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2022年9月 6日 (火)

木星 2022/09/05-06

台風は九州の西を日本海に向かっていますが関東上空は相変わらず真上から太平洋高気圧に覆われています。でも下層の湿った空気により夕方から宵のうちは雲が湧いて月を隠していました。夜遅くなるにつれて雲は解消して快晴に近い空となっていました。
久しぶりに雲の邪魔を気にしないで撮影に没頭で来ます。

Jup_202209051327_2
9月5日22時24~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

大赤斑の後面からスタートです。透明度が高く気流も安定していました。
南赤道縞の大赤斑の左側は乱流による白斑が次第に幅を狭めながらも長く続いています。
中央付近の2番白斑の左上にぼやけた白斑状のものが見えています。

Jup_202209051428_3
9月5日23時24~32分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8、RegiStax 6でWavelet処理

2番から5番白斑が並びます。2番の右にある平べったい奴はかなり薄まりました。
中央付近から左に粒のそろった暗斑が並びます。


Jup_202209051527_3
9月6日00時24~29分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=29
0、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

この頃が一番気流が良かったでしょうか。久々に縞が渦の帯に見えてきました。
南赤道縞の乱流は周期の短い小さな波動となってまだ続いています。
粒のそろった丸い暗斑列が中央に回ってきました。中央付近暗斑列の上にはオタマジャクシ型だった暗斑。
北赤道縞の左手は激しい沸き上がりで裂けて茶色に見える島の幅が細くなっています。


Jup_202209051625_8
9月6日01時23~28分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

暗斑列は左の方では丸みが無くなり縦長のコンマ型のものが並びます。左から右に向かって北上しています。
北赤道縞のアーチ状の中には渦があるようです。

Jup_202209051716_9
9月6日02時14~19分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

南から下層の雲が押し寄せ始めたのでかかってくる前に撮影。気流も乱れ始めています。
暗斑列は左端のぼやけ白斑付近で発生して右に流れて次第に北上しながら丸い渦に変化しているようです。
北赤道縞では右と左2か所で規模の大きな湧き上りがありたなびくフェストンも濃いものが多いです。

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