木星と土星 2022/09/25-26
夕方まで良く晴れていたのでベランダ天文台を8日ぶりにオープン。
しかし暗くなり始めたとたんキレの悪い雲が漂い始めて全天を覆いました。
それでも雲の切れ目から土星が見えたので保険にすかさず撮影。
9月25日19時55分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、10ms、Gain=400、10000フレームを60%スタック 、RegiStax 6でWavelet処理
気流は良さげです。
地球との位置関係で輪の傾きが僅かに大きくなり全周でカッシニの空隙が見えます。
木星が30度を越えてきたので望遠鏡を向けましたがずっと雲の中。
そのまま曇り続けるのかと思われましたが21時を過ぎると雲に隙間が出始めました。
9月25日21時43~48分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理
8日ぶりの木星です。衝の2日前で視直径が49.9秒もあります。スバラシイ。
右端に5番、中央に7番白斑。大赤斑は沈んだ後で今日もこの見慣れた面からです。
大赤斑から延びる縞は7番白斑の上あたりまで伸びて暗斑列に被り始めました。
南赤道縞の南の白いゾーンの右寄りにオタマジャクシ斑であった暗斑が見えます。
1時間ほど雲に隠された後で23時過ぎて晴れ渡りました。
9月25日23時22~29分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
気流がとても良くなりました。右端に7番、中央に8番白斑左端に色付き白斑。
南赤道縞中央付近では渦を巻いているような模様が見えます。その左には白い雲の領域。
大赤斑から延びる縞は一段と黒っぽい色になりました。
9月26日00時21~28分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
安定した気流が継続し中央に回ってきた色付き白斑の中に模様らしきものが見えています。
北赤道縞の茶色い縞の中央に横一直線に白い筋が見られます。
南赤道縞の白い雲の左は濃いグレーの雲。
9月26日01時21~28分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
気流が良く南半球中緯度から高緯度にかけて黒ゴマのような小さな暗斑がいっぱい見えています。
左端に1番白斑が見えてきました。大赤斑が昇ってくるまでもう少しです。
この面の北赤道縞は活動が穏やかなのか白い雲の沸き上がりが見られません。
北半球中緯度中央付近に暗斑列。
9月26日02時21~27分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×7 、RegiStax 6でWavelet処理
日本海側に広がっている薄雲の南の端がかかってくるようになり少し気流が悪くなりました。
やっと大赤斑が昇ってきました。北側で途切れていた縞はつながっているようです。
この面の北赤道縞は活動が活発だったのですが少し落ち着いて幅も細くなった感じ。
9月26日03時21~28分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
肝心な面なのですが雲がかかり高度も下がりすっかり気流が悪くなってしまいました。
2番白斑がだいぶ大赤斑に接近してきました。
昼の自転車走から仮眠なしでこの時間まで頑張ってきました。 久しぶりに良く見えたのですが大赤斑が向いてくると気流悪化で詳細が見えずかなりガッカリで力尽きました。
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