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2022年9月 5日 (月)

木星 2022/09/04-05

上空は台風のおかげで勢力を強めた太平洋高気圧に覆われているのですが下層に湿った空気が流れ込んでいるせいで日が沈むころから低い雲が湧いて上弦の月を隠してしまいました。稲城や多摩方面では局地的に雨雲が発生していたのでしばらく様子見。
21時を過ぎるころから雲に隙間が出てきたので望遠鏡を展開したものの南東から流れてくる低い雲はなかなか撮影のチャンスを与えてくれませんでした。

Jup_202209041301_3
9月4日21時58~03分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

雲間から見えた木星はゆっくりとした揺れで高度は30度ちょっとですが気流は悪くないようです。
昨日の続きの面です。8番白斑の上の白斑をぼやけ白斑と呼んできましたが今日はぼやけが少なくなっていました。
透明度が悪いせいかいつも濃く写る北赤道縞が南赤道縞と同じくらいの濃さで写っています。

Jup_202209041356_6
9月4日22時55~00分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=330、4000フレームを50%スタック×6、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらず雲がかかって透明度が悪かったですが高度が上がった分良く見えてきました。
色付き白斑が中央です。白斑の中に模様が見えてきそうです。
大赤斑が見えてくる前で北赤道縞が北側に波打つように盛り上がって活動が活発な領域です。

Jup_202209041520_3
9月5日00時19~21分  D=180mm、F=2700mm、2.5×パワーメイト、ADC、Neptune-C II 、SharpCap 4.0、15ms、Gain=370、4000フレームを60%スタック×4、RegiStax 6でWavelet処理

相変わらず雲の邪魔が入ります。下層に加え上層にも日本海側から流れ込んで来ていっそう木星が暗くなりました。
大赤斑とそれを挟んでイオとその影が見えています。木星面上のイオはやや黄ばんだ色に見えます。昨日のエウロパは白でした。エウロパの影と比べてイオの影は一回り大きいです。
大赤斑から右に伸びる縞は太さも濃さも安定して見えます。南側の白い領域も右端の色付き白斑のあたりまで広がりました。
このあたりの北赤道縞の幅が一番広い所です。

これからというところでしたがべったりと曇ってしまったので終了。

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