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2022年9月11日 (日)

木星 2022/09/10-11

中秋の名月のお月見を終えて高度を上げてきた木星に向かいます。
空はほぼ快晴、高い透明度でしたが初めの頃は大赤斑が見えていましたが気流が悪くてボケボケで不採用。
Jup_202209101336_0
9月10日22時34~37分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

これでも少しマシになってきたところですがボケボケの例です。
でも2番から5番の白斑列、その北の暗斑列、大赤斑の左上の南赤道縞に乱流によって白い雲が湧いているのが分かります。

Jup_202209101406_6
9月10日23時05~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=300、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

前の撮影から30分後ですが急に気流が安定してきました。今シーズン大赤斑が沈んでから白斑列あたりの面が良い気流で見られるパターンが多いです。
北赤道縞中央付近は6日深夜の時に激しく裂けていた場所です。青黒い雲がフェストンとなって赤道方向に広がっています。
暗斑列は濃い茶系の色をしていますが南赤道縞中央付近の暗斑は青黒い感じに見えます。今日は透明度がすごくよかったのでその辺の違いも写せたのかもしれません。
白斑列の5番の下あたりにも暗斑列が連なっているのが見えます。

Jup_202209101506_0
9月11日00時03~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

左下縁にエウロパの影が落ち始めました。
暗斑列の上中央やや右の独立した暗斑はオタマジャクシ斑の頭部分。
北赤道縞左寄りで青黒い雲が湧いている場所は6日深夜の時にも活動的だった場所です。

Jup_202209101606_7
9月11日01時05~08分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

影を落としていたエウロパが木星面経過を開始しました。ぼやけ白斑の上に重なっています。
エウロパの影のすぐ北側にはオタマジャクシ斑と同じ緯度にある暗斑列。

Jup_202209101634_7
9月11日01時33~36分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=290、4000フレームを50%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

北から流れてくる雲が増え始め今日撮影できた最後の1枚。
自転による模様の移動よりもエウロパの公転が速いのでエウロパの光点がぼやけ白斑の右にずれました。
大赤斑から右に伸びる縞はエウロパの影のすぐ左まで伸びています。

明け方にはISSの通過もありそれまで頑張るつもりでしたがこのあとは満月も隠れるくらいの雲となったので終了。

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