木星 2022/09/26-27
9月下旬には珍しく朝から夕方まで快晴が続きました。
日本海には雲の帯が連なっていますが関東南部は夜になっても低い雲が湧くことも無く風のない快晴が継続。夜半前に大赤斑が中央に来るので期待大です。
9月26日21時01~06分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理
昨日も見た面からです。気流も安定していました。
色付き白斑が中央をすきているのでもうすぐ大赤斑が見えてきます。
南赤道縞の南端や大赤斑から延びる縞にはいくつかループ状の暗斑が見られます。
北半球中緯度の中央に三つ子暗斑、その北から白い縞が始まっています。
9月26日22時01~06分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=310、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑が昇ってきました。昨夜はこのあたりまでは良く見えたのですがその後ボケボケになりました。
北半球中緯度の三つ子暗斑に後ろにも離れて暗斑列が続きます。その北の白い縞も続きます。
9月26日23時01~06分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×6 、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑はラグビーボール形をしています。
2番白斑の右にある白くぼやけた白斑の南端から発生したグレーの暗斑縞が1番白斑に繋がって白斑を取り囲んでいるように見えます。
北赤道縞の大赤斑と同じ経度周辺は活動的で濃い青黒い雲の沸き上がりが見られます。
9月27日00時01~08分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
大赤斑が中央を少し過ぎました。9月に入って大赤斑をはっきり捉えるのはこれが初めて。
大赤斑のすぐ右の南赤道縞の南端にループ暗斑があります。
大赤斑の右上側輪郭がちょっと乱れているように見えます。
大赤斑の左上側は南西北東方向に並行する幾本かの縞が見られます。
9月27日01時00~07分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
安定した晴れと気流が継続していますが体力は尽き欠けています。
暗斑列と白斑列の面になってきました。4番と5番の間隔が開きました。
大赤斑の左に見られた南西北東方向に並行する縞の構造は規模を小さくしながらもずっと左に続いています。
北半球中緯度白い縞は中央付近で途切れその左に北半球では最大?の白斑があります。
9月27日02時00~07分 D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×8 、RegiStax 6でWavelet処理
途中30分ほど気を失っていました。
大きめの暗斑が東西に並んで圧巻です。
北赤道縞中央やや左に白い雲の沸き上がりと濃い青黒雲が見えます。
南赤道縞の南西北東方向に並行する縞の構造は次第に東西方向に寝て小さくなっていきます。
まだまだ快晴で安定した気流ですが大赤斑も沈んだのでこれで打ち切り。今シーズン初めて雲のかからない安定した天気と気流のもとで大赤斑の出から没まで全行程を見ることができました。
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