼやけていても北赤道縞の活発な部分は分かります。

Jup_202209061546_7
9月7日00時45~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

一時的に低い雲の流れが無くなり高い雲だけになったタイミングです。今日の中では一番安定していました。とはいっても昨日の良像を見た後では何とも。
間もなく大赤斑が姿を現すタイミングです。
南赤道縞の3層構造の南に大赤斑から伸びてくる縞、温帯地域の数層の縞があり南半球はシマシマです。

間もなくガニメデの影も落ち始めるのですが曇ってしまったので今夜は粘らずに終了。

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2022年9月 6日 (火)

木星 2022/09/05-06

台風は九州の西を日本海に向かっていますが関東上空は相変わらず真上から太平洋高気圧に覆われています。でも下層の湿った空気により夕方から宵のうちは雲が湧いて月を隠していました。夜遅くなるにつれて雲は解消して快晴に近い空となっていました。
久しぶりに雲の邪魔を気にしないで撮影に没頭で来ます。

Jup_202209051327_2
9月5日22時24~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の後面からスタートです。透明度が高く気流も安定していました。
南赤道縞の大赤斑の左側は乱流による白斑が次第に幅を狭めながらも長く続いています。
中央付近の2番白斑の左上にぼやけた白斑状のものが見えています。

Jup_202209051428_3
9月5日23時24~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

2番から5番白斑が並びます。2番の右にある平べったい奴はかなり薄まりました。
中央付近から左に粒のそろった暗斑が並びます。


Jup_202209051527_3
9月6日00時24~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=29
0、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

この頃が一番気流が良かったでしょうか。久々に縞が渦の帯に見えてきました。
南赤道縞の乱流は周期の短い小さな波動となってまだ続いています。
粒のそろった丸い暗斑列が中央に回ってきました。中央付近暗斑列の上にはオタマジャクシ型だった暗斑。
北赤道縞の左手は激しい沸き上がりで裂けて茶色に見える島の幅が細くなっています。


Jup_202209051625_8
9月6日01時23~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

暗斑列は左の方では丸みが無くなり縦長のコンマ型のものが並びます。左から右に向かって北上しています。
北赤道縞のアーチ状の中には渦があるようです。

Jup_202209051716_9
9月6日02時14~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

南から下層の雲が押し寄せ始めたのでかかってくる前に撮影。気流も乱れ始めています。
暗斑列は左端のぼやけ白斑付近で発生して右に流れて次第に北上しながら丸い渦に変化しているようです。
北赤道縞では右と左2か所で規模の大きな湧き上りがありたなびくフェストンも濃いものが多いです。

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2022年9月 5日 (月)

木星 2022/09/04-05

上空は台風のおかげで勢力を強めた太平洋高気圧に覆われているのですが下層に湿った空気が流れ込んでいるせいで日が沈むころから低い雲が湧いて上弦の月を隠してしまいました。稲城や多摩方面では局地的に雨雲が発生していたのでしばらく様子見。
21時を過ぎるころから雲に隙間が出てきたので望遠鏡を展開したものの南東から流れてくる低い雲はなかなか撮影のチャンスを与えてくれませんでした。

Jup_202209041301_3
9月4日21時58~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

雲間から見えた木星はゆっくりとした揺れで高度は30度ちょっとですが気流は悪くないようです。
昨日の続きの面です。8番白斑の上の白斑をぼやけ白斑と呼んできましたが今日はぼやけが少なくなっていました。
透明度が悪いせいかいつも濃く写る北赤道縞が南赤道縞と同じくらいの濃さで写っています。

Jup_202209041356_6
9月4日22時55~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらず雲がかかって透明度が悪かったですが高度が上がった分良く見えてきました。
色付き白斑が中央です。白斑の中に模様が見えてきそうです。
大赤斑が見えてくる前で北赤道縞が北側に波打つように盛り上がって活動が活発な領域です。

Jup_202209041520_3
9月5日00時19~21分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=370、4000フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらず雲の邪魔が入ります。下層に加え上層にも日本海側から流れ込んで来ていっそう木星が暗くなりました。
大赤斑とそれを挟んでイオとその影が見えています。木星面上のイオはやや黄ばんだ色に見えます。昨日のエウロパは白でした。エウロパの影と比べてイオの影は一回り大きいです。
大赤斑から右に伸びる縞は太さも濃さも安定して見えます。南側の白い領域も右端の色付き白斑のあたりまで広がりました。
このあたりの北赤道縞の幅が一番広い所です。

これからというところでしたがべったりと曇ってしまったので終了。

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2022年9月 4日 (日)

城南島あたり

7:00起床。
曇っていますが明るい空。雨の心配もなさそうなので自転車で出発。
8:50出発~多摩川CR~是政橋折り返し~多摩川CR~羽田~昭和島~京浜島周回~城南島周回~大井ふ頭周回~勝島~平和島~昭和島
羽田に近付くにつれて青空が大きく広がってきました。東京湾上空に雲は無く、陸地上空に雲が湧いています。
P50_20220904_1106281
あまりにも天気が良いので今夜も星見ができるんじゃないかという希望が湧いて体力温存の必要性を感じ早く帰って昼寝することにします。
~羽田~多摩川CRで14:30帰宅。

走行距離:115km

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木星と土星 2022/09/03-04

夕方から雲が急に切れて南の空低くに半月前の月が見え始めました。
夕食後さっそく月を導入して見てみましたがすでに南西の空高度も25度を切っていて気流の影響が大きく写すに堪えない揺れ方。
月はあきらめて土星が高くなるのを待って撮影。
Sat_202209031114_0
9月3
日20時14分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=380、6000フレームを60%スタック、RegiStax 6でWavelet処理

まだ30度まで上がっていませんでしたが雲に隠れそうだったので無理して撮影。
土星本体に手前を通る輪の影が落ちているのがグレーのベルトのように見えています。

木星の高度が上がってくるころには低い雲が一面に広がり始めてしまいました。
Jup_202209031333_6
9月3日22時31~33分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

高度が30度ちょっとの割に写りが良かったので曇がかかったのが残念。
左下はエウロパでその影が5番白斑の上、暗斑列の中に落ちています。
エウロパの影の左上の暗斑はオタマジャクシ斑の成れの果て。
北赤道縞の左寄りには白い雲が湧いて縞が裂かれたような感じになっています。

このあと2時間半べた曇りが続いた後で奇跡的にぽっかりと雲の切れ間が来ました。
Jup_202209031601_8
9月4日01時01~02分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=320、4000フレームを50%スタック×2、RegiStax 6でWavelet処理

エウロパは木星面経過を終えようとしています。
7番白斑と8番白斑、8番の上にぼやけ白斑、ぼやけ白斑の右から暗斑列が発生しているのが分かります。
大赤斑から右に伸びる縞がぼやけ白斑の右上まで来ています。
北赤道縞の左寄りに白い雲の沸き上がりが見えます。

今度は日本海の前線帯の雲が流れ込み始めたので終了。
台風は日本列島を大回りで北上していくようなので関東地方は意外と高気圧圏内に入って今日のように雲の切れ間で木星が見られるかもしてません。

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2022年9月 2日 (金)

木星 2022/09/01-02

日中の暑さも夕方からの雷雨で吹き飛んで気温が下がり過ごしやすくなりました。
雲も次第に切れて来て土星が見え始めたので22時にベランダ天文台オープン。
雨で近所の屋根からの熱気は消え南風も収まり地上付近のコンディションは良さげだったのですが低い雲が広がって撮影できぬまま日付が変わりました。
Jup_202209011506_8
9月2
日00時04~09分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=380、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

雲の切れ間から薄雲越しにやっと撮影。雲を通しての撮影では詳細がぼやけてしまいます。
ぼやけ白斑と8番白斑が縦に並んでいます。
南赤道縞の南側に島状の暗斑が並んでいます。

次の雲の切れ目待ちで1時間以上我慢。
Jup_202209011643_4
9月2日01時41~45分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×5、RegiStax 6でWavelet処理

低い雲が垂れこめて雲量10の状態が続いてあきらめ気分が強まっていた時雲の切れ目が来て急にモニター上の木星が明るく輝いて見え始めたので慌てて撮影。
色付き白斑が中央を過ぎ、もうすぐ大赤斑が見え始めるところです。
北赤道縞が数か所で活発に北側に盛り上がっています。中央やや左では白い雲が湧きあがって縞に切れ込みが入ったようになっています。
大赤斑から右に伸びる縞は右端のぼやけ白斑の先まで続いています。

このあとすぐにべた曇り。気象衛星の画像では伊豆半島付近の発達した積乱雲で沸き上がった雲が流れ込み始めていたので撤収して終了。

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2022年9月 1日 (木)

木星 2022/08/31-01

台風が小笠原から沖縄方面に西進した後を追って東海上で強まっていた太平洋高気圧が西に張り出して関東地方上空はギリギリ太平洋高気圧圏内に入りました。
しかし下層は日本海の低気圧・前線に向かう湿った強い南西風で駿河湾から侵入した湿気がライン状の雨雲となって御殿場の峠を越えて丹沢の南麓沿いに吹き降りながら厚木あたりで弱まり消え残った雲が流れて来ます。この山越えの風が一層気流を悪くしているようです。
しかもベランダの望遠鏡は叩きつける南風で揺れ揺れで木星はモニター上をぴょんぴょん跳ね回っています。今年の夏はこんな天気ばっかり。
とはいえ週初めの週間予報では週末までずっと雨や曇り予報で腐りかけていたので今夜の晴れはありがたいことです。

Jup_202208311346_7
8月31
日22時45~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×3、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑が正面を向いてくるタイミングだったのでいっぱい撮影してみましたがボケボケでボツ。これが一番まともな画像でした。
かろうじて大赤斑の芯が写り、白斑や暗斑の大まかな位置のみ分かります。
北赤道縞は大赤斑の経度から右側で北側に広がり左側はその半分の幅しかありません。
今日の視直径は48.6秒。9月27日の衝では49.9秒まで大きくなります。今回拡大率が少し大きくなりましたが何とか今の画像サイズにおさまりそうです。

Jup_202208311542_8
9月1日00時39~47分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

8月が過ぎ~風アザミ~♬ 9月になりました。
ベランダに吹き付ける風が弱まり流れ込む雲が一旦遠のき少し気流が安定したタイミングでした。
2番から5番の白斑が並びます。3番と4番が接近しました。去年の今頃はこの範囲に1番から5番が並んでいました。この4つも次第にばらけていく傾向です。
左寄り、南赤道縞と暗斑列の間に挟まれて存在する島状の斑点はオタマジャクシ斑の頭部分です。

このあと雨雲列の消滅位置がベランダ天文台に近付き低い雲に覆われ雨の危険を感じたので撤収して終了。

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